ご好評のチャンピオン戦インタビュー、第5回はプロ棋士の及川拓馬四段にお願いしました。及川四段は奨励会時代から解答選手権に参加してくださっています。
---初めて詰将棋を解いたのはいつ頃のことでしょうか。
及川「小学1年生のときです」
---それは早いですね。強くなるために始められたのですか。
及川「はい、上達のためです。最初は1手詰や3手詰でしたが、本当に楽しくて、詰将棋は大好きでした」
---創作(※1)を始められたきっかけは?
及川「やはり師匠(※2)の影響ですね。やってみると面白くて…」
---解答選手権に出ようと思ったのはなぜですか。
及川「三段時代に角さん(※3)に誘われました」
---解答選手権の雰囲気はどんな感じですか。
及川「シーンとしています。全員黙々と考えているというイメージでしょうか」
---今回は意気込みが違う、という噂を聞きましたが…。
及川「優勝を狙います!と言いたいところですが…。前回が不本意な成績でしたので、今回はまず上位に入ることを目標にします」
---負けたくない人は?
及川「広瀬五段、中村(太)四段、村田(顕)四段…、同年代の人は意識します」
---解答選手権に向けてトレーニングをしていますか。
及川「駒場和男さんの作品(※4)を解いています」
---それは気合い十分ですね。期待しています。本日はありがとうございました。
(※1)創作…「詰将棋パラダイス」「将棋世界」で入選経験あり。
(※2)師匠…詰将棋創作でも知られる伊藤果七段。
(※3)角さん…角建逸・解答選手権実行委員。当時「将棋世界」編集長。
(※4)駒場和男さんの作品…中長編中心の作品集「ゆめまぼろし百番」。
【過去の成績】
第3回…7位
第4回…4位
第5回…18位