Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

銀座 「LADUREE」

2008-08-30 | お菓子・パン・お土産
銀座に行ったついでに、「LADUREE」に行きたくて、

「土曜日に行くなんて、きっと1時間待ちだよ」と言う友人の声を振り切り、
三越へ。


サロンかお買い物かを聞かれ、買い物だと答えると、行列の最後尾へと案内される。


友人の忠告通り、1時間待ちだと告げられた。
あぁ、遠い・・・。


しかし実際に待ったのは40分ほど。

売り場に案内されると、マカロンのコーナーに人が群がっている。
しかし客一人に担当一人が必ずつくので、買い物に混乱はない。

マカロンコーナーに対してケーキの売り場はガラガラ。

繊細で美しいケーキが揃っていた。
700円~800円ほどだったが、次に来たときは、こちらを買おうと思った。


雨の中、エメラルドグリーンの袋を抱えてバスに乗り込む。

そっと中身を確認したりして。

憂鬱な雨も、お土産があると気にならない。
この箱は、自宅用の箱。
美しい化粧箱もあるが、自分チョイスで詰める自宅用の箱だと、
マカロンは一つ230円。
そんなに高くないでしょ?

マカロンは14種類。その中から、8個選んだ。

塩キャラメル、ピスタチオ、オレンジ花、ベリー、チョコレート・・・
クリームが柔らかく、どれも美味しかった。



もう一つの自分お土産は、

鳩居堂で買った御懐紙

こういうもので、秋を感じる。




銀座 「l'odorante」 ロドラント

2008-08-29 | フレンチ・洋食屋
何年か前に友人が、自分の取っておきのレストランに連れて行ってくれた。
フレンチでもイタリアンでも和食の店でも、美味しいところの話をすると、
「行ったことがある」
と答えることの多い彼女のお気に入りとは、どんな所だろうと、
期待も大きく伺ったのが、新富町のレストラン、ラ・ブリーズ・ド・ヴァレ。

その後、何度か他の友人を誘っても伺ったが、期待を裏切られるようなお料理には一度も出会わなかった。

しかしある時、「何かが違う」。
あれ?と思って聞くと、シェフが変わっていた。
あぁ、もうあのシェフの料理は食べられないのかと残念に思った。
その後、その店に行くことは、もう無くなった。

その今帰仁(なきじん)シェフが、オーナーシェフとなって銀座に帰ってきた。
これは行かないわけにはいかない!

銀座「l'odorante

看板が見えにくく、通りからは少しわかりにくい。

地下に続く階段を下る。


昔のオストラルをほうふつさせるような、こじんまりと、落ち着いた雰囲気。

シックな内装も、いい感じ。

Amuse

テリーヌのコロッケ、マスタードのソース。
外はサクサク、中身は濃厚、なのに口に入れるとサッと無くなる。
後からマスタードの香りが追いかける。
切った写真を撮らなかったことを、ちょっと後悔。

Hors-d'oeuvre

ミルフィーユのように重なった野菜の旨さが個々に主張することなく、一つの味になっていることに、感激。
トマトとオリーブオイルの香りが、まるで上品なラタトゥイユを食べているかのように広がる。
付け合せの野菜も美味しくて、びっくり。とくに、トマトの糖度が高かった。

ちょこっと添えられていたソース(アンチョビ?)と共に食べると、また味わいが変わる。


Plat principalは、魚を選んだ。

皮目がパリッと焼かれているのに、中はふんわりとしていて、しっとり。
ソースがたっぷりなのも嬉しかったが、この皿でもまた、野菜が美味しく、
アサリのだしが利いたソースとの相性も、良かった。

こちらは、友人が選んだヤンバルポーク


Dessertは、特製のパリブレスト。

「まぁ、キレイ!シュー生地の中は、かぼちゃね」
なんて言いながらデザートスプーンをサクッ入れると、何かに当たった。
「あれ?」

中に入っていたのは、チョコレートでコーティングされたメレンゲ。

これは、素晴らしく美味しかった。


今回のコースは特別メニュー。
しかし、周りを見回してみても、メニューを見せていだだいても、
通常のメニューも、美味しそうだった。
このシェフを教えてくれた友人を連れて、また来ようと強く思った。

私たちは紅茶かエスプレッソかを選べたが、
通常メニューは、エスプレッソかフレッシュハーブティを選ぶことができる。



蓮沼 「福竹」 お好み焼き

2008-08-25 | 飲食・その他
「お店のおばちゃんが強烈。だけど物凄く美味しいお好み焼き屋があるんだけど、行かない?」

と、友人から誘われ、

“おばちゃんが強烈” って、なに? 

