山恋風来坊

生業は植木屋。趣味は山歩き、無農薬有機栽培。この頃は古道を探求し、その道、峠、山を古人に思いをはせながら歩いている。

可愛い―

2008-04-30 21:27:13 | Weblog
    暑い一日になりました。

    友人の家具作家の家に仕事を兼ねて立ち寄り、何年か前に話題に

    なった珍しい写真を再び見せてもらいました。裏の里山で

    ニホンモモンガの子供を拾い育てた時の写真です。




      <対話するモモンガのキキとゴルデンレトリバーのカール>


   カールが第一発見者。カールの変な泣き声で、彼が裏山に行って

   見るとそこに本当に小さなモモンガが落ちていたというわけ。

   どうやって飼育するのかもわからずに、県の担当課に連絡しても

   飼育できる人がいないと言うことで、彼らがスポイトで育てた

   そうです。今は野生に戻してしまい戸籍から抜けています。

   植物もお互いに話をしているように、この二人も飼い主の話をして

   いるのでしょうね。

山笑い、車も笑う

2008-04-29 21:50:05 | Weblog

 さすがに春のゴールデンウイークです。山笑ふなどと優雅な遊びをしている人もいます

が、大勢の方はお出かけ。車も満車。車笑ふですね。これこそ経済効果。なければ

日本はつぶれてしまうそうですから難しくなる。

  
     
      <東北道佐野サービスエリア朝8時>

 利便性は追求、経済成長は維持。でも、環境破壊はいやだ、地球温暖化はいや

だ。これって無理ですよね。山笑ふなどと句作っている人も、あまりお金使わずに

山で遊んでいる人も経済効果と言う点からは、よからぬ存在です。どんどん燃料を

使い、資源も使い、買い物をする。つまり経済成長維持、これが日本を救う道だ。

これってなんだか変ですよね。


  

      <群馬、妙義山>

 山は今笑う時期です。色と言うのは変化に富んでいて、日本人は昔からその色に

名前を付けていたんですね。芽吹きの色も少し調べると5種類にもなっている。

 若苗色―苗色より薄い草色。

 苗色―薄い萌葱色。

 若草色―芽を出し始めての若い草の色。

 草色―若葉が色を増して濃くなった色。

 萌葱色― やや黄色みを表す緑。

   出典は「色の名前で読み解く日本史」 中江克己


 昔の人は自然をよく見ていたんですね。今の日本人のデリケートな感性や美意識は、

自然と人とが深いかかわりを持って暮らしていた昔のなごりのようなきがします。


 

