蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

カフェ クレープリー ル ブルターニュ(新宿区神楽坂)の「蕎麦粉のクレープ<ガレット>」

2009年01月12日 | その他
【平成21年1月某日 調査・登録】
 「蕎麦」は我が国固有の食物ではなく、実は世界中で食されているポピュラーな食物です。
 フランスのブルターニュ地方では、歴史上、市民を飢饉から何度も救ったという蕎麦粉のクレープ<ガレット>がとてもポピュラーに食されています。
 我が国ではクレープというと甘味のデザートを連想しますが、ブルターニュでは蕎麦粉を使った<ガレット>を指します。
 こちらの店「カフェ クレープリー ル ブルターニュ」は、こうしたブルターニュ地方が誇る料理の専門店として、平成8(1996)年9月に神楽坂にオープンしました。
 いつも行列が絶えない人気店であるため、これまで何度となく、入店を諦めていましたが、本日は気合を入れ、開店時間を狙って訪問し、見事に入店をゲットしました


 早速、蕎麦粉のクレープ<ガレット>をいただきます。
 「コンプレット エピナール」は、目玉焼風タマゴ・ハム・スイスのグリエールチーズ・ほうれん草が包まれています。こんがりと焦げた香ばしい蕎麦粉の皮に包まれたハムやチーズ、ほうれん草が蕩けるように美味です。



 こんなに美味しい<ガレット>にはお酒です
 フランスのお酒といえば、何と言っても「ワイン」を思い浮かべますが、ブルターニュ地方では最高品質のリンゴから作られている低発泡のお酒「シードル」が有名です。
 今日いただいたのは、「キールビグデン」で、「シードル」にストロベリーリキュールが入ったものです。仄かにイチゴの香りがします。


 そして、二つ目の<ガレット>は、「コンプレット オ ジャンボン クリュ」です。かきまぜタマゴ・パルマ産生ハム・スイスのグリエールチーズが包まれています。パルマ産生ハムは秀逸の出来で、蕎麦粉の皮との相性も抜群です。



 最後にデザートです。小麦粉を使ったいわゆる「クレープ」もありましたが、敢えて「蕎麦遺産」の取材ということで、蕎麦粉の<ガレット>である「リューバームジャムのガレット ヴァニラアイスクリーム添え」をチョイスしました。こちらのジャムとアイスクリームは口直しに最適です。



 コーヒーは「エスプレッソとフィーヌ ド ブルターニュ」です。リンゴのブランデーが付いてきますので、エスプレッソに入れていただくも良し、セパレートでいただくも良しです。昼から少しイイ気分で、「ごちそうさま」と店をあとにしましたが、案の定、店頭には行列ができていました。


★カフェ クレープリー ル ブルターニュ
  所在:東京都新宿区神楽坂4-2
  電話:03(3235)3001
  品代:コンプレット エピナール1,150円、コンプレット オ ジャンボン クリュ1,250円、キールビグデン650円、リューバーム
     ジャムのガレット ヴァニラアイスクリーム添え950円、エスプレッソとフィーヌ ド ブルターニュ750円


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2 コメント

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Unknown (鶴)
2009-01-12 15:50:17
蕎麦粉のクレープとはとても珍しいですね!私は食べたこともありませんし、今までこの食べ物自体を知りませんでした。
記事を読んでみますと、蕎麦粉のクレープは様々な食材と合うという事が伝わってきました私は蕎麦粉の素晴らしさを実感する事が出来ました!
是非、このお店に足を運んでみたいと思います!
鶴さん コメントを有り難うございました (蕎麦遺産)
2009-01-12 20:51:50
 蕎麦はいろいろな料理に使われているのですね~。とても奥行きが深く、研究材料として不足はないと思いました。
 こちらの「ガレット」はとても美味しかったですよ。一度、お召し上がりください。

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