徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-970

2015-11-30 08:14:45 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-589

22)フランスを歩く

日記から-15

7月28日(日曜日) 曇り 晴れ

 今日は歩かないで、このY.H.にもう一日泊まる。
昨日のウルグアイの彼女が今朝は見えない。彼女に嫌われたのではないだろうか。
とにかく、昼の間Y.H.には、いることが出来ないので外に出る。
そして、朝からビールを飲みながら友人が送ってくれた「竜馬は行く」を読んでいた。
その後、昼からはワインに替えて同じ様にその本を読んでいた。
読書に集中していたからだろう、過ぎる時間が非常に早く感じた。
歩いている時も一生懸命歩くと同じ様に時間が過ぎるのを早く感じる。

 Y.H.に戻ってもいい時間になり帰ったら、ウルグアイの彼女がいるのである。
彼女に会って話をすると今朝はお互いに見えなかっただけで、嫌われたというものではなかった。
それで彼女と夕食をしながら話をする。彼女は丸顔の女の子で体が太ることを非常に気にしているようだ。
だからだろう、砂糖を使わずにサッカリンを使っている。僕は一度だけ止めた方が良いと言ったが、これ以上言えない。
何故なら、彼女は僕の恋人ではないからである。
それにしても、彼女はまだ若く、女の子一人で南米からこのヨーロッパまでくるのであるから、勇気も頭も金もあるのであろう。
(彼女はまだ10代か、20代前半であろう。)

 夜には5フランのビールを飲みながら、ウルグアイの彼女も含め、いろいろな人と話をしていた。
話題はコンピューターについてである。(この時点ではまだコンピューターが出始めたばかりである。)
このコンピューターと言っても、最近は驚かない。オ-ストラリアの田舎でも、それを見ているからである。
今日の最後にコンピューターの専門家が数人の人に数学の質問をしたが、僕はその答えが分かったが、他の人は分かっているのだろうか?
それで僕はただ笑っているだけであった。

出費 63.80フラン

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-969

2015-11-29 07:39:26 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-588

22)フランスを歩く

日記から-14

7月27日(土曜日) 晴れ

 昼、周りに何もない砂漠の様な所に出る。
だから、昼食が食べられないのかと思った。そしたら、道路の横にポツンとフルーツを売っている路店があった。
そこは親父と娘で店をやっているようである。
そこで、桃2つと洋ナシ2つを買うつもりで、言われた5フランを出したら、そこに1スイスフラン・コインが混じっていた。
それでそのコインを返してくれ、4フランで売ってくれる。その後、話しをしていたらメロンも出してくれる。
もっとも、話している時、2~3日前新聞に出た時のレストランでもらったタバコ3本をあげた。
そのタバコを親父さんは大変好きなようで、それで大変親切にしてくれたのではないだろうか。

 Seteという所に着く前に地ワインを飲んだら、さすがいおいしい。
そして安い。そのワインの値段が1リットル 3.90フランである。

 今日はY.H.に泊まろうと6時まで受付が開くのを待っていた。(ドミトリーで30フラン)
その間にそこで待っていたウルグアイから来た女の子と話をする。
今日は予約をしていなかったが、Y.H.に泊まることが出来、ラッキーである。
その後はこのウルグアイの彼女と街に出る。先ずは駅にある彼女の荷物を取りに行く。
彼女が駅で荷物を受け取る手続きをしている時に僕はスーパーで食糧を買う。

 その後は彼女がシーフードを食べたいようなことを言うので、レストランを探したが、彼女はシーフードパイを店で買っただけである。
それで僕もムール貝1kg(14フランでレモン付き)を買った。

出費 74フラン

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-968

2015-11-28 07:38:11 | 世界徒歩旅行

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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-587

22)フランスを歩く

日記から-13

7月26日(金曜日) 霧のち 晴れ

 珍しく今朝は雲がありおかしな天気であった。
この辺は地中海気候で乾燥しているはずである。それなのに今日のような天気は珍しいのである。
今朝はその様な気候だから、木の下に張ったテントに木からの露が落ちて来た。
それが大変多かったので、雨が降ってきたのかとも思ったほどだ。

 その他はテントの中に多くのアリが入ってくるのには参った。
夜中は体にアリが付き騒がしいばかりか、たまには咬むので、しまつが悪い。
また、頭の近くではテントのシートの上をアリが歩いていく音が聞こえるのである。
この様な状態だからアリは非常に多いと思っていた。それで今朝テントをたたむ時に見たら、やはりアリが真っ黒になって集まっているのである。
大変気持ちが悪い。とにかく、昨夜はよく眠れなかった。