行者ニンニク

2008-04-28 20:40:36 | Weblog

 この間歩いた西上州の山はまだ芽吹きが始まったばかりだったが、長野市内の

お客さんの庭に植えた行者ニンニクは生えそろい、花をもたげていた。周りをよ

く見ると、実生の苗もたくさんでている。



 庭の下草はいろいろなものがあるが、このお宅には、行者ニンニクと、クサソテ

ツ(若芽はコゴミ)と言った本当に山にあるものを植えてみた。

 庭から取って料理する為ではなくて、山の雰囲気を出したくて植えたものだが、

こんなに増えてくると料理したくなる。実際、少し位食べた方が植物のためにもい

いのではと、食思がわく。

穀蔵のパン

2008-04-27 20:46:34 | Weblog
 私の山行はほとんど穀蔵のパンがお供をする。


穀蔵
の手塚さんは素材にこだわり、安全性にこだわり、そして、おいしさにこ

だわる、三拍子そろったパンを焼く。

 昨日のような雨の日の山行でも濃縮されているパンだからたくさんはいらない。

山にもって行くのに本当に重宝している。味がいいから、疲れて食欲のない時にも

食べれる。山にはもってこいのパンだ。


  <クロワッサンやデニッシュ(卵不使用)など種類もある>

 ここのご主人手塚さんの天然酵母に対してのこだわりもすごい。自分の肌の温み

が生みの親。私はそれを聞いただけで感激、手塚さんのファンになってしまった。

   やはりパンも野菜もおいしいもの作るには時間と言う愛が必要なんですね。

ひとつ花、やぁ~

2008-04-26 22:48:31 | Weblog
 この時期定例の西上州のお花見山行。定番は、烏帽子岳、笠丸山、諏訪山。

 今日は上野村の諏訪山を山仲間の女性二人と歩いた。楢原登山口(850m)を霧雨

の中出発。木々は芽吹いてはいたものの、まだ早いと言う感じ。

 早く会いたいと霧雨の中胸躍らせて先を急げども見つからない。見えるのはミ

ツバツツジとアセビばかり。こんな天気ですれ違う登山者もいない。その上霧が濃く

て視界はほんの数メートル。やっぱりよほどの物好きでないとこんな天気には歩か

ないのかなと少々不安な気持ちも出てきた。

 小倉山から尾根に上がり湯ノ沢の頭の手前の入海山と書かれた遥拝所の岩場でや

っと、ひとつ花(アカヤシオ)発見。霧雨の中で一年ぶりの再会。


   <遥拝所の岩場に咲くひとつ花>

 さらに進み、1304mの小ピーク付近で、登山者とすれ違う。「花は?」と聞く

と、山頂で少しと言う。

 やはり早いのだとがっかり。とぼとぼと山頂(諏訪山の手前の三笠山山頂)を目

指す。山頂(三笠山)では、南側斜面の一角が8分咲き。これだけ花を見れればと

うれしさ半分、あきらめ半分の山行でした。

 諏訪山のひとつ花はこれからですが、笠丸山は今が旬かな?


 


浅葱(アサツキ)

2008-04-25 21:35:05 | Weblog
 昨年の秋に植えつけたアサツキが食べごろになった。アサツキは細い青ネギで、上田あた

りでは千本ネギとも呼ばれている。ビタミンやカロチンと言ったミネラルが普通のネギよ

り多いことから、最近の健康ブームで、人気が高まっている。




 家では、薬味のような食し方をしていたが、試しにネギの部分を刈り取り、さっ

と茹でてお醤油にかつお節で食べた。ネギの香気は薄れるがとてもおいしかった。

(地中の球根は味噌を付けて食します。)

 飛騨の伝統野菜、特産野菜のホームページにアサツキの料理が詳しく載っていま

す。ご覧ください。

五葉ツツジ(シロヤシオ)

2008-04-24 20:09:05 | Weblog

シロヤシオといえば思い出す人がいる。すでに鬼籍に入られたが、上田山草会の創立者

で佐竹金八さんという趣味人だ。

 60才を過ぎてから、シャクナゲの交配育種をはじめるような気の長い人だった。

「花より、命が先でしょうに」と意見しても、いやな顔もせずにニコニコ笑って交

配をしていた。。三軒長屋に住んで、植物に囲まれ、最期まで植物とともに生き

た。天涯孤独で、妻子に先立たれ、身よりは近くにはいなかった。お葬式(山草会

葬)の後、残っていたお金が3000円という、無欲のすばらしい人生を全うした。




 実生からではなかなか育たなかったせいか、この花が咲いたらお祝いだと言って

いたが、最期まで見れなかった。

  これから我が家の庭に、彼の作出した石楠花が咲く





花も芽も

2008-04-23 22:39:19 | Weblog
 急に暖かくなり、生業の植木屋の仕事は一番忙しい時期です。

庭では目吹の遅い柿も芽を出し始めました。山では山桜の白い花が目立ち、ナラや

クヌギの銀葉の芽にからんで淡紫色の花をつけたアケビが存在を誇示しています。

山は今まさに全山が芽吹きを向かえ、ざわざわと動き出しているようです。俳句の

季語「山笑う」とは納得です。今頃の山は本当にきれいです。上田あたりの里山は

今歩くのがお勧めです。


 仕事で川中島に出かけたのですが、有名な川中島白桃の花が満開。農家の方が受

粉作業に追われていました。





芽もでます、花も咲きます。

2008-04-22 21:32:21 | Weblog
 畑では春蒔きの種が芽をだし始めました。これは小松菜の芽だしです。

黒く見えるのは籾を焼いて炭にした籾殻薫炭というもの。これを蒔いて

地温を上げて芽だし助けます。この芽がどんな風に育っていくのか楽し

みです。

 庭では、黒船ツツジと言うツツジの花が咲き始めました。このツツジは、朝鮮半

島から中国に分布して江戸時代に日本に渡来したと聞いています。色がなんともい

えない色で、このツツジが咲き出すと、我が家では春が来たことを実感します。



 こんなよき春に、植木屋を継いでいる次男が、椎間板ヘルニアの痛みが激しく、

家では治療が無理と言うことで、救急車で病院に入院しました。人生にはいろいろ

なことが起こります。明日には何が起こるのやら?

アスパラを食す

2008-04-21 21:50:24 | Weblog
 昨日のアスパラ、待ちきれずに取って茹でて食べました。

 

 かなり太いアスパラですが出際のところも柔らかくて食べれました。家では味噌

に、マヨネーズを混ぜたものを付けていただきました。なんといっても新鮮はおい

しさの第一条件ですね。

  これから、夜盗虫退治に出かけます。