という疑問が浮かんだ。

しかし “物凄く美味しい” という言葉に引かれ、ソース好きの血が騒ぎ、
お誘いに乗ることに。


蓮沼「福竹





こちらのルールは、全てお任せ。
手出しは禁止である。

まずはお勧め、福竹天


コールスローのように刻まれたキャベツ、粉は少なめ。

その傍らで、砂肝と

はんぺんのバター焼き

はんぺんはもっときつね色に、ふっくらとするまで時間をかけて焼く。
そして、つけて食べるのは青のりマヨ


砂肝も、こんがり。おいしそう~!


そうこうしているうちに、福竹天も、いい感じに。

青のりと鰹節かけて、



こちらも美味しそう。

お次はチーズ天と、


激カレー天


これらの焼き上がりを待ちながら、
ウインナー&ピーマン



トントロ


青しそを蒔いて食べた。

激カレー天、ふっくら

チーズ天も、トロ~リ


カレー天は、半分はそのまま食べ、半分は青のりに

マヨネーズ


締めの前に、ホタテ

ジュワ~っとジューシーに焼けてきたら、

王道の醤油バター

こちらもシソを巻いて、いただく。


そして〆は豚焼きソバと、

海老うどん


焼きソバは、これでもかというくらい、

まだかとしびれが切れるほど、

焼く。目安は、もやしの青臭さが飛ぶまで。
それまで何度も、もやしの味見をさせられた。

しかし、

確かに美味しく、待つかいはある。


焼きうどんも、

しっかりと焼く。

海老がプリプリで美味しそう!

塩・胡椒で味付けをして、醤油はホンのちょろりで薄味。
仕上げは青のり。


ソバを〆にと思っていたが、お好み焼き屋に来たのだからやっぱり粉物で閉めようと、イカ天を追加。

ほれぼれするほどふっくらとした、側面。


満足。

飲み物もほどほどに、ウーロン茶や梅酒などを数杯飲み、4人で¥12,560。

安い!


名物のそのおばちゃん、どのように強烈かというと・・・

とにかくマシンガントーク。

ずっと、おばちゃんの独壇場。まるで舞台女優のようだ。

しかしそれをぼ~っと聞いていると、

「はい、ここで質問、これからどうする?」

と、ピーマンの焼き方を尋ねられたりしちゃう。
すぐに答えられないと、「ブッブ~」とダメ出し。

挙げ句の果てに、

「あんた、典型的なO型」

『え?Aですけど』

「母か父のどっちかが、O!」

『いえ、父も母もAですが』

「母方の親戚にOがいる!」

・・・そんなムチャな・・・。



下町育ちの私の周りには、子供の頃からこんなおばちゃんたちが沢山いた。
なので、全然へいき。
だって、悪気はないんだもん。いつでも本気で真剣。
でも、駄目な人は駄目だろう。
ケンカになってしまう人も、いるかもしれない。
私たちはおばちゃんから、「あぁ、楽しい」のお言葉を貰い、私たちも楽しんだ。

今までも多数のメディアに登場している「福竹」だが、
来月の『dancyu』にも掲載されるそうだ。

気になる方は、要チェック。




「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」

2008-08-22 | Art
一番好きな画家は?と聞かれたら、誰の名前を挙げよう。

ピカソ、ゴッホ、ルノアール、
セザンヌ、マネ、モネ、レンブラント…

ピカソの青の時代が好き。ゴッホの描く夜が好き。マネの描く女性の顔が好き。
モネの睡蓮に360度囲まれてみたい。
床から天井までレンブラントの飾られた部屋で一日を過ごしたい…

そんなことを言っていたらキリがない。
容易には決められない。

それでもどうしても一番を決めろと言うならば、

フェルメール、と答える。

理由は、
手の届かない物ほど欲しくなる、
そんな気持ちに少し似ている。

フェルメール全点踏破の旅など、届かぬ夢だ。

ならばほんの少しでも、届く所に出かけて行こう。

上野、東京都美術館 「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」



日本初公開作品5点を含む7点が来ている。
個人蔵のものは、この機会を逃せば二度とお目にかかれないかもしれない。

金曜の夜は8時閉館。
夕方は、平日の朝や昼間などとは比べ物にならないくらい、ガラガラだった。
順路を引き返してはいけないという規制もなく、
柵も近くてびっくり。
手を伸ばせば届きそうな距離に、
画集でしか見たことのない絵画がある。


