35歳からのアメリカ行政学・公共経営PhD挑戦

ノンキャリ国家公務員を辞め、アメリカ行政学・公共経営のPhDに挑戦するオッサンのブログ(毎週1回更新...たぶん)

晴天を誉めるなら夕暮れを待て

2014-09-28 20:01:54 | PhD生活
 多分どなたでも1曲ぐらいは、辛い時に心を救われたような特別な曲があるのだと思います。自分は高校時代から洋楽に傾倒し、高校3年~大学2年の間に400枚以上のCDを集め、かなりの音楽通を気取っていました。ほとんど邦楽は聞かず、それがカッコいいとさえ思っていました( ̄ー+ ̄)
 そんな邦楽をダサいと決めつけていた自分ですが、勉強もせずダラダラと過ごしていたこともあり、喝でも入れるように耳から離れない日本語の曲がありました。それが、ASKAさんの「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」です(YouTube動画)。正直、日本語と英語の歌詞が混じっている当時のJ-POPに違和感を感じていたのですが、ASKAさんは日本語の歌詞でアップテンポの曲をカッコよく歌いきっていて圧倒されました。
 曲の由来となった「晴天を誉めるには日没を待て」という諺が、「物事は終わってみるまで分からないものだから、最後まで油断してはいけない」という意味だと知り、今でもすぐ調子に乗ってしまう自分にはピッタリな言葉なので(^ ^; 思い入れが益々強くなりました。皆さんご存知の通り、ASKAさんは麻薬取締法違反などの罪に問われ、本人が控訴しなかったため、26日に懲役3年執行猶予4年の有罪判決が確定しました。同曲の中で繰り返し登場する「命尽きるまで、全ての嘘を守りたい」という歌詞が悲しく聞こえるのですが、幸いASKAさんの人生も終わるにはまだ早い年齢なので、是非罪を償って、綺麗な夕暮れを見せて欲しいと思います。

緊張しすぎ(゜д゜;)

2014-09-22 20:36:19 | PhD生活
 先週金曜に、人生2度目の学会発表を行いました。学会は、我がラトガース行政大学院が毎年主催しているPublic Performance Measurement and Reporting Conference (PPMR)と呼ばれるもので、行政サービスのパフォーマンスをどのように数値化し評価するかという具体的なテーマがあります。初参加だったニューオリンズの政治学会に比べると規模も小さく(参考記事)、地元ニュージャージーで開催されることもあり、今回はそんなに緊張しないだろうと高をくくっていました( ̄ー ̄) ところが、地元開催ゆえに、思いも寄らないプレッシャーに晒されることになります...
 まず、自分の緊張を高めたのは、会場の広さ。大きな学会は、分野毎に10以上の小さな会議室(30人程度)を用意して、同時にいくつもの論文発表が行われます。ところが、PPMR学会は会場が2つのみで、その1つは以下のとおり!この会場を見た瞬間、血の気が引き始めます(゜△゜;)



 さらに、高まった緊張に追い打ちをかけるように招かざる客が...なんと自分が教えている修士課程の学生達が来場(-""-;) 緊張した様子を察してか、女子生徒の1人にこんな声をかけられました:

生徒A(23歳):ちょっと、緊張してんじゃないの~(`∀´) いつも授業やっているみたいに、話せばいいじゃん!

自分(37歳):アホか、他人事だと思って!こんなデカい会場でやるなんて聞いてないよ~、どうすりゃいいんだよ~(≧□≦)

生徒A(23歳):おまえの授業結構面白いぜ。自信持てよ、きっと大丈夫だから d(-_-)

自分(37歳):...あっ、ありがとう(=。=|||)


 ということで、教え子達が来たことで余計緊張したものの、カッコ悪い姿は見せられないと気合が入ったせいか、そんなに悪い出来にならずにすみました(´ー`*) ちなみに、自分の発表中、上記女子生徒Aは他大学から来たイケメン学生とずっと喋り続けていました...

夏の日の2014

2014-09-13 22:00:32 | PhD生活
 いきなり自慢からブログを初めて恐縮ですが...過去記事にて書かせて頂いたミシガン大学統計研修のラスボス、数式だけで応用最尤法を教える有名教授、なんと同教授の授業の成績はでしたぁぁぁぁぁぁぁーーーーー(TーT*)うるうる~
 最後の課題は期限を無視して、デトロイトの空港に向かう時間ギリギリまで粘って取り組んだ甲斐がありました。大してコメントをくれない教授でしたが、同課題に対しては"This looks good"の一文が添えてありました。なんか素っ気ない人からもらう一言って、妙に嬉しかったりするんですよね(ノ^-^)ノ
 もう1つの授業「応用マルチ・レベル分析」では、余裕ブチかましたせいで最終課題で大きな失敗をしAを逃しましたが(参照記事)、受講した講義のうち少なくとも1つでAが取れたことで気持ち的に報われました。トケジョとの恋愛も逃して、何か夏を無駄にしてしまったような気分になっていたのでρ(。 。、 ) いつか苦しかった夏の日の2014が良い思い出になるよう、今後は驕らず真摯に研究に取り組んでいきたいと思います!ちなみに、classの名曲「夏の日の1993」を知らない人はYouTubeをチェックd(- -)

追記:素晴らしい青春の1ページをくれたclassの津久井克行さん(2009年49歳他界)のご冥福を心よりお祈りしています。
 
 
 

初めての授業担当講師

2014-09-07 10:45:02 | PhD生活
 土曜日に、初めて担当する行政学修士課程・必須科目「経済学入門」第1回目の授業を終えました。正直、30人の学生に向けて教壇から話すことが、こんなにパワーが必要なことだとは思ってもいませんでした(;´Д`) 過去の2年間は、TA(Teaching Assistant)として教授の授業をサポートする形で修士課程の学生たちと接してきましたが、今年からは自分が1人の講師(Instructor)として授業を受け持ちます。TAとして教授の授業を外から聴講しているときは、自分はもっと上手くやれるだろう( ̄ー ̄) なんて、また調子に乗った甘い考えをしていたのですが...とんでもない勘違いでした(((;゜д゜)))
 第1回目の授業ということで、自己紹介のほか授業の概要、成績の基準などをパワーポイントで説明し、いくつかアメリカン・ジョークも用意していたのですが、緊張していたせいもあり準備していたことのいくつかを言い忘れる始末(- -||| 更に、実際の生徒の反応も想像していたものと異なることがあり、自分とっておきのジョークがウケず、真面目に披露した経済学の身近な事例が大爆笑を呼んだり...やはり、準備 + 現場の雰囲気を読むことの大切さを学びました。
 同授業を前年に担当した中国・韓国出身の先輩から、アメリカの学生の皆さんは人前で話すことが好きな方が多く、「生徒が討論する時間を長めに取ってあげることが大事」というアドバイスを受けていましたが、自己紹介でもとにかく目立とうと面白い事を言う学生がたくさんいました(´ー`*) これは日本の大学の授業風景と大きく異なる点で、個人的には生徒から全く反応がないよりは良いと感じています。一方で、生徒からのクレームが多く寄せられる可能性もあるので、来週土曜の2回目からしっかり気を引き締めて授業に臨むつもりです。