32歳からアメリカで教育を受け始めた人間にとって、ネイティブ並みの発音を身に着けるのは至難の業です。そんな自分が公務員養成を目的としたアメリカの専門職大学院で教鞭を取ろうとしているのですから、それなりの努力を要求されます。実際、強い訛りがある中国・韓国人PhDの先輩たちがあまり良い就職先に行けていないという現実があり、PhD3年生になった頃から発音矯正の練習を続けてきました(過去記事)。
「継続は力なり」というのは何事にも通じる金言のようで、1年続けていく中で完全なネイティブ発音とは言えないまでも、それっぽく聞こえるコツのようなものに気づきました勘違いの可能性あり。今日は自分が苦労して得たアメリカ英語発音のポイントを...なんと...なんと...ブログ読者の方のみ無料でご紹介(^o^)/ 読むだけで得する当ブログを、今後ともごひいきに( ̄∇+ ̄)役に立たない記事が多い ちなみに、よく言われる「R」と「L」の発音の違いみたいなことは省きます。
1.3種類の「ア」がある
英語には日本語母音「ア」というハッキリした発音はなく、「ア」と「エ」の間のような発音[ae]※、「ア」と「オ」の間のような発音[a]、そして日本語の「ア」に短い息を足したような発音[eを上下逆にした記号]の3つがあります。これらを意識して使い分けることにより、かなりネイティブの発音に近づけますd(- -)
大雑把に言うと、アルファベットのAで表される音の節(syllabi)は、[ae]と発音することが多いです(例:have, can, bad, last, fast)。haveの発音は、「ハブ」を「ヘブ」に近づけます。そして、アルファベットのOで表される音の節は、[a]で発音することが比較的多いです(例:stop, John, lot, got, rock)。つまり、stopは「ストップ」より「スタップ」に近い発音になります。最後に、アルファベットのUで表される音の節は、[e逆]が多いです(例: up, but, study, cup)。上記アルファベットと発音記号の関係は、例外だらけです。例えば、fatherの発音は[a]で、motherの発音は[e逆]です。1つの参考だと思ってください。
※発音記号を[ ]で表します。
2.前と後ろの単語を繋げて発音する
上記「ア」が意識できたら、次の段階として前後の単語が繋がる法則を覚えると大分ネイティブっぽくなります。細かい法則を覚えるのは、面倒なので、よく使われる例をいくつか挙げておきます。まず、目的語「him」や「her」の[h]の発音は前の動詞と繋げて、ほぼ消します。I'll talk him/herは、「アイル トーキム」あるいは「トーカー」のようになります。副詞「out」も前の動詞と繋げて、find out「ファインダウト」や get out「ゲッタウト」となることで有名ですね。さらに、冠詞「a」も前の動詞と頻繁にくっつきます。I need a cup 「アイ ニーダ カップ」やtalk a lot 「トーカラット」などです。他にもたくさんありますし、規則性もあるのですが、ここまで意識されれば後はご自身で勉強できると思います実は自分がマスターしていない。
3.アクセントの位置は基本原則に従っている
アクセントを間違えると、例え音節の発音が正しくても通じません。当初は、個々の単語のアクセント位置を確認していたのですが、接尾辞(suffix)に付随する安定した規則性があることに今更気づきました。例えば、形容詞によく使われる接尾辞「tial/cial」の場合、その直前の音節にアクセントが来ます(例:financial, influential, artificial)。また、名詞によく使われる接尾辞「tion/sion」も同様に、その直前の音節にアクセントが来ます(例:definition, conclusion, production)。これも多少の例外がありますし、他にも覚えておくと便利な規則がたくさんあります。
以上、駆け出し研究者の発音矯正メモでしたm(_ _)m
「継続は力なり」というのは何事にも通じる金言のようで、1年続けていく中で完全なネイティブ発音とは言えないまでも、それっぽく聞こえるコツのようなものに気づきました
1.3種類の「ア」がある
英語には日本語母音「ア」というハッキリした発音はなく、「ア」と「エ」の間のような発音[ae]※、「ア」と「オ」の間のような発音[a]、そして日本語の「ア」に短い息を足したような発音[eを上下逆にした記号]の3つがあります。これらを意識して使い分けることにより、かなりネイティブの発音に近づけますd(- -)
大雑把に言うと、アルファベットのAで表される音の節(syllabi)は、[ae]と発音することが多いです(例:have, can, bad, last, fast)。haveの発音は、「ハブ」を「ヘブ」に近づけます。そして、アルファベットのOで表される音の節は、[a]で発音することが比較的多いです(例:stop, John, lot, got, rock)。つまり、stopは「ストップ」より「スタップ」に近い発音になります。最後に、アルファベットのUで表される音の節は、[e逆]が多いです(例: up, but, study, cup)。上記アルファベットと発音記号の関係は、例外だらけです。例えば、fatherの発音は[a]で、motherの発音は[e逆]です。1つの参考だと思ってください。
※発音記号を[ ]で表します。
2.前と後ろの単語を繋げて発音する
上記「ア」が意識できたら、次の段階として前後の単語が繋がる法則を覚えると大分ネイティブっぽくなります。細かい法則を覚えるのは、面倒なので、よく使われる例をいくつか挙げておきます。まず、目的語「him」や「her」の[h]の発音は前の動詞と繋げて、ほぼ消します。I'll talk him/herは、「アイル トーキム」あるいは「トーカー」のようになります。副詞「out」も前の動詞と繋げて、find out「ファインダウト」や get out「ゲッタウト」となることで有名ですね。さらに、冠詞「a」も前の動詞と頻繁にくっつきます。I need a cup 「アイ ニーダ カップ」やtalk a lot 「トーカラット」などです。他にもたくさんありますし、規則性もあるのですが、ここまで意識されれば後はご自身で勉強できると思います
3.アクセントの位置は基本原則に従っている
アクセントを間違えると、例え音節の発音が正しくても通じません。当初は、個々の単語のアクセント位置を確認していたのですが、接尾辞(suffix)に付随する安定した規則性があることに今更気づきました。例えば、形容詞によく使われる接尾辞「tial/cial」の場合、その直前の音節にアクセントが来ます(例:financial, influential, artificial)。また、名詞によく使われる接尾辞「tion/sion」も同様に、その直前の音節にアクセントが来ます(例:definition, conclusion, production)。これも多少の例外がありますし、他にも覚えておくと便利な規則がたくさんあります。
以上、駆け出し研究者の発音矯正メモでしたm(_ _)m
さすが英語PhDの方は気合が違いますね(^ ^; でも、そんな投資の仕方は好きです。自分も夏期統計キャンプや博論など自己投資をしたから、何とか就職戦線に今立てていると思っています。ひとみさんほど発音はうまくないとは思いますが、バカにされないよう地道に頑張ります!