天津日本人会との交流戦があった。また、北京で一緒にテニスをしてきたトカとの最後の試合である。絶対変な試合はできないと試合前、正確には前日から感じていた。トカと組んだ試合が始まった。トカが緊張しているのがよくわかる。あっと言う間に 1-4までいってしまう。<逃げずに思いっきりいこう>と声をかける。レシーブをするとき、サーブを打つとき、不思議と<これが最後の一球>と自然に感じた。なぜか、涙が浮かんでくる。別にトカが日本に行くのが寂しいわけでもない。でも、<これが最後の一球>。汗を拭くふりして涙を拭く。こんな気持ちは初めてである。トリップしてしまったのか?試合は4-6で、負けてしまったがどうでもいい。負けて、ベンチに座ってトカと目を合わすとトカの目も潤んでる。不思議だね。これがPFCチーム愛?判らない。
やっと気持ちも落ち着いて、考えていると、<この一球は絶対無二の一球なり>という松岡修造の好きな言葉が浮かんだ。これがそのことなんだ。修造は、ウインブルトンでこの言葉はずっと念じていたらしい。
自分も修造の域に達したのか。一皮むけたというか、自分のテニスが、想像もできなかったレベルまで行ってしまったような気がする。
トカ、ありがとう・・・!
トカ。
やっと気持ちも落ち着いて、考えていると、<この一球は絶対無二の一球なり>という松岡修造の好きな言葉が浮かんだ。これがそのことなんだ。修造は、ウインブルトンでこの言葉はずっと念じていたらしい。
自分も修造の域に達したのか。一皮むけたというか、自分のテニスが、想像もできなかったレベルまで行ってしまったような気がする。
トカ、ありがとう・・・!
トカ。