特別出展の「手紙を書く婦人と召使い」

好きな構図だ。光の捉え方も、まさに私の好きなフェルメール。

他の作品からも、彼の特徴でもある遠近法、
布、ドレスのシワ、ドレープなどの美しさを感じることが出来た。

しかし私は、フェルメールの飾られた部屋の一番始め、入り口近くに架けられていたキリストの絵に、
心を惹かれた。

他の作品から比べれば、技術的には、なんとも拙い。
それでもその絵の前から動くことが出来ず、
絵の中のマリアになりたいとさえ思った。
(まぁ、なんて恐れ多いこと!)
彼女のキリストを見つめる眼差しに、憧れる。

もう一度、会いたい。

金曜日なら、あと2,3回は行けるかも。

ペアのナイトチケットがお得でお勧め。


今回は多数のフェルメールを見ることが出来て幸せだった。
しかしやっぱり、先日、国立新美術館に来た「牛乳を注ぐ女」は、素晴らしかった。

一点のみ、しかも小品だったにもかかわらず、満足感は高かった。

だからといって、今回の絵画展が悪いというわけではない。
しかし、都美館の展示の悪さには、毎回がっかり・・・。

神楽坂 「Ristorante STEFANO 」 リストランテ ステファノ

2008-08-16 | イタリアン
神楽坂「RISTORANTE STEFANO」で、土曜のランチ。

3,150円のランチにしようか4,200円のシェフのお勧めにしようかと迷ったが、
メニューを見て食べたいものがあったシェフのお勧めを食べることにした。
ランチはプリフィクス。
お勧めのメニューもそうだと思い、また悩んでいたら、書かれているもの全てが出ると言う。
驚き、食べられるかなと少し不安にもなったが、食べたい気持ちが勝ってチャレンジ。

Antipasto

ソースは甘いバルサミコ。

Primipiatti

牛肉のタリアッタは、ツナのソースで少し重め。
手前の魚のマリネは、強い酸味に干しぶどうの甘みが加わった、さっぱりとした料理。
この組み合わせはいい。

paneは三種類。

胡桃の入った黒いパンと白いパンは、外はカリカリ中はふんわり。
カリッとしたおつまみのような小さなパンも美味しくて、食べすぎに注意。

pasta


レモンの酸味と風味の利いた魚介のリゾットと

自家製ショートパスタのラグー


リゾットは、日本人好みの仕上がりで、芯は無い。私は好きだけど、好みは分かれるかも。
ラグーはパスタがモチモチ。
お肉たっぷりチーズもたっぷりのガッツリした料理だったが、酸味のあるリゾットとの組み合わせで、これもするすると口に入った。

Secondipiattiも、二つ。

まず一つ目のお魚は、サーモン。

サーモンの下のホタテが熱々で、嬉しい。
料理が熱々って、当たり前のことなんだけど、それが出来ないレストランも多い。
忙しいランチタイムであってもイライラするほど客を待たせず、出来立ての皿をサービスする。
そんな基本に、久々に出会えた気がした。

二品目のレバー

臭みは無く、レバーの旨みと玉ねぎの甘みが、ソースにうまく出ている。
ポレンタを崩して一緒に食べても美味しかったが、ポレンタ二枚は多すぎる。
食べ切れずに一枚は残してしまったが、もしもこの付け合せが野菜だったら、
食べきれたかもしれない。

Dolci盛り合わせ


このあたりでお腹はいっぱい。
盛り合わせなんて食べられるかしらと思っていたが、
重たいケーキはひとつも無かった。
しっかりとしたお料理をいただいた後に食べるドルチェ。
どっしりとした粉物のケーキやタルトだったら、きっと食べられなかっただろう。
食べている者のことをきちんと考えている、そんなことを感じさせてくれるドルチェだった。



