HYPER WAVLOG ハイパー・ウェイブログ

TRPG「CardWirth」のファンサイト!他雑多あり。

『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』感想

2013-12-16 17:39:49 | 特撮など
うちの街では上映していない&久々に札幌に行ってきたので、ここぞとばかりに観てきました。

以下はネタバレ注意。
























 鎧武編は第一話以降観ていないので、細かい感想は省略。
最初と最後にしか登場しませんが、グリドンの人がいいキャラしていますよね。
 キャラクターもそれぞれが強烈で、近いうちにまとめて一気に観ようと思います。

 本編を観ていないので憶測でしか語れませんが、主人公の鎧武こと紘太にとっては、
恐らく今回初めて本格的にライダーバトル・戦いに「命のやり取り」というものを感じ、
一度戦うことに躊躇いを感じるという、試練だったのではないでしょうか。

 お祭り要素が多い第二部「鎧武編」ですが、
結構TVシリーズに良い意味で影響を与えてくれてると思います。憶測ですけど。


 さてウィザード『約束の場所』。

 TVシリーズが第51話で実質的に完結しており、その終わり方も
コヨミ=「賢者の石」を取返し、それをどこか遠くへ捨てに行くために旅立つという、
これ以上ない感じに綺麗に終わったので、
 前情報で「完結」「コヨミ復活」という売り文句にはかなり不安を感じていました。

 さて実際観てみると、「結構よかった」というのが正直なところです。

 ウィザードはTVシリーズとしては「旅立ち」で完結しているのですが、
ここからしっかりウィザードの物語の続きを描くとなれば、どうしても「賢者の石」を
捨てる、あるいは捨てたとしてのその後に内容にスポットを当てざるを得ないはず
(52,53話は位置づけ的には後日談というより、番外編に近い内容でしたので)。

 賢者の石を捨てに旅立ったものの、どこで捨てるか決めかねてずっと旅をしていたというのが
「晴人自身のコヨミに対しての未練の表れ」というのが、とても良い感じにハマっていたと思います。

 そこに現れた強力なファントム、オーガによって、再び石=コヨミを奪われてしまい、しかもオーガによって
再現されたコヨミ=白い魔法使いが晴人に襲い掛かるという最大の試練が訪れます。

 そこでまた晴人は自身の未練に対し苦しむわけですが、それに対する凛子など周りの「それでもいい」という
受け入れる言葉がまた良いなあと思うんです。
 その言葉は最終的に晴人の、コヨミに対しての「どんなコヨミでも受け入れる」という言葉にも繋がっているのもちょっと嬉しい。

 そして晴人のアンダーワールドでオーガとの最終決戦。
このオーガが、過去のファントムの能力を使役できる力を持っていること、晴人のアンダーワールドがかつての「両親との約束」から
「コヨミとの思い出」に変わっていること、そしてコヨミとの思い出のシーンの中で戦うなど、
「ウィザード一年間の集大成」にふさわしいラストバトルだったと思います。

 そうしてオーガ撃破後に晴人が見つけた「賢者の石」の置き場所。どんなに遠くへ行っても見つることの出来なかった
その場所は、意外にも一番近い、晴人自身のアンダーワールドの中にあった、という締め方でした。

 よかったと思うポイントをまとめると

・コヨミに対する晴人の「コヨミがいた事で、自分も救われた」という感謝の気持ちを伝えられたシーン
 (TVシリーズを思い返すとコヨミからはただ感謝されるだけで、晴人自身はコヨミに反対にその気持ちを伝えてなかったので、
これでようやく相思相愛……かどうかは分かりませんが、本当の意味で互いの気持ちが通じ合えたのではないかと思います)。

・「賢者の石の置き場所」が納得のいく場所だったこと

・という具合に、「飽くまでもTVシリーズから続けるのならどう決着させるか」が綺麗にまとめられていた

というところです。

 あと53話で別世界に置いてきた「インフィニティーリング」の出し方も割と無理が無い感じでよかったです。
ただ「インフィニティードラゴンゴールド」は夏映画同様、相変わらず出るのが唐突すぎて、納得がいかないなあと。
ウィザードは魔法使いで「ありえないことをやってのけるのが魔法使いってもんだろ」と映画で言っていたので、
「魔法なら仕方ないよね」と思うしかありませんが……
 映画の体系上、どうしてもウィザード側の尺が短いのが残念で、一年か半年後に出るであろうDC版が待たれるところです。


 最後に、TVシリーズを含めてのウィザード感想としては二期では結構好きだったなと思います。

 最初は過去シリーズであったような設定、展開など、どうも既視感が強くて「可もなく不可もない」のが気になりましたが、
MOVIE大戦アルティメイタムあたりで晴人の性格が良い感じに砕け、ビースト=仁藤が現れたあたりからは一気に面白味が出てきたと思います。

 伏線も後半がやや駆け足気味でしたが、しっかり回収されており……というよりキーパーソンとなる笛木が登場するのが10話くらい
遅すぎたんでは、と思います。そこらへん、ペース配分が難しかったのかな……と。


 時間があれば、鎧武もちょっとずつ観て追いつけるようにしたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