Sim's blog

電子工作はじめてみました

1.5V電池で白色LEDを点ける(7) 調光他

2008-03-08 01:35:27 | Joule Thief
1.5V電池で白色LEDを点ける(6) コイル×2の続きです。

その後、make誌のblogで紹介されました(記事)。いつもの倍以上アクセスがあったみたいです。
紹介されたことはhamayanさんに教えていただきました。ありがとうございます。

yasさんも以前作られたそうです。こんなに小さいのが作れるのはすごいです。


LEDに流れる電流を測りたいと思っていたのですが、テスターだと計れませんでした。そこで0.33Ω(橙橙銀)の抵抗を直列に挿入してオシロで見てみました。トランジスタは2SC2500、電池はエネループの1.2Vです。

p-pで30.88mvになっています。ということは30.88(mv)/0.33(Ω)=93.57(mA)です。流れすぎですね。

このLEDのデータシートは見つかりませんでしたが、日亜のデータシートでパルス駆動でピーク100mAとか書いてあるのを見たことがあります。

調光というか電流の制限する方法です。ベースについている抵抗を調節することで電流を変えれます。抵抗を大きくするとピーク電流は減ります。発振周波数も高くなるようです。
10kΩに変えたところピークで30mAくらいまで減りました。そんなに暗くなった感じはしません。へたりかけの電池だとさすがに暗い感じです。


前回、謎の現象がありました。明らかに磁気結合していないのになぜか発振してLEDが点いていました。オシロで見てみました。計ったのはコレクタとエミッタの間です。


上は3.22V、下は-1.66Vまで振れています。マイナスってことはコレクタとエミッタの間で逆に電流が流れています。トランジスタの動作自体よく分かっていませんが、ベースがマイナスだと逆流もありなんでしょうか。
発振は2つのコイルの間でシーソーのように起こってるっぽいですが、よく分かりません。

LTspiceでシミュレートしてみました。

L1とL2がトランスになっていないところが違うところです。

シミュレーション結果です。

見づらいですが、緑がLEDの電圧でオシロで観測したのと似たような波形になっています。マイナスに振れるところも似ています。赤がL1の電流、青がL2の電流です。水色はベースの電圧です。マイナスまで振れています。
電源電圧は0.7Vですが、1Vとかだと発振しません。
私の知識では説明ができませんが、とりあえず別の原理で動いていることだけは確かだと思います。

なかなか色々と楽しませてくれます。

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