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「劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」感想

2015-08-08 20:30:26 | 特撮など
2回目のジュラシック・ワールドを見る前に鑑賞。

思わせぶりな前情報で、どうなるやらとドキドキしていましたが、
ある程度の予測ができる展開ながら、ハラハラする内容でした。

以下、ネタバレで。































































 仮面ライダードライブとして機械生命体犯罪を追い、
ロイミュードとの戦いを続ける泊進ノ介巡査と、相棒の”ベルトさん”ことドライブドライバー。

 ある日、巨大ロイミュードとの対峙する最中、
自分の息子を名乗る男が現れ、「ベルトさんが原因で未来の世界がロイミュードに支配される」という驚愕の事実を告げる。
その直後、同じくして黒いドライブが襲撃してきて……というお話。


 今まで一緒にやってきたベルトさんが実は黒幕だった……? というのが今回の軸。
蓋を開ければロイミュードのラストナンバー「108」による、擬態能力を利用した狂言、というオチでしたが、
そのためにベルトさんを破壊する決断を下し、即実行に移す進ノ介は潔いですけど、頬を伝う涙が、こっちももらい泣きしそうで。
 役者さんは泣く演技が上手いなーと思います。テレビシリーズでは、にっくき父親の仇を前に、煽られても手を出せない状態に悔し涙したり、
突破口を見つけて笑い泣きしたときとか、今回は相棒を破壊する時の辛そうな涙、ベルトさんが進ノ介に残したプレゼントにしんみり涙するところなどなど……「泣きのバリエーション」が豊富。

 剛は相変わらずボロッボロな貧乏くじみたいな役目ばっかりでしたが、ピンチのドライブを常に助けに来るなど、その姿勢は歴代2号ライダーの中でも5本指に入るほどの活躍っぷり。
テレビシリーズでは最終的に報われて欲しい人No.1です。

 一方チェイスは、テレビでは、機械生命体ゆえのクールな部分と無知な部分のギャップが可愛らしいと定評がありますが、今回はその成分は薄め。
というのも、中盤でダークドライブの攻撃から身を挺して進ノ介を守り、マッハドライバーを託して以降はラストシーンでの顔見せすらなしという扱い。せめて無事な様子くらい映してくれても……と思いました。
 しかも進ノ介がマッハドライバーを装着し、シグナルチェイサーで変身しようとして失敗したシーンでは、トライドロンキーに差し替えるときにシグナルチェイサーをぶん投げるのが一瞬見えたような……
自動で戻ってくるだろうけど、ちょっとひどくないか(笑)? と思ったら、ラストバトルでチェイサーのシンゴウアックスを呼び出した後も、次のバトルに移ろうとするときにぶん投げるという……
前半の活躍とは打って変わって、とことんチェイサーがぞんざいに扱われていて少し可哀想な感じがしました。ネタ的な意味では美味しいかもしれません。
ちなみにチェイサー=元ドライブ=プロトドライブのマシンと思しき、プロトトライドロンも出るのですが、5分と経たずに爆発四散。やっぱり扱いが(ry

 限定ライダー「仮面ライダー超デッドヒートドライブ」はベルトの種類から言うなれば、厳密にはデッドヒートマッハ系列のライダー。
同じ脚本家が書いた映画Wでいう「仮面ライダージョーカー」と、不完全だけど、不屈の闘志とテンション、モモ曰く「ノリのいいやつが勝つ」フォーム。
魔進チェイサー・プロトドライブのスーツを改造して作っているそうですが、「急ごしらえ」感が出ていて、とっても好きです。
映画ポスターでもタイプスピードではなく、このライダーが主役を飾ってるだけあって、活躍もいい感じでした。
 ダークドライブは最初の問答無用で襲い掛かってくるシーンが非常に恐ろしかった印象が。きっと子供とかgkbrなんじゃないかと思ったら、意外と静かだった劇場……いや、黙るくらい怖かったんだろうか。
息子の遺志を継いだドライブ・タイプスペシャルはそれまでの展開もあって、とても燃える内容でしたね。きっとこれが本来のエイジのドライブの姿なのだろうと思います。

 他のキャストでは霧子は別格として、本願寺さん、追田さんはそこそこ活躍していたものの、観終わってから数時間後、究ちゃんとりんなさんが、あんまり活躍していなかったのがちょっと気になり始めました。
今回はドライブの集大成的な映画だったので、もうちょっと彼らに映画ならではの大きい役目を与えてあげても、良かったんじゃないだろうかと……
それこそ、無理っぽかったですけど、りんなさんは、マッドドクターの代わりにシフトネクストスペシャルをドライブ用にチューンアップするとか、108の居場所を突き止めるのは究ちゃんにやらせるとか……

 とはいえ、泣けるシーンとハラハラドキドキのバトルシーンが交互に入れ代わり立ち代わりな内容で展開した今回の映画。結構退屈しない、いい内容だったと思います。

 ちなみに久々に復活した次回ライダーのゲスト登場。ゴーストは動きにちょっと酔拳入ってるのかな……が、特状課メンバーに目撃されただけで、ドライブたちとの邂逅シーンはなし。
うちの町の映画館ではMOVIE大戦の予告がなかったのですが、もし今年もやるのなら、昨年のMOVIE大戦のように、初対面的なシーンが挟まれるんでしょうね。

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