麻布十番 「La rune」 ラ・リューン

2008-08-15 | フレンチ・洋食屋
「絶対に、マリさんの好みのレストランだと思う」と言う友人に誘われて、
麻布十番「La Lune」で、晩御飯。

夏らしいテーブル。


自家製のおいしいパンと共に出された

リエットとオリーブ。


前菜は、私はホタテの炭火焼き、ズッキーニと柚子のソルベ添え

あっさりしたホタテとまったりとしたズッキーニのソルベ、それに柚子の酸味がきいている。
それにしても、野菜がおいしい!
トマトは味が濃く、きゅうりは少し苦味を感じるくらいの力強さがある。
友人の言った意味が、分かってきた。

友人は、鮎のポワレ。緑のガスパチョ風ソース

こちらは魚のメインだと言われて出されても、納得してしまいそうなボリウム。

コースの他にひとつ、サービスで付けてくださった、トウモロコシの冷製スープ。

これが「本当にコーンだけなの?」と聞いてしまったくらい、甘い。
しかし、いやな甘さではなく、
メインの前の小休止には、ぴったり。

メインは本当に悩んだ。

友人は、
ランド産小鳩のロースト。レバー入りソースで和えたインカ(じゃがいも)添え


それなら私は、お魚で。

ん?野菜で魚が見えないよ。
ここでも野菜がたっぷり。

肉よりも魚のほうが好き。だからあちこちで、魚ばかり食べてしまう。
しかし、こんなに野菜をつけてくれるところは珍しい。
モロヘイヤのソースが珍しく、魚との相性もよかった。

デセールは、
桃のコンポート。ジュレとグラニテ添え

桃は柔らか過ぎず、しっかりとした食感も残っているコンポート。

下に隠れているヨーグルトのソルベの酸味が、桃の甘さを深める。

友人は、完熟マスクメロンのスープ仕立て。白玉とヨーグルトソルベ

これも美味しかった。

この後、Petits foursと

飲み物が付いて4,725円。

友人の言ったとおり、私好みのお料理だった。


店を出て、六本木まで歩いた。
そのうちに冷たいものが食べたくなり、検索。
ジュラテリアピッコ

コーンではなく、カップを選んだ。
友人は、ダブルとトリプルのチケットを買って、盛り沢山。

最後は混ざって何を食べているのか分からなくなったと言って、
この後に更にシングルを買って食べていた。
そして家に帰ったらパスタを100gほど食べると言った。
凄いなぁ。
私が残したパンまで食べてくれたのに。


その友人が、
「伊勢丹に行ったので、ぜひ食べてもらいたくて買ってきた」と、
プレゼントしてくれたオリーブオイル。

友人の、お気に入りのオイルだそうだ。
「ちょっと癖がある」と言っていたが、癖の強いオイルは、大好き。
嬉しい!美味しいパンを買いに行こう!







神保町 「新世界菜館」

2008-08-14 | 中華・韓国料理
神保町「新世界菜館」で、冷やし中華。

冷麺は普通の冷やし中華と、ハーブ冷やし、冷たい麺に温かい肉味噌のかかった麺の、三種類。

肉味噌にも惹かれたけれど、今日はハーブ冷やし麺。


普通の冷やし中華とどこが違うのかといったら、肉類が入っていないところだろうか。
レタスは入っていたが、ハーブの香りはしなかった。
タレのベースは酢醤油。
所々に胡麻ダレがかかっていて、食べ方によっては味の変化が楽しめる。

