【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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「Second Life」の前に「First Life」じゃ・・・

2007年03月08日 | マーケティング話
 「Second Life」の話題がニュース先行で盛り上がっていますね。

 今日(3/8)のCNET-Japanでも、東芝EMIさんが吉井和哉のプロモを開始とのホット(?)な話題が。

 私はまだ、「Secon Life」始めていないんですよ。
 少なくとも日本語で不自由なく使えるまでは・・・と(汗)。
 クリエーター、マーケターの知人達のお話を聞いているばかり。
 昨日の記事で取り上げさせて頂いたKNN神田さんがその代表格ですが、少なくとも私の身の回りでは、神田さんがSecond Lifeの「第一人者」でしょうか。

 神田さんの推計によると、

実際にプレイしてみると、2ヶ月以内にアクセスしている人は100万人弱であり、リアルタイムに存在している人も世界中で2万人程度しかいない。現在は期待値だけがもりあがっている状況といえよう。(「KandaNewsNetwork」2007.2/26より引用)

とのことです。しかし、日本国内では微々たる参加者数であっても、大手企業が「先行参入」しているのはそれなりの意義はあるんでしょうね。ビジネス上での将来性、先進的な企業イメージのアピールなどなど。

 しかし、ユーザーにとってストレスフルなネット環境(=当たり前で空気のような存在)に向かっている「Web3.0」の世の中において、まだまだ私のような「フォロワー」が参加したくなるようなモチベーションが喚起されない、というのが現況でしょうか?

 まぁ、個人的には「Second Life」ワールドを満喫する以前に、現実(「First Life」)の仕事・生活で手一杯、というのが正直なところなんです(大汗)。。。
 要するに余裕がない。

 私という欠陥だらけの人間が、欠陥を克服することを目的に現実世界で生きている。
 そのためには「個」で完結することなく、オン・オフの様々な「他人」とのお付き合いが必要。
 日々のニュースを見て聞いても、「欠陥だらけ」の人間の犯罪や事故の話題が溢れている。
 そんな人間がバーチャルワールドに「新天地」を求めても、そこは同じ世界。
 しかもより増幅された「ダークワールド」も出現するでしょう。

 それに、現実のセックスのほうが。。。

 いや、現実で繰り返す「失敗」を、「Second Life」のバーチャル空間での「失敗」でシミュレーションできるのならメリットあるかも?

 いや、そもそも「Second Life」を、バーチャルワールドと定義づける発想は古いのか?

 という堂々巡りは止めにしましょう。

 今、書いてきたことは、「Web1.0以前」人間の私の所感ですからね、あくまでも。
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 新たなビジネスの可能性を求めて、多くの有名企業が微少なユーザーを相手に「実験」を繰り広げようとすることに対して、色々な危惧が指摘されるものの、極めて当たり前のことなんだなぁ、と考えます。

 まぁ、mixiが新卒採用に活用することは極めて理にかなった展開だと思いますよ。googleがイノベーティブな人材を採用するために、面白い手法を使うのと同じでね。

 それは例外的な事例として、多くの企業が現状で「効果をあげる」なんてことはまず考えられない。それでもいいんですね、今は。

 東芝EMIさんにしても、吉井和哉のプロモで成果をあげるなんてことはまずあり得ない。それは同社が最もよくわかっているはず。でも、ちょっとしたことでも、またプレスリリース出すでしょうね。それも戦術として正解なんですが。

 同社のデジタル配信の動向を見ていると、とてもよくビジョンと戦略が見えてきます。
 少なくとも、「先行者」の地位は確立しつつあるし、イメージ浸透も功を奏するでしょう。
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 嗚呼、「First Life」でも「Second Life」でも、充実した生活を送れるようになりたいもんですな(^_^;)。
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