今年はここ数年に比べるとやや涼しい夏ですが、それでも熱中症患者は増えています。ウォーキングをするのも大変になってきました。その分公園を訪れる人が減り、静寂が戻ったせいでしょうか、普段気づかないような音が聞こえてきます。
谷渡りのようなケケケケケキョケキョという鶯の声に交じって、かすかに聞こえてくる蝉の声。まだ騒がしいというほどではなく、正統派ウグイスの堂々たるホーホケキョには押され気味です。個々の鳴き声もまだ小さく、夏が盛りでないことを暗示しているかのよう。実をいうと、鶯と蝉がコラボするなんて、ほんの少し前まで気づきませんでした。ウグイスは春、蝉は真夏のものだと決めつけていましたので…。我ながら認識不足!
さらにそれらに交じって、近くの工場から聞こえてくるチャイムの音、空を行く飛行機の音などが、何ともいえずのどかな空間を作り出していました。静かな昼下がりといったところでしょうか。毎日のように起きている殺人事件や人身事故、西日本の集中豪雨のニュースとは裏腹に、こんなに平和な空間があったのだなあ…と。
道すがら、ゆりの花も見つけました。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人に形容される百合の花ですが、風に揺れている様はいかにも頼りなげで倒れてしまいそう。私にそっくり? 細い茎に大輪の花をつけて重たそうにしていると何かで支えてあげたくなりますが、「余計なお世話よ」といわれそうな気もします。
白いヤマユリは清楚で美しく、「ユリの王様」とも呼ばれ、神奈川県の県花にも指定されているそうですが、もうひとつはオレンジ色の花弁をつけたひときわ目立つ派手なユリ。鬼ユリです。暗紫色の斑点をつけた花弁は思い切り反り返っていて、ほとんどが下を向いています。この花弁の色柄から連想されるのはやはり鬼?
でも花言葉は意外にも「賢者」、「華麗」、「陽気」…なのだそうです。そういえば私の横をすり抜けながら、「わあ、きれい」と声を上げておられたおば様方。花は見る者の心次第ということでしょうか。「わあ、鬼みたい」とは言っておられませんでしたから。
ヤマユリ オニユリ
マイホームページ
谷渡りのようなケケケケケキョケキョという鶯の声に交じって、かすかに聞こえてくる蝉の声。まだ騒がしいというほどではなく、正統派ウグイスの堂々たるホーホケキョには押され気味です。個々の鳴き声もまだ小さく、夏が盛りでないことを暗示しているかのよう。実をいうと、鶯と蝉がコラボするなんて、ほんの少し前まで気づきませんでした。ウグイスは春、蝉は真夏のものだと決めつけていましたので…。我ながら認識不足!
さらにそれらに交じって、近くの工場から聞こえてくるチャイムの音、空を行く飛行機の音などが、何ともいえずのどかな空間を作り出していました。静かな昼下がりといったところでしょうか。毎日のように起きている殺人事件や人身事故、西日本の集中豪雨のニュースとは裏腹に、こんなに平和な空間があったのだなあ…と。
道すがら、ゆりの花も見つけました。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人に形容される百合の花ですが、風に揺れている様はいかにも頼りなげで倒れてしまいそう。私にそっくり? 細い茎に大輪の花をつけて重たそうにしていると何かで支えてあげたくなりますが、「余計なお世話よ」といわれそうな気もします。
白いヤマユリは清楚で美しく、「ユリの王様」とも呼ばれ、神奈川県の県花にも指定されているそうですが、もうひとつはオレンジ色の花弁をつけたひときわ目立つ派手なユリ。鬼ユリです。暗紫色の斑点をつけた花弁は思い切り反り返っていて、ほとんどが下を向いています。この花弁の色柄から連想されるのはやはり鬼?
でも花言葉は意外にも「賢者」、「華麗」、「陽気」…なのだそうです。そういえば私の横をすり抜けながら、「わあ、きれい」と声を上げておられたおば様方。花は見る者の心次第ということでしょうか。「わあ、鬼みたい」とは言っておられませんでしたから。
ヤマユリ オニユリ
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