交通事故を起こしてしまった・・・。
周りの人にたくさん迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ございません。
13時半に約束があり、バイクで向かっていた。緩やかな左カーブを曲がると目的地だ。
ちょうど13時半になるところだ。
カーブに入ると前方に車が見えた。
「やばい!」
そう思った時には遅かった。急いでブレーキを掛けたと思う。
車は気付いていないのか反応が遅れたのか、そのままのスピードでどんどん姿が大きくなってくる。
衝撃と共に飛ばされた。
「またもやってしまった・・・!」
最初にその言葉が浮かんだ。そして倒れながらも車を目で追っていた。
車は止まらずに進んでいたからだ。3~4メートル先で停車した。逃げられなくて安堵したことをよく覚えている。
俺は身体の感覚を確かめた。右腕の肉が抉れている様子が見えた。
目をつぶり、再度身体の感覚を確かめた。大きな異常が無いように感じた。
運転手がゆっくりと近づいてきて、「大丈夫ですか?」と声を掛けてきた。
ずいぶんと落ち着いているな、そう感じた。
通常、「大丈夫ですか!?怪我ありませんか!?」ってなるよな。
声の主は50歳位のおばさんだった。
幸いにも、カーブの左側では造成工事をしており、1メートル程の高さのネットが張ってあった。
俺はネットに寄りかかる様に座りこんだ姿になっていた。バイクが足の下にあったが、ハンドルがネットに引っ掛かったおかげで下敷きにならずに済んだ。
俺は返事をしなかった。できなかった。
右腕を見ると血が流れており、運転手は「怪我しているから救急車を呼びます。」と言い電話を掛け始めた。
俺は約束があったので、早く相手に電話を掛け事情を説明したかった。
しかし左ポケットの携帯電話の液晶が割れており、電話を掛けられなかった。
俺はじっとしていた。下手に動くと身体にも、後の事情聴取にもよくないと判断したからだ。
運転手は電話を掛けているが、現場が把握できていないのか、慌てているのか場所を説明できていなかった。
そうこうしている間にも、右腕からは血がポタポタポタポタと流れ落ちてきていた。
腕の付け根を抑えつけても止まらない。
しびれを切らして「救急車まだですか?」と聞いてしまった。それくらい遅かった。
電話が終わったようなので、職場に電話させてほしいと頼んだ。気が重い。とても重い。
上席に交通事故を起こしてしまったことを伝えると、すぐに来てくれるとのこと。
血が止まらないので、タオルかハンカチが無いか聞いた。運転手は車の中をぐるりと見渡し、無いと答えた。
仕方が無いので、俺の右ポケットからハンカチを出すよう依頼した。
縛ってもらった。
間もなく救急車が来て、バイクを退かしてもらい、立たせてもらった。
右腕以外、大きな異常は無いと思ったが、左腰を打ったようで少し痛んだ。
救急車に乗せられ待機。上席が到着。
上席と一緒に病院へ。
骨に異常は無かったが、車の窓ガラスの破片が右腕に入っていたようだ。
局部麻酔をして2箇所計5針縫った。
左腰には擦り傷だけだ。消毒が思ったより沁みた・・・。
病院からの帰り道、バイクを拾いに現場に戻った。地面に血が溜まっており生々しかった。
バイクは前輪が歪んでいたためバイク屋に取りに来てもらうことにした。
その日は仕事を早めに切り上げ、警察署へ行った。
やっつけ感満載の事情聴取を受け帰宅。
面倒なのか、誘導尋問みたいだった。
翌日起きると首と肩が痛い!筋肉痛だ!
