シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

ミツバチと農薬の話の続き

2017年07月04日 | 持続可能な社会
前回、ミツバチの大量死の話を書いたところ、
ちょうど同じ日の静岡新聞に関連する記事が載っていた。

「ミツバチの寿命 農薬で2割短く」

例の「ネオニコチノイド系」の農薬を、
農場で使用されるのと同程度の濃度をミツバチに与えると
寿命が平均して23%短くなったり
その後の女王蜂のいる割合が大きく減少するということが
カナダの実験チームから報告された。

しかもネオニコチノイド系農薬単体よりも
農家がよく使う抗菌剤と混ぜて与えると更に致死率が上がる、という。

EUと米国の一部の自然保護区ではネオニコチノイド系農薬の使用を禁止しているらしいが
日本はまだ規制が無かったと思う。

これ以上深刻な事態になる前に手を打った方が良いのでは???

人間はどーして取り返しがつかないくらいになるまで
軌道修正をしないのだろーか。
いや、取り返しがつかなくなってから時間が経っても、
経済とか効率とかを優先して、自然や環境や命を守ることをないがしろにする。

今、自分に直接被害や損害を感じられないと
「そのうち何とかなるだろう」と思ってしまうのだろーか。
問題を先送りにしているだけなのに。

5年後、10年後にミツバチの数はどうなっているだろう?