銀河帝国興亡史シリーズとりあえずのラストです。(一番遠い未来を描いているという意味で)
あらすじ(表紙裏記載)
上
第二ファウンデーション捜索の任務を帯びたトレヴィズは、その途上で、惑星全体がひとつの精神を共有する超有機体ガイアを見出した。トレヴィズは人類の代表として、銀河の未来をガイアに委ねる決断を下す。だが、その選択は果たして正しかったのだろうか? 彼の〈直観力〉は告げていた。すべての答えは人類発祥の星、地球に隠されていると……かくてトレヴィズは自分の決断を裏付けるために、地球探索の旅を開始した!
下
盟友ペロラット、ガイア人の女性ブリスとともに地球を探す旅に出たトレヴィズは、まず最初に惑星コンポレロンに向かった。地球に関する記録がことごとく抹消されている中で、その星にだけは地球の伝説が残っているというのだ。わずかな手がかりをもとに、コンポレロンからオーロラ、ついでソラリアへと探索を続けていくトレヴィズ一行が、やがて見つけた地球の姿とは……? 圧倒的な人気を誇る巨匠の傑作シリーズ第五弾
これも絶版のためamazonで古本を購入。
前作「ファンデーションの彼方へ」終了直後から始まっており、わざわざ作者が前書きで「一応独立した物語ですよ」とは言っていますがこの作品を完璧に理解するには前作と本作の間に書かれた「夜明けのロボット」「ロボットと帝国」を読んでおく必要があると思います。
解説にも書いていましたがこの作品でアシモフ(主人公 トレヴィズ?)はひたすら迷います。(心理的にも空間的にも)
前作よりは理屈っぽいですが、上巻は一応エンターテイメント的体裁を整えていますが(私はアシモフ的理屈っぽいのは割と好きなので前作よりいいなぁという感じであった)下巻は読み進めていくと頭がぐらぐらしてきました....。
いたるところで旅に同行しているガイア人ブリズとトレヴィズはガイアや旅の進路やらなにやらについて論争しています。
これは男の視点、女の視点の違いでしょうか....。
夫・突然接待でお酒が入ったので今日の夕ご飯は食べられない..。
妻・食事用意したのにどうして帰ってこないのよ?おかしいんじゃない?
というレベルの会話を際限なく繰り広げています。(どちらが正しいのか答えは出ない...)
その他旧スペーサー(旧 地球人)の世界では変わり果てた様々な情景が繰り広げられており、ウェルズのタイムマシンを思い起こさせました、これまたなにが正しいんだかわからず頭がグラグラしてくる...。
何が正しいんだか、どうすればいいんだかわからない状況下で唐突にラストになります。
ラストは意外(ロボットと帝国を読んだ人は想像がつくと思いますが)な人物がでてきて、トレヴィズが「判断」するわけですが....。
ここまでひたすら理由を探してきたトレヴィズがいともあっさり「判断」します。
「本当にいいのか???」という感じ。
ラストは何とも不気味。
読み終わった後なにやら寒気が止まりませんでした....。
シリーズ最後の大団円やら爽快感を期待すると裏切られる気はしますが、「怪書」です...。
アシモフはどんな気持ちでこの作品を書いたんだろうか??
この先の未来は書かれていないのでわからないわけですが...、う~ん。
↓よろしければクリック下さい
にほんブログ村
あらすじ(表紙裏記載)
上
第二ファウンデーション捜索の任務を帯びたトレヴィズは、その途上で、惑星全体がひとつの精神を共有する超有機体ガイアを見出した。トレヴィズは人類の代表として、銀河の未来をガイアに委ねる決断を下す。だが、その選択は果たして正しかったのだろうか? 彼の〈直観力〉は告げていた。すべての答えは人類発祥の星、地球に隠されていると……かくてトレヴィズは自分の決断を裏付けるために、地球探索の旅を開始した!
下
盟友ペロラット、ガイア人の女性ブリスとともに地球を探す旅に出たトレヴィズは、まず最初に惑星コンポレロンに向かった。地球に関する記録がことごとく抹消されている中で、その星にだけは地球の伝説が残っているというのだ。わずかな手がかりをもとに、コンポレロンからオーロラ、ついでソラリアへと探索を続けていくトレヴィズ一行が、やがて見つけた地球の姿とは……? 圧倒的な人気を誇る巨匠の傑作シリーズ第五弾
これも絶版のためamazonで古本を購入。
前作「ファンデーションの彼方へ」終了直後から始まっており、わざわざ作者が前書きで「一応独立した物語ですよ」とは言っていますがこの作品を完璧に理解するには前作と本作の間に書かれた「夜明けのロボット」「ロボットと帝国」を読んでおく必要があると思います。
解説にも書いていましたがこの作品でアシモフ(主人公 トレヴィズ?)はひたすら迷います。(心理的にも空間的にも)
前作よりは理屈っぽいですが、上巻は一応エンターテイメント的体裁を整えていますが(私はアシモフ的理屈っぽいのは割と好きなので前作よりいいなぁという感じであった)下巻は読み進めていくと頭がぐらぐらしてきました....。
いたるところで旅に同行しているガイア人ブリズとトレヴィズはガイアや旅の進路やらなにやらについて論争しています。
これは男の視点、女の視点の違いでしょうか....。
夫・突然接待でお酒が入ったので今日の夕ご飯は食べられない..。
妻・食事用意したのにどうして帰ってこないのよ?おかしいんじゃない?
というレベルの会話を際限なく繰り広げています。(どちらが正しいのか答えは出ない...)
その他旧スペーサー(旧 地球人)の世界では変わり果てた様々な情景が繰り広げられており、ウェルズのタイムマシンを思い起こさせました、これまたなにが正しいんだかわからず頭がグラグラしてくる...。
何が正しいんだか、どうすればいいんだかわからない状況下で唐突にラストになります。
ラストは意外(ロボットと帝国を読んだ人は想像がつくと思いますが)な人物がでてきて、トレヴィズが「判断」するわけですが....。
ここまでひたすら理由を探してきたトレヴィズがいともあっさり「判断」します。
「本当にいいのか???」という感じ。
ラストは何とも不気味。
読み終わった後なにやら寒気が止まりませんでした....。
シリーズ最後の大団円やら爽快感を期待すると裏切られる気はしますが、「怪書」です...。
アシモフはどんな気持ちでこの作品を書いたんだろうか??
この先の未来は書かれていないのでわからないわけですが...、う~ん。
↓よろしければクリック下さい
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます