Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

「青木」 銀座

2006-08-20 | 和食・鮨
【ばらちらし】

【先付け】                            

銀座で鮨。
などと言うと贅沢に聞こえるだろうが、ランチならば手ごろな値段で食べられる。
豪勢な気分を味わおう!ということで、
鮨好きの友人5人が集まり、銀座で鮨ランチ。
『青木』は、鮨特集のムックから選んだ店である。

まず店に入っての感想は、綺麗!清潔!(当たり前のことなんだけど)
そして、思っていたよりも広かった。
15席ある長いカウンターが、印象的。

昼のメニューは、吹き寄せちらし・ばらちらし・握り、ともに3、150円。
私はばらちらしを食べた。
先付けは、アナゴの肝のニコゴリ。
薄味で上品な味わい。
それを食べながらカウンター越しに大将の手際を見ると、とても美しい。
ばらちらしは江戸前の煮アナゴやエビ、煮蛸などを乗せた物だから、包丁さばきは蛸の切り分けくらいしか見られなかった。
しかし友人が頼んだものは握り。
それを作る様は、見ていて惚れ惚れするほどの手際だった。
無駄の無い動きから来る美しさ。

さて、ばらちらし。
まずは一番上に鎮座する煮蛸からパクリ。 
柔らかい。
それも重曹などを入れて煮た柔らかさではない。
田夫、魚の白身を合わせて作ったふわふわの卵焼きや、飯に混ぜ込まれたアナゴ、かんぴょうなどは、やや甘めの味付け。
しかし飯は硬く鮨酢はさっぱり目であったため、具の甘さはそんなには気にならない。
同じく、混ぜられていた小さく切ったコハダや酢蓮が、時折お口の中で、「ん?当たり?」といった具合に現れるのも、楽しかった。

「好きなものは一番最後」な私だけれど、今日は途中で海老を食べる。
だってものすごくいい海老だったから!
丸のまま炊かれた海老は、しっとりと、その身の旨さを湛えていた。

そして最後に食べた取って置きは「煮蛤」
柔らかいくせに味が抜けていない。
変な言い方だが、「いつまでも噛んでいたい」と思ったくらい。

量は、ちょっぴり多めで、お腹が一杯。
とても満足。


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