百姓新参者日記 - 「農」暮らしを愉しむ -

東京を離れ、群馬県藤岡にて百姓として独立4年目!豊かで愉しい小さな暮らしを目指します。

畦塗り

2009年02月25日 | 農作業
今日は畦塗り機を使い、田んぼの畦を補修した。
農薬を使わずに雑草を抑えるには水を深くすることがまず重要。
そのためには高くて水漏れしない畦が必要となる。
畦は夏の間に少しずつ崩れたり、モグラが穴をあけたりしている。
稲にとっての農閑期である冬のうちに補修しておく必要があるのである。

昔は鍬とスコップで補修したのだろうが、トラクタと畦塗り機で行うと
みるみる綺麗な畦ができてゆく。(調整と操作は簡単ではなかったが)
畦塗り機を最初に考えた人はすごいもんだ。
独立後はもちろん鍬とスコップでやりますけどね、はい。

四歳

2009年02月23日 | その他
もう4年もたってしまったのか。
 今日は娘の誕生日。
めでたい日だというのに、夜に有機協議会の総会があったため、
夕食を一緒に食べれなかったんだけど、
ケーキを囲んでのハッピーバースデーだけ一緒にやってから出かけた。
妻の手作りケーキでお祝い。「4」のケーキ。これはすごい。
娘も大喜び。こういうときのよろこぶ顔はほんとにいいものです。

ちなみにプレゼントは「座布団」。
昨日、高崎で家族それぞれが選んで買ってきた。
写真は私と娘のもの。

堆肥散布

2009年02月19日 | 農作業
今日は堆肥散布を初めてやったが、これが難しい。
マニュア・スプレッダという機械をトラクタの後ろに取り付けて
堆肥を撒いて走るのだが、トレーラーのように牽引して走るので
後退するのがまず難しい。牽引免許を持ってる人を尊敬しますよ。
運転を少し練習して、ちょっとはできるようになったので
実際に堆肥を散布したのだが、これがまた難しい。
どれくらい撒かれているのかよく見えないし、制御もうまくできない。
ただでさえ、化学肥料に比べて、成分が均一ではない堆肥を
広い田んぼや畑に均一に撒けなくて、作物がどう吸収するのかも
明らかではない。こりゃあ有機農業って難しいですよ。
もちろん堆肥散布をしない方法もいろいろあるけれど、
独立後にどう肥料設計をするかは別として
いい経験になりました。

明渠泥上げ

2009年02月17日 | 農作業
今日は明渠(めいきょ:田んぼの排水性を良くするための水路)の泥上げ。
ぬかるみやすい山際の田んぼにとっては、明渠はとても重要。
うまく水が流れてくれないと田んぼがぬかるんで作業ができない。
まわりから少しずつ泥が入り、底に溜まってしまい、
水の流れが悪くなるので、底の泥をすくう作業をした。
すごく地道な作業だが、こういう裏方作業が田んぼを支えている。
田植だとか稲刈りといった派手な作業だけでは成り立たないんだよねえ。

麦踏み

2009年02月07日 | 農作業
今日から麦踏み。
麦類は上から踏みつけることにより、丈夫になり、
分げつ(茎が分かれて増えること)が増える。
また霜で土や根が浮き上がってしまうのも防げるので
しっかり麦を育てるにはかかせない作業だ。
中耕によって土をかけた上から踏むので分げつ促進にはさらにいい。

昔は麦の上を歩いて人間の体重で踏んだようだが、
さすがに研修先の農園は面積が広すぎるので
トラクターの後ろにローラーをつけて転がして踏む。
地面が平らだといいんだけれど、凸凹があるとちょっと弱い。
足で踏むのが一番なのは確かなんだろうけれど。
独立したら一緒に踏み踏みしてくれる人を募集せねば。

味噌作り

2009年02月01日 | 手作り
今日は知り合いの農家さんの家で味噌作り。
例年は自宅で5,6キロの瓶を二つくらい仕込んでいたんだが、
市販の糀と豆で作っていたので、今年は糀の扱い等、
もっと 味噌作りを深く勉強したい気持ちもあって参加することにした。
やはり15人分くらいを一度に作るので、道具も竈や大釜といった
いいものばかり。大勢でやるからイベントとしても楽しい。
独立後はぜひ友人たちとやりたいものの一つだ。
手順としては午前中から大豆を蒸し煮にして、その間に瓶を熱湯消毒。
大豆が煮えたら、ミンサーでミンチにして計量した糀と塩と混ぜ味噌玉作り。
  
それを瓶に投げつけて、整えて、重しと蓋をしておわり。

あとは熟成あるのみ。 来冬の開瓶が楽しみ、楽しみ。
糀作りに関してはもっと学びたい。妻にさらに学んできてもらう予定!

ちなみにこのイベントに先立って、去年仕込んだ味噌を開けた。

あまり大豆を細かく潰していないのだが、これはこれでまたウマイんだな。
自家製ならではの味で、味噌汁にせず直接つまむのもまたウマイ。