しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

ヒルクライマー 高千穂遥著 小学館

2013-09-09 | 日本小説
一応自転車にも乗るので(最近乗っていない)高千穂遥氏の自転車関係の本は一通り読んでいます。
のせられてロードバイクを買ってしまったというよくいる人だったりもします。

そんなこんなで本書2009年7月に「日本初の本格的ヒルクライム小説」(う~ん)という売りで発売され気になっていたのですが、単行本で1,400円かけて買おうという気はどうしても起きずにいたのですが...。

地元の図書館で見つけたので借りて読んでみました。
4年越しの念願がかなった。

高千穂遥氏の小説は殆ど読んだことがなく「夏・風・ライダー」なる文庫本を大学生のころバイクに乗っていて、古本屋で見つけて買って読んだのみ。
(まだ家にある、amazonで見たら絶版でした)

これも「鈴鹿4耐」に出る素人レーサーの話のようなので(全然覚えていない)オートバイが自転車に変わってはいますが20年を経て同じようなことをやっているわけですねぇ。

ある意味高千穂氏も私も全然成長していないような....。
というわけでSF作家としての氏は全然知らないで読んでいます。

さて本書、内容は「スポーツ推薦で大学に入ったランナーが駅伝出場を拒否して中退し目的がなくなりブラブラしていたところ、病気で亡くなった友人からロードバイクを託されヒルクライムレースにのめり込んでいく....」
というもの。
内容を書くだけでもなんだかべただなぁという感じですが....感想。

まぁ自転車のヒルクライムレースというものをさらっと知るのには悪くない小説だと思います、普通に楽しく読めます。
展開がべたとか安直とか登場人物の人間像が書ききれていないとかをいう種類の小説ではない気がします。
著者もそういうつもりでは書いていないようですし。

ただ描かれている自転車に乗っている人たちが「のめりこんでいる」気分はよく伝わってきました。
あとちょっと過剰な性描写は余計な気がしました。(お子様向けサービス?)

ということで感想も軽くこんなところで。

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