午後8時近くの乗車のため車外は暗く、車窓の景色を楽しむこともなく約３時間の走行の後、目的地「桂林」到着しました。セントレア空港を飛び立ってから１６時間が経過していました。
北京から広州間約二千三百Ｋｍを時速３００Ｋｍ、8時間で走破するとのふれ込みでしたが桂林までの間は時速２５０Ｋｍを超えることはありませんでした。
「和諧号」と大書された列車に乗りました。（和諧とは調和；ハーモニーの意とのこと）日本の「シンカンセン」にあたる高速鉄道の列車の愛称です。「ひかり」、「こだま」などにあたる名前はありません。
ホームに入ってきた列車は、日本の新幹線によく似ています。中国の鉄道技術の開発については日本として言いたいことがたくさんあるようですが、今や中国全土を走る高鉄路線距離の合計は、他の全世界の高速鉄道の距離の総合計を上回るそうです。
今回、桂林へは広州南駅から高速鉄道で向かいます。日本の新幹線にあたり、略して「高鉄」と呼んでいます。この路線は北京と深圳間２．２９８Ｋｍを結ぶ「京広高鉄線」で中国の北から南を縦断する最も長い鉄道です。現在深圳、香港間が工事中で近々開通予定です。