日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

アメリカ総領事館に対する抗議文【バグダッド爆殺事件】

2020年01月12日 15時10分56秒 | 国際情勢
我が愛国社会主義運動の大アジア主義戦線である興亜維新義勇軍は駐大阪アメリカ総領事館に対し抗議文を送付した。

アメリカ合衆国政府に告ぐる

良識ある在日アメリカ総領事館職員諸兄、諸兄もよくご存知のように貴国のトランプ大統領はイラン・イスラム共和国革命防衛隊のガセム・ソレイマニ少将を爆殺する命令を下し、2020年1月3日イラク共和国首都バクダッド空港にて実行された。
その行為自体がイラクの主権を侵害する行為であり、強く抗議するものである。

我々はイランの立場を代弁する者ではなく、イランの言い分を引用するならばソレイマニ少将ら率いる部隊はイラク国内にて対「ISIL」掃討作戦を行っていたという。しかし、ソレイマニ少将は対「ISIL」作戦の傍らシーア派民兵の「人民動員隊」を掌握して「反政府を主張する一般のイラク国民やスンニ派住民に暴力を行使していたこと」や「反米デモを扇動してアメリカ大使館を襲撃させたこと」が明らかとなっている。この問題については我々はイラン側と故人のソレイマニ少将を非難する。

だが、宣戦布告も無しに他国の軍人を殺害する暴挙が許される筈はない。ここに嘗て「メイン号」沈没事件を利用してスペインに仕掛けた米西戦争、トンキン湾事件をでっち上げて仕掛けたベトナム戦争、911テロを利用したアフガニスタン侵攻、911テロと大量破壊兵器保有をでっち上げたイラク戦争、そして最後通牒「ハルノート」を突き付け「最初の一発」を日本に撃たせようとした大東亜戦争以来のアメリカ帝国主義の謀略根性と内政干渉は未だ健在であることを世界に示したのである。

そもそも、アメリカ・イラン間の最大の懸案となっている核問題では、国連の査察官が「イランは合意を遵守している」と指摘しているにも関わらず、2018年5月にアメリカ側から一方的に離脱してしまったことを忘れてはならない。
更に、トランプ大統領は各国にイランへの経済制裁を呼び掛けているのである。譲歩を見せたにも関わらず叩かれるというまさに踏んだり蹴ったりのイランが反撃に出ることは十分に理解も擁護も出来る話だ。

イランがイラクに必要以上の干渉を行っていることは遺憾だが、これも元はと言えば、アメリカがサダム・フセイン大統領を「自由」「民主」の旗の下に排除して宗派対立・民族対立の「パンドラの箱」を開いてしまったことが原因であり、全てはアメリカの無責任が招いた事態である。

今回の事件は、イランが「報復」として在イラク米軍基地にミサイルを撃ち込んだことをもって手打ちになろうとしている。事態拡大を望まないイランが敢えて巧みに人員を避けて物品だけを破壊した紳士的対応は評価されるべきであり、トランプは伏してイランの「恩情」に感謝すべきだろう。

未だ、予断を許さない状況ではあるが、対米従属の日本政府が如何なる態度を取ろうとも偉大なる大日本帝国と皇軍の精神を継承する真正日本人たる我々は大アジア主義の大義のもと、イラン対アメリカの一対一の問題ではイランの側に立つことを明言しておこう。

また、今回のソレイマニ少将爆殺を貴国政府高官が大東亜戦争中のブーゲンビル島上空における山本五十六海軍元帥搭乗機撃墜に重ねていることについても不謹慎であると強く抗議する。
貴国高官は山本元帥を「テロリスト」呼ばわりしたが、山本元帥は「戦争」を遂行したのであって「テロ」を起こしたのではないからだ。
ソレイマニ少将が行ったことが「テロ」に値するかどうかは敢えて論じないが、山本元帥を貶める非礼な喩えは許されない。

さて、貴国アメリカ合衆国という国は傲慢過ぎるのだ。
貴国は嘗て、イラク・北朝鮮・イランなどを指して「悪の枢軸」と呼んだ。
我が同胞を拉致し、ミサイルを向ける北韓(北朝鮮)はともかくとしても、アメリカの戦略のためにイラクやイランを一方的に断罪する資格があるのか。
我々から言わせれば、「チェチェンや日本の千島、フィンランドのカレリア、ウクライナのクリミアを支配するロシアのプーチン体制」「共産党軍国主義体制をもって国内外に強圧的な中華人民共和国と朝鮮民主主義人民共和国」そして「軍産複合体と石油利権のために世界中に介入するアメリカ合衆国」こそが真に「悪の枢軸」と呼ぶに値する。
何の皮肉か、「悪」の代名詞とされている「枢軸国」の日本・ドイツ・イタリアが対峙したアメリカ・ソビエト・中国の方こそよっぽど悪いことをしているではないか。

我々は大日本帝国と大東亜戦争が無条件で正しかったと言うつもりはないが、「大東亜共栄」の理想とそれに殉じた将兵たちの精神の継承者たる日本民族派である。
八紘一宇・世界共栄を目指す者として貴国の覇権主義は看過出来ない。
何時の日か必ず、対米従属から脱却し貴国の覇権主義にNOを突き付けよう。

良識あるアメリカ合衆国国民諸君、真に自由を愛するなら自国の覇権主義を許すな。既に声を上げている良識ある貴国民には心から敬意を表する。貴国民もまた覇権主義による被抑圧者であり被害者である。我々は貴国民と連帯する。

皇紀2680年1月9日 興亜維新義勇軍司令部








最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アジア主義者)
2020-06-05 05:50:29
大東亜戦争時にインドネシア独立派の回教挺身隊を日本が支援がしたように日本は反米・反資本主義のイスラーム教徒らと団結しよう!!反イスラムを唱える列強国と同じ道を行かない事を願う

コメントを投稿