瞬時にすごい力が掛かったんだろうな。
夕方職場に運転手がやってきた。
改めて見ると40代のようだ。
俺自身、相手が100%悪いとは思ってないし、相手を責めるつもりもない。
相手からすれば、言いたいこともあるだろう。
相手だって割れた窓ガラスで怪我をする恐れもあっただろうし、精神的にも負担があるだろう。
現場は中央線が無いような道路だし、見通しも悪かった。
気付いて避け切れればよかったが、左側にスペースも無かった。
しかし下手に避けていたら、右足に怪我を負っていたかもしれない。
運が良かったと考えるべきだ。
月末の忙しいときに仕事ができないことと、事故報告等で上席に迷惑をかけることが気掛かりだ。
相手に怪我が無かったこと、俺の怪我も大したことが無かったことが何よりだと思う。
本当に気を付けなければ。
反省。
周りの人にたくさん迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ございません。
13時半に約束があり、バイクで向かっていた。緩やかな左カーブを曲がると目的地だ。
ちょうど13時半になるところだ。
カーブに入ると前方に車が見えた。
「やばい!」
そう思った時には遅かった。急いでブレーキを掛けたと思う。
車は気付いていないのか反応が遅れたのか、そのままのスピードでどんどん姿が大きくなってくる。
衝撃と共に飛ばされた。
「またもやってしまった・・・!」
最初にその言葉が浮かんだ。そして倒れながらも車を目で追っていた。
車は止まらずに進んでいたからだ。3~4メートル先で停車した。逃げられなくて安堵したことをよく覚えている。
俺は身体の感覚を確かめた。右腕の肉が抉れている様子が見えた。
目をつぶり、再度身体の感覚を確かめた。大きな異常が無いように感じた。
運転手がゆっくりと近づいてきて、「大丈夫ですか?」と声を掛けてきた。
ずいぶんと落ち着いているな、そう感じた。
通常、「大丈夫ですか!?怪我ありませんか!?」ってなるよな。
声の主は50歳位のおばさんだった。
幸いにも、カーブの左側では造成工事をしており、1メートル程の高さのネットが張ってあった。
俺はネットに寄りかかる様に座りこんだ姿になっていた。バイクが足の下にあったが、ハンドルがネットに引っ掛かったおかげで下敷きにならずに済んだ。
俺は返事をしなかった。できなかった。
右腕を見ると血が流れており、運転手は「怪我しているから救急車を呼びます。」と言い電話を掛け始めた。
俺は約束があったので、早く相手に電話を掛け事情を説明したかった。
しかし左ポケットの携帯電話の液晶が割れており、電話を掛けられなかった。
俺はじっとしていた。下手に動くと身体にも、後の事情聴取にもよくないと判断したからだ。
運転手は電話を掛けているが、現場が把握できていないのか、慌てているのか場所を説明できていなかった。
そうこうしている間にも、右腕からは血がポタポタポタポタと流れ落ちてきていた。
腕の付け根を抑えつけても止まらない。
しびれを切らして「救急車まだですか?」と聞いてしまった。それくらい遅かった。
電話が終わったようなので、職場に電話させてほしいと頼んだ。気が重い。とても重い。
上席に交通事故を起こしてしまったことを伝えると、すぐに来てくれるとのこと。
血が止まらないので、タオルかハンカチが無いか聞いた。運転手は車の中をぐるりと見渡し、無いと答えた。
仕方が無いので、俺の右ポケットからハンカチを出すよう依頼した。
縛ってもらった。
間もなく救急車が来て、バイクを退かしてもらい、立たせてもらった。
右腕以外、大きな異常は無いと思ったが、左腰を打ったようで少し痛んだ。
救急車に乗せられ待機。上席が到着。
上席と一緒に病院へ。
骨に異常は無かったが、車の窓ガラスの破片が右腕に入っていたようだ。
局部麻酔をして2箇所計5針縫った。
左腰には擦り傷だけだ。消毒が思ったより沁みた・・・。
病院からの帰り道、バイクを拾いに現場に戻った。地面に血が溜まっており生々しかった。
バイクは前輪が歪んでいたためバイク屋に取りに来てもらうことにした。
その日は仕事を早めに切り上げ、警察署へ行った。
やっつけ感満載の事情聴取を受け帰宅。
面倒なのか、誘導尋問みたいだった。
翌日起きると首と肩が痛い!筋肉痛だ!
瞬時にすごい力が掛かったんだろうな。
夕方職場に運転手がやってきた。
改めて見ると40代のようだ。
俺自身、相手が100%悪いとは思ってないし、相手を責めるつもりもない。
相手からすれば、言いたいこともあるだろう。
相手だって割れた窓ガラスで怪我をする恐れもあっただろうし、精神的にも負担があるだろう。
現場は中央線が無いような道路だし、見通しも悪かった。
気付いて避け切れればよかったが、左側にスペースも無かった。
しかし下手に避けていたら、右足に怪我を負っていたかもしれない。
運が良かったと考えるべきだ。
月末の忙しいときに仕事ができないことと、事故報告等で上席に迷惑をかけることが気掛かりだ。
相手に怪我が無かったこと、俺の怪我も大したことが無かったことが何よりだと思う。
本当に気を付けなければ。
反省。