シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

富士登山

2008年09月02日 | Weblog
日本人に生まれたからには一度は臨まにゃ~と思っていた
富士山に、ワタクシ登ってまいりました!
例によって、職場であるMAHO DO主催の富士登山ツアーは
夏の終わりのシンフォニーが聞こえてくる8月31日に決行。
しばらく続いたゲリラ豪雨が心配されましたが当日は晴天の登山日和~。
自惚れちゃ~イカンと思うが、やっぱりワタシは晴れ女。

早朝6時に5合目を出発。
山頂に着いたのは10時。
4時間かー。
書いてみるとアッサリしたものだが
かーなーりー辛かったなーーー!!
8合目くらいから、1歩1歩が辛いのなんの。
山頂が目前になると、長距離走のラストスパートみたいに
走り出したい、もしくは少しくらいは歩を早めたいのでは、と思うでしょ。

実際は、と~~~~んでもない!!!!!

もう、ゼイゼイ(息があがっている)、ホントに、ゼイゼイ
1歩進むだけでゼイゼイ、精一杯なんですよ、ゼイゼイ。

ゆっくりゆっくり進んで山頂の鳥居をくぐりました。
やった~~~やっと着いたぞ~~~。
おめでとうワタシ~~~。
うわ~~疲れた~~~。

見下ろすと雲ばかりで下界は何にも見えないが
それも富士山ならではの光景ではないか。
仙人気分でオツなもの。
ちっぽけな人間どもめー。
お前らの運命なぞ、ワシの意のままじゃー。
ここまで来れただけでも誉めてつかわすぞー。

ははーっ。ありがとうござりまする。
それにしても、辛いからこそ達成感があるんだなー。
なんなら、あと1合分あっても良いかなと思ったもん。
ちょっとしたマゾ。

ところで、5合目や6合目の売店で売っている「金剛杖」という
木製の登山用の杖があるのですが
それを突きながら歩いている人を見ていると
「三蔵法師ご一行」というコトバが頭に浮かんだものです。
如意棒もってる孫悟空。
悟空はもちろんマチャアキだよ。
日本でも何度か映像化されているがマチャアキ以上の孫悟空はおらんな!!

雲海を見下ろしていると
「ここが天竺か~~~~~っ」という気分。

午後になり、下山開始。
すれ違う登りの人は皆辛そう。
わかる、わかるよ、その辛さ。
「ワタシは制覇したぜ!!アナタ達も頑張って!!」と
ちょっとばかし上から目線で心の中でエールを送る。

しかし段々と足の両親指が痛くなってきた。
どーも水ぶくれになっているよーだ。
ただでさえ足全体の筋肉と膝が痛いとゆーのに、
一歩進むごとに水ぶくれの指先が痛む。

ちくしょー、こんなコトで弱音は吐かんぞ。
ソフトボールの上野由岐子だって
指の皮がベローンと剥けたのを我慢しながら投げきったんだー。

と、まったくレベルの違う話で自分を励ます。

下山は2時間かかった。
登りのちょーど半分。

なにはともあれ、無事に帰って来られて良かった良かった。

それにしても外国人はみんな軽装。
ジーンズ率高し。
カジュアル登山。