神奈川県庁を訪れたのは、小学校の社会科見学以来。新庁舎ができて間もない頃だったと記憶している。たしか新庁舎が映っている下敷きをもらったのだ。
昨日は、その本庁舎(昭和3年築)を見学。ガイドさん(今の仕事の同僚)によると、その後各地に同様な建物がいくつも建つほど当時のお手本となったらしい。関東大震災の後だったので、重厚長大でいかにも堅牢な建物が求められたのだろう。
そんな貴重な建物(登録有形文化財)を、誰もが見学できちゃうところが素晴らしい。もちろん、このキングと呼ばれる県庁のほか、クイーンの横浜税関、そしてジャックの横浜市開港記念会館と、「横浜三塔」すべて中に入って歴史を実感できるのである。
特に横浜市開港記念会館は、館内の会議室やらホールやら、市民が日常的に使っているけど、実は大正6年竣工の国の重要文化財。それが、近所の公民館みたいな価格で気軽に借りられるんだからすごい。これも、横浜の魅力の一つなのだ。
上の写真は、その横浜市開港記念会館の大窓から、県庁を望む。
こちらは県庁の正面玄関
横浜市開港記念会館の2階にある大窓。その内側のステンドグラスには市章「ハマ」のマークが見える。