カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

体育館の鯉のぼりと一年前のブログ

2017-05-08 08:51:45 | 熊本地震
 一年前には被災した大勢の人々が避難していた町の総合体育館も、仮設住宅などへの入居が進み今は静かに佇んでいる。

 体育館は基礎の部分に問題が見つかって、解体されて建て替えられる予定になっている。

 かつて大会旗などが掲揚されていた入口付近のポールには大きな鯉のぼりが5月の風に揺れていた。
 
 一年前やっとネットに繋がって間もない頃、地震の直後に撮った写真や思ったことをブログに書いたが、地震の揺れ方が時日と共に変化している等と書いたものがあって、再び思いを新たにしている。

 震源地との距離・震源地付近の断層の流れの方向などが揺れの方向に影響を与えていることがよく分かった。

震源地にて
 我が家の状況判断で正しかったのは、強烈な余震を想定して最初の地震の後片付けをしなかったこと。 転倒したものは確実に転倒させ、残ったものもタンスから電化製品に至まで全部床の上に......


 高い場所のものは全て床の上に並べ、倒れそうなものの前には毛布や布団を置いた記憶はあるが、どちらの方向に揺れるか分からないので、家具を縦横に配置して相互に揺れをカバー仕合うようにセットしてたことを思いだした。

 前震の震度7で咄嗟にとった被害局限の考えが意外と有効で、本震では揺れは本震よりかなり強烈だったが被害は少なかった。

 ささやかな固定や滑り止めもちゃんと有効だし、意外にも自由に揺れに合わせて動き回ってるキャスター上の物が落ちなかった。

 驚異的な回数の余震も少なくなり身体の記憶と反応が薄れていくこの頃だが、一年前のブログは人間の弱さと強さを同時に思い出させてくれる。

 
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コメント
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