蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

永坂更科 布屋太兵衛(千代田区丸の内)の「御前そば」「かしわ南ばん」

2009年01月11日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年1月某日 調査・登録】
 こちらの店「永坂更科 布屋太兵衛」の総本店は麻布にあり、寛政元(1789)年創業という我が国屈指の歴史を誇る老舗蕎麦屋です。「永坂更科」の名は、地名「麻布永坂」の「永坂」と、初代店主の故郷「更科郡」の「更」と、その領主であった「保科家」の「科」に由来しています。


 こちらの店の看板メニューは何と言っても、「御前そば」です。蕎麦の実の芯の部分のみを贅沢に使って打った色白のそばで上品且つ華麗です。江戸時代、大名に好まれ、大奥の御用にもなっていたことから、「御前そば」と呼ばれるようになったとのことです。
 汁は、じっくりと熟成された秘伝の返しと、厳選された厚削りの鰹節でとられた出汁を配合して作られています。「あま汁」と「から汁」の2種類が供され、お好みでいただくことができます。2種をブレンドしていただくことも可能です。「あま汁」は、かなり甘く感じました。
 なお、絞り器で絞り出され?美しく波打っている「山葵」はとても珍しいと思います。



 「かしわ南ばん」は鶏肉が絶品です。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★永坂更科 布屋太兵衛 東京大丸店
  所在:東京都千代田区丸の内1-9-1大丸東京店12階
  電話:03(6895)2881
  品代:御前そば861円、かしわ南ばん1,260円


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