カワールドin The City

街中の世界

サンデーヌーン ~向かう先は図書館だ~

2010-04-13 04:10:23 | Weblog
ある日曜日、コンビニに車を停めていると知らないおじさんがこっちに向かって歩いてきた。
たばこの火を貸してくれと言うのかと思ったら、インターはどこか、遠いのかと聞いてきた。
方面を指差し、車で20分はかかると答えた。
すると、そっちには行かないかと聞いてきたので、悪いけど逆方面だと答えた。
俺は試験間近だったので図書館に向かう途中だったのだ。
すると、参った、自分は千葉の銚子に行かなきゃならない、どうしようと言い、再度インター方面に行かないのか聞いてきた。
俺は再度逆方面だと答え、インターからどうやって銚子まで行くのか聞いた。
ヒッチハイクでもするしかないとたいして困ってないのに困ったような顔で言った。そして、この県の人間は閉鎖的だの何だのとまたまたたいして困ってないのに困ったような顔で言った。そしてどこかへ消えてしまった。
しばらくの間考えた。俺はどうしても図書館に行かなければならない訳でもないし、困っているなら助けた方がいいのかなと考えた。
でもおじさんの姿はもう無かった。


今になって思い出すと、乗せなくてよかたと思う。
どんな理由で銚子に行くのか分からないが、たいして急いでる様子でもなかったし、第一金もないのにどうすんだって話。たばこ吸ってる余裕があるならタクシー使えばいいし。
インターまで乗せたところで簡単にサヨナラできないだろうし。人の好意に甘えて銚子まで行こうって感じで(銚子だけに!)調子がいい。おじさんの話し方、風貌からそんな印象を受けた。

おじさん、本当に困っていたならごめんなさい。