思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

ハリー・ボッシュ月間はじまります。

2015-03-26 13:33:55 | 日記
重要なことなので、前回に引き続き言います。


読書メモは大事!!


さて。
相変わらずポンコツな脳ミソのおかげで
困惑しております。

現在、マイクル・コナリー好きの先輩に
大量のボッシュシリーズ本を借りているのですが。
私はすでに数冊読んでいるのです。
しかし、というか、案の定というか、
記憶がものすごくあやふや。
ポンコツ!!

で、何が問題かと言うとですね。
マイクル・コナリーという人は、
シリーズもノンシリーズも
作品間で事件や人物などの背景を共有するのです。
著作物を刊行順に読むことがコナリーを楽しむコツというか、
順番を抜かすと前作の設定がふつーに
前提事項として書かれちゃっているのです。
要するに、前作のネタバレが半端ないのです。

なのにつまみ食いで読んじゃった私。

ポンコツゆえに登場人物の記憶があやふやだし
覚えていなくて良いことは覚えています。
これからしばらく続くであろうコナリー読書月間を
楽しめるとは言い難い状況なわけです。
あわわわわ。

というわけで、すこしでも混乱を鎮めるため、
以下はシリーズ全体のネタバレをがっつり含みつつ
私のポンコツヘッドを整理するためのメモです。

ボッシュシリーズをこれから読もうとお考えの人は
以下、自己責任でお読みくださいませ。

まず既読作の整理。
ハリー・ボッシュシリーズ
「ナイトホークス」(シリーズ1作目/1992)
「暗く聖なる夜」(シリーズ7作目/2003)
「エコー・パーク」(シリーズ12作目/2006)
ノンシリーズ
「わが心臓の痛み」(1998)
「チェイシングリリー」(2002)

ボッシュシリーズの飛びっぷりが我ながらワイルドです。
ボッシュは一作ごとに歳を重ねており
恋愛したり結婚したり離婚したり退職したりしておるそうです。
私のポンコツヘッド内でのハリー・ボッシュはですね
・ハードボイルドというには短絡的な思考の中年オッサン刑事。
・なにかと上司と揉める。相棒と恋人には愛想を尽かされる。
・警察を退職後、フェリーに住む(←ちがう)。
・バツイチ。元妻の間に存在を知らなかったこどもがいる。

ポイントは4つ目の、子どもです。
ボッシュファンの先輩に言わせると、
事件を解決するごとに傷ついたり絶望したり内省したりして
ようやく!ようやく!!
神様から贈られた守るべき存在!我が子!!
それをなぜ飛ばし読みしてしまうんだこのポンコツが!!(意訳)
とのこと。
まったくその通りですね。
なにしろ基本的に上下巻になっちゃう京極並のページ数を誇る
シリーズ物の12作目にやっとこ現れる設定。
私もがっくり膝をつきました。

ちなみに「わが心臓の痛み」の主人公もボッシュだと
記憶しておりました。
ちがいます。
フェリーに住んでいるのは、マッケイレブです。
マッケイレブの友人が松本清張の「砂の器」を
作中で読んでいたのはちゃんと覚えていましたよ。
どうでもいいけど。

それと言い訳のように言いますが、
「ナイトホークス」も「暗く聖なる夜」も
銀行強盗が出てくるのです。
おかげで余計に記憶が混乱していたのです。
言い訳です…。

また
「チェイシングリリー」の主人公は
ボッシュが関わった『ドールメイカー事件』の
被害者のひとりという設定で、
「ブラック・ハート」「シティ・オブ・ボーンズ」の
ネタバレ(その後)がさらっと書かれているとのこと。
しかし、記憶にない。
「ブラック・ハート」「シティ・オブ・ボーンズ」は
これから読む予定なので、
ストーリーが盛りあがったところで
ネタバレを思い出してしまうのが
今、最も恐れていることなのです。

最近のポンコツっぷりを見るに、
きっと思い出してがっくりしてしまうのでしょう。
いらない記憶はキレイに消えてほしいものです。

というわけで、ボッシュ月間に突入です。
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私の頭の中の穴

2015-03-16 12:03:14 | 日記
20代のころ、私は一度読んだ本の内容は忘れない
などという根拠のない自信を持っていました。

30代半ば現在、読みかけの本のしおりが落ちただけで
自分がどこまで読んでいたかあやふやになります。
読んだ端から記憶がこぼれていく!
脳ミソにでかい穴でも開いているんじゃなかろうか。

もしかしたら昔から安定して穴だらけの脳ミソ
だったのかもしれませんが、
現在の私がポンコツだということは確かです。

なにしろ2007年の読書メモを見返したところ
まったく記憶にない本が散見されるのです。
本当に、かけらも、記憶ない。
今、誰かに薦められたら、
読んだことないから読んでみるね。
って笑顔で言ってしまうくらい。
大丈夫か私の頭。

そんな欠片も記憶の無い本を
自分のポンコツ自覚記念にメモメモ。

「グッドラックららばい」 平 安寿子
メモに、コセコセした感じで読む楽しみが少ない。
と書いてあります。
コセコセってなんだよ。
それよりどういう話しかメモっておきなさいよ自分。

「その街の今は」柴崎友香
メモに、女性のセリフや心理描写がうまいとのことだったけど、
大阪弁でごまかしているだけ、とありました。
そんなキツイこと書かなくてもいいじゃないか。
大阪弁はずるいよなあと思ったことだけ思い出しましたけど。
ストーリー思い出せないけど。

「夏の約束」 藤野 千夜
こちらはあらすじもメモってありました。
キャンプに行く約束を果たそうとするニューハーフのたま代
って、1ミリも記憶にない。
さらに驚愕なのが、芥川賞受賞作品らしい。
らしいって。
過去の自分からの又聞きって、なかなか斬新な体験です。

「あなたの呼吸が止まるまで」 島本 理生
こちらもあらすじメモがありました。
うーむ、覚えてません。
舞踏家の父と娘の話しだそうです。
そういえば学生のころ大野親子の舞踏を観に行ったなあ。
車いすで踊る大野一雄は衝撃的だったなあ。
横浜まで出かけてよかったなあ。
あ、思考が旅に出てしまった。
記憶がザルな上に、集中力なさすぎ。
そういえばちょうど昨日「西巷説百物語」読んで
解説が島本理生だったんですよ。
この人の本、読んだことないから今度読んでみよう
なんて思ったですよ。
読んでたー。
8年も前に読んでたー。
ポンコツ!

続いてタイトルを見ても思い出せないけど、
あらすじを読んでいるうちに
なんとなくストーリーを思い出せた本たち。

「初秋」ロバート・パーカー
「料理長が多すぎる」レックス・スタウト
「死者の季節」デヴィッド・ヒューソン

邦訳ものですね。
タイトルがいまいちだったりするから
余計思い出しにくいのかもしれません。
と、誰かのせいにしてみる。

というわけで、結論として言えるのは
私の頭はポンコツ!ということと
読書メモは大事!ということです。
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