しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

マラソンランナー 後藤 正治著 文春新書 を読んで

2012-09-11 | ノンフィクション
図書館で借りた本です。
なんでもかんでもよほど実用書でなければ、読んだ本はブログで記録してみようかなぁと考えております。
いつまで続くか???ですが、雑でも書こうかなぁと思っています。

この本を手にしたのは私も一応マラソンランナーの端くれなことと、8月の日経新聞「私の履歴書」でメキシコ五輪マラソン金メダリストの君原健二氏が登場し、それを切れ切れ読んでいて氏の人となりが気になっていて、この本にも登場していたためです。

日本マラソンのパイオニアである、金栗四三氏から高橋尚子氏まで8人の時代を刻んだマラソンランナーについて記載しています。
意図的なようですが東京マラソン銅メダルの円谷幸二氏は省かれています。
-章立て-
 坂の上の雲-金栗四三
 苦い勝利-孫基禎
 アトムボーイ-田中茂樹
 完走者-君原健二
 貴公子-瀬古利彦
 朗らかランナー-谷口浩美
 復活-有森裕子
 ジョガー娘-高橋尚子 


さすが一時代を築いたランナーぞろいなのでそれぞれ印象に残りましたが全部書いていると大変なことになりますのでかいつまんで特に印象に残ったこと。

金栗四三氏
「大変な人だなぁ」という感想、金栗氏について書かれた本があるのは前から知っていたので是非読みたくなりました。


君原健二氏の生真面目さを語るエピソードとして「瀬古選手、中山選手のことを語るときも、かならず瀬古さん、中山さんという呼び方をした」というくだり。
著者も君原氏が好きなんだろうな~という感じでこの1章はなかなか泣かせます。

高橋尚子氏については平成15年12月刊行ということで、記載がアテネ五輪前で止まっているのが残念でした...。
シドニーでの栄光も素晴らしいですがそれ以降の順調とは言えない氏の歩みも書いて欲しかったなぁと感じました。

全体に駆け足で人となりを紹介しているので食い足りない部分はありますが、マラソン及びマラソンランナーの素晴らしさを感じられるいい本でした。

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