ジジイの独り言

還暦を過ぎた爺さんが独り言を書き連ねています。

ドライバーは見た! アマゾンは物流で何を狙うのか?

2018-09-13 00:25:50 | 日記
9月4日から、アマゾンによる新しい宅配の業務が始まりました。拠点(デポ)は大田区の流通センターで、配送エリアは川崎市川崎区。それと多分目黒区も入っているかと思います。

簡単に言うと、配送ルートをAI が生成して、ドライバーはそのルートに沿って配達していくというもので、配達の効率化を目指したものと言えます。すでに米国では実施されているようで、その日本版といったところでしょうか。
本来は8月に稼働している予定だったのが、何が原因か分かりませんが、9月4日が稼働開始日になりました。

自分はそこで委託ドライバーとして荷物を軽バンで配送しています。

始まってまだ1週間あまりですが、問題・課題が山積のようです。ドライバーとしての立場から言えば、従来の委託ドライバーによる配達方法が否定されているので、やり難いです。

通常、アマゾンの荷物を配達する業務の場合、デポを主発する前に地図で配達先を確認しながらルートを自分なりに作っていきますが、新しいシステムでは、AIが生成したルートにしたがって配送しなければならないため、合理的でないことも多々あります。有り体に言えば、無駄が多いと言うことです。現在はとにかくAIに学習させるのが重要で、無駄でも決められたルートで走ることを求められ、そのため配達にかかる時間が多くなります。

AIの学習は永遠に続くでしょうが、ドライバーにとって使いやすいシステムになるのに、どれだけの時間がかかるのか見当もつきません。

宅配便の配達では、これまでだと荷物をたくさん配達できるスーパードライバーがいましたが、アマゾンの新しいシステムではこれを否定しています。だれでも一定の水準で簡単に配達できる仕組みを考えているようです。

最終的にアマゾンが狙う物流の世界はどんなものなんでしょうね。

現場の様子を適宜レポートしていきますね。