ジジイの独り言

還暦を過ぎた爺さんが独り言を書き連ねています。

宅配ドライバー悲喜こもごも 駄菓子屋のおばあさんに助けられる

2018-11-15 17:53:28 | 日記
配達していると配達先を探しあぐねるときがある。先日も荷物の住所ラベルから戸建を想定して周辺の住居表示を頼りに探したものの、何かピンとこない。周辺の事情から多分ここだろうと目星をつけたものの、それは、昔は何かの商売をしていたとおぼしきガラスの引き戸の元商家。ガラスには判読不明だが、金文字でなにか商い関係の表示(店名)が残っていた。意を決して扉を引き、声をかけるが返答なし。しばらく逡巡して、不在を打つかどうか迷っていたら、道路を挟んだ真向かいの駄菓子屋からおばあさんがでてきて、「●●さんなら、そのすだれの方の戸を開けて、中に入って声をかけるといいよ」とアドバイしてくれた。そのアドバイスに従って、声をかけたら、奥から、これまたおばあさんがでてきて、無事そのおばあさんの家族宛の荷物を配達することができた。帰りに駄菓子屋の戸を開けて、「ありがとうございました」と声をかけ、次の配達にむかった。配達した場所は下町の雰囲気の残る町だったような気がする。地域によってはまだまだこのような人情が残ってるんだと、改めて認識した。他にも似たような経験があるが、お節介な年寄りのお世話になることが多々ある配達だなとつくづく思う。人によってはお節介を嫌う人もいるが、本来は人間社会で必要な潤滑剤のような気がする。とにもかくにも暖かい人の情に感謝。でも、あの駄菓子屋にいま時子どもたちは行くのかなぁ。

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