海老は大きくて、プリプリ。

素茹でしただけの海老ではなく、
下処理のきちんとしてある、美味しい海老だった。

麺の量は、一般的な一玉の1.5倍はあり、私は食べ切れなかった。
具もたっぷり乗っていて、1,200円。


神保町 「コッコドリッロ」

2008-08-13 | イタリアン
神保町「コッコドリッロ」で、パスタランチ。

950円から1150円のパスタと、1200円の週変わりパスタ1種を加えて10種類ある。

私が選んだのは、1150円のペスカトーレ。


魚介がたっぷり。

これに、パンと

サラダが付く。

パンは米粉を使っているのかな?と思うような、軽い食感のフォカッチャ。
サラダはトマトとレタスのみ。

ビジネス街ということもあり、ランチはリストランテというよりもトラットリアの雰囲気だった。

浅草 Restaurant 「Hommage」 オマージュ

2008-08-10 | フレンチ・洋食屋
浅草「Hommage」オマージュでランチ。


前菜の前に、焼きたてのポンテケージョ


パリッとサクサク。
飲める人なら、これでビールをグイッとやりたいところだろう。

この後に、丸いパンが二つ出されたのだが、それも美味しかった。

パンとともに出された、リエットとオリーブオイル


リエットは、あっさりと軽いお味。
オリーブオイルは、とても美味しいオイルだったが、フランス料理店で、なぜオリーブオイル?
バター高騰の影響なのだろうか。

Amuse-bouche


ナスを使っているとは、想像できない。

Hors-d'oeuvreはパロマ産の生ハムとラタトゥイユ

細かく刻んだ野菜が繊細。
生ハムの下には、

温泉卵が隠れていて、混ぜて食べると、とても美味しい。

ガスパチョ


浮かんでいるのは、アボカドのソルベ。
スープは酸味が強い。
しかしアボカドのソルベがほんのりと甘く、一緒に食べるとバランスの良いお味に。

Plat principalはお魚を選んで、スズキのポアレ

表面はパリッ、中はしっとりふんわり。
付け合せもたっぷりで、どれも美味しい。

Petits foursは抹茶の小さなマドレーヌと、生ショコラ

マドレーヌは焼き立てで、温かかった。

Dessertsは、アーモンドのババロアと、木苺のグラス


ババロアは、かなり濃厚。
しかし、木苺の酸味で、さっぱりといただける。
美味しかった。


この後、飲み物がついて3300円。かなりお値打ち。
近所にあったら、絶対に通う。
しかし、浅草だからこのお値段でやっていけるのかもしれない。


高輪 チャイニーズレストラン 「直城」

2008-08-09 | 中華・韓国料理
高輪 チャイニーズレストラン 「直城
シェフは上野毛「吉華」出身、第三世代の中華料理人として、評判の方だ。
口コミの評判は、かなり良い。
しかしこんな噂もあり、少々不安を持ちながら、お店へ。




住宅街のど真ん中、マンションの一階と、とても分かり難い場所にある。

お料理の写真は撮らないでくださいと言われたので、写真はない。

メニューは5250円の一種類のみ。
この日にメニューは

・前菜
・おこげのあんかけ
・アナゴの天ぷら甘酢ソース
・海老とアボカドのスパイス炒め
・ゴーヤと豚肉の炒め物
・麻婆豆腐か棒々鶏の冷麺
・デザート

前菜は良かった。ピータンにかかっているソースも美味しい。
しかしここから、ずいぶんと待たされた。
後から来た客と足並みをそろえるために待たせているのかと思うほど、
待たされた。

そしてやっと、あんかけが来るが、
「これからオコゲが来ますので、食べずに待っていてください」と言われる。
まさに「お預け!」
で、また更に待たされる。
とろみのついたアンさえ冷めてしまうのではないかと思うほど、待たされた。
ようやく来たオコゲは熱々で、ジュッと豪快な音を立ててアンを吸い込む。
それはとても美味しかったけれど、中に入っていた豚肉が、私の苦手なタイプに豚肉。
これだけは、残してしまった。

次のアナゴは、「これって四川なのかな?」と思うような料理。

更に待ってやってきたのが、海老とアボカドのスパイス炒め。
クミンやターメリックを使った炒め物で、カレーのようなお味。
アボカドが溶けて、それが重く感じる。色も悪い。
メインの海老も、良くない。
普通のエビチリが食べたかったと思ったが、週に何度も通う常連さんなどのことも考えると、少し変わった料理も必要なのだろうな、とも思った。

この後また、ものすごく待って、
出てきたのがゴーヤと豚肉の炒め物。
ゴーヤがクタクタ。炒め過ぎ。しかも苦味も多く残っている。
豚肉は、あんかけに入っていたものと同じものだ。
これはほとんど全部残した。

最後に、友人は麻婆豆腐、私は棒々鶏の冷麺を頼んだ。
これもかなり待つ。
棒々鶏のソースは、かなり甘かった。
友人の頼んだも麻婆豆腐も味見をさせてもらった。
痺れるような、四川の辛味は少ない。
味に、深みもなかった。

デザートは三種あったが、杏仁豆腐を選んだ。
濃い。かなり固めの杏仁豆腐。
こういうのが好きな人もいるんだろうなぁ・・・。



全体的な印象は、「これって四川なの?」というものだったが、
店は混んでいた。
やっぱり、リーズナブルな中華なのだろうか。
私にはよく分からない。