ヒューマン
なぜ人間になれたのか
シルクロード
人間は心を持っために生まれてきた
人間とは心の生き物だ 生き残りを支えた心 分かち合う心
アイシタイン「人間性について絶望してはいけません。なぜなら、わたしちは人間なのですから」
おばあちゃん仮説 生殖能力を失ったおばあちゃんが子育てを手伝うことで子孫の繁栄に寄与する役割を担っているという理論
人間は多産2年間隔
ゴリラ4年、オランウーター8年、チンパンジー5年なぜか
進化の過程で人間は2足歩行になり、道具を手でもつことができるようになった。
しかしその代償に産道を狭くしてしまつた。
そこでおばあちゃん仮説と離乳食がでてくる。
人間は多産2年間隔が可能になった。人間とは何か
人間を人間たらしめているものとは一体…。現在、地球上に70億人いる人類。
民族、宗教、イデオロギーは様々ですが、誰もが共通して持つ“人間らしさ”があります。
それは20万年という進化の過程で祖先から受け継いできた、いわば“遺伝子”のようなものです。
絶滅すら招きかねない環境変動、立ちはだかる強敵、集団間の対立などを乗り越えていく過程で“遺伝子”は生まれ、受け継がれていきました。
そして、それは今も私たちの行動を左右しています。
私たちはどのように生きるのか。私たちの底力とは何なのか。
考古学・人類学・動物学・脳科学・心理学などの最新成果をもとに、すべての人類に受け継がれている“人間らしさ”の秘密に迫ります。
旅はアフリカからはじまった
人間とは何か。人間を人間たらしめていているものは何か。
私たちの誰もが内に秘めている“人間らしさ”の起源を20万年という人類史のなかに探るシリーズ。
全人類のふるさとアフリカが舞台。アフリカでは今、人類史を塗り替える発見が相次いでいる。
その最たるものが南アフリカで見つかった人類最古の装身具。
貝殻で作られた首飾りで「仲間」であること示す身分証のようなものだったと考えられている。
祖先たちが暮らしていたアフリカの草原は常に危機と隣り合わせだった。
肉食獣の脅威、食糧不足・・・。そうした過酷な環境で生き抜くには互いに協力しあい、「絆」を確認しあうことが不可欠だったのだ。
しかし自然は容赦なく祖先たちを追い詰めた。7万4千年前に起きた火山の大噴火。食料が激減し、人類は絶滅の淵に追いやられる。
ところが最新の考古学調査では意外な実態が分かってきた。
小さな血縁集団で生きていたはずの祖先たちが、大噴火を境に遠く離れた集団と資源を交換し合うようになったのだ。
未曽有の危機を前に赤の他人とも協力し合う。
現代にも通じる人間らしさがこの時から発揮されたのだ。
「ともに生きる」という人間集団の基本が確立した過程をたどっていく。
グレートジャーニーの果てに
6万年前にアフリカを離れ世界へ広がり始めた人類。
グレートジャーニーと呼ばれるその旅は、大きな苦難の連続だった。
世界は凍てつく氷期の真っただ中。
熱帯生まれの我々ホモ・サピエンスにはあまりに過酷な環境だった。
しかも行き着いた先にはすでに別の人類がいた。
そのひとつがヨーロッパなど北方で進化したネアンデルタール人だ。
屈強な体を持ち、狩りの名手だったこのライバルと祖先たちは生存競争を強いられる。
身体的に圧倒的な不利な状況を優位に導いたのが、投擲具という人類最古の飛び道具だ。
離れた位置から獲物を倒す技術が狩猟方法を革新し、ネアンデルタール人を駆逐していく。
その力は人類の集団のあり方にも影響を与えた。
罪を犯した者を罰する道具として使うことで、規律を強化し、そのサイズを数千人の規模にまで拡大させたのだ。
集団の拡大は、道具を生み出す能力を飛躍的に向上させる原因となっていく。
しかし一方、飛び道具の登場は果てしのない暴力の連鎖も引き起こした。
その根幹にあるのは皮肉にも、人類に本能として備わっている「仲間を大切に思う心」にあったのだ。
投擲具という道具を軸に、規律心の進化と攻撃性の制御という現代にまで続く宿命に迫る。
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