 カルシウムが不足しているかもしれないので、ミルクをたまに飲むのであるが、今日の昼に1リットル一度に飲んだら、下痢である。
これは思い付いた時しか飲まないからだろう。飲み続けなければいけない。

 昼は暑いので、体を水に濡らすのだが、あまりにも多く水をかけ、半ズボンだけではなく下着のパンツまでぬれてしまった。
そのまま歩いていると半ズボンの濡れた部分が滑らず、久しぶりにマタズレをしてしまった。

出費 41.55フラン

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-967

2015-11-26 07:16:30 | 世界徒歩旅行

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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-586

22)フランスを歩く

日記から-12

7月25日(木曜日) もちろん今日も 晴れ

 今朝は昨日土地の人に見つかったので、出来るだけ早く出発しようと思っていた。
ところが出発が7時半になってしまった。それにしても、周りに何もなくウサギなどがいるだけで人などもいない良い雰囲気の所であった。
ただし、蚊だけが多くて大変困った。

 今日は何もなく一日が終わると思っていたのに、昼にガソリンスタンドで水をもらったら、その水がガソリン臭いのである。
初め、そのガソリンスタンドで飲んだ時は回りもその様な臭いだったので分からなかったが、後で飲んだら、それが分かった。
ゲップが出て来た時にも、その臭いがガソリンの臭いである。だから、その水を捨てた。
その時これからはガソリンスタンドで水はもらわないようにしようと思った。
が、、、、

 今日のほぼ最後の町Arlesという町を過ぎる時に「町はずれにもスーパーはあるだろう。」と思っていた。
だから、食糧を町の中では買わず、過ぎ去ってしまった。その後、スーパーが見つからないのである。
「仕方がない。今日は夕食ぬきか!」と思って歩いているとガソリンスタンドがあるのである。
昼にガソリンスタンドではひどい目にあったので、どうしようかと思ったが、やはり水をもらうことにした。
そして、体を少しだけ洗った。その後、フト!見るとワインを売っているのである。
そのワインは量り売りである。そのワインを買う為に容器を差し出しワインを入れている間に店の人はジュースをくる。
それだけではなく、パンにサラミをはさんだ物、スイカまでくれ、ワインもただにしてくれた。
昼のガソリンスタンドとは天地の差がある。これでは今日はお金を一銭も使わないことになる。
どうして、このガソリンスタンドは僕にこの様に親切にしてくれるのかな?
とにかく、今日は夕食がないと思っていたのにパン、ワイン、水、すべてがそろった。
このガソリンスタンドの人は多分、スペイン人ではないかと思う。この次に入る国のスペインが楽しみだ。

 この辺はアリが多い。テントの中に入って来て困る。

 ラジオではベトナムのことを話しているようだ。
このフランスではベトナム戦争にはあまり関係がないと思っていたが、その戦争の後、それでも多くの難民がこちらに流れて来ているようだ。
難民の人々とそこの国の人々との問題をニュースで話しているのではないかと思う。
そう言えば、日本に入ってきたベトナムの難民たちもどうなっているのだろうか?気になるところだ。

出費 0フラン

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世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-966

2015-11-25 08:55:25 | 世界徒歩旅行

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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(フランス)-585

22)フランスを歩く

日記から-11

7月24日(水曜日) もちろん今日も 晴れ

 朝、昨日飲み屋で知り合ったフランス人が来て彼の住所を置いて行った。
それで僕の住所も彼に教える。
(普段は非常に多くの人と接しているので、あまり人々に住所を教えない。)

 今朝は昨日買った自炊用の燃料を買い替えるためにスーパーに朝一番で行こうと急いで行った。
昨日の燃料はススが出て使い物にならないからである。そのスーパーで買い替えることができるか聞いた。
長い間、時間をかけて交渉したのだが、全然、駄目で時間が勿体無かった。
その燃料を捨ててAixの町を出て、歩き出すことにする。

 Salonという所を過ぎると地形が平らになり、これからはテントを張るのが大変かなと思った。
しかし、畑と畑の間には土地を区分してあるためであろう、木々がちゃんとあるのである。
それで今日はその木々の間でテントを張る。

 テントを張り、落ち着いて僕が食事をしている時にここの土地の人がやって来る。
この辺も自分の土地に対しては厳しく管理をしているようであり、土地を見回っているのだそうだ。
僕に対しては、今日一日だけならここでテントを張っても良いと言ってくれた。
助かった!

出費 59.20フラン

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