今頃は行楽シーズンで、近くの公園は子供連れの若いお母さんやお年寄りで賑わうのですが、このところ関東は雨続き。おまけに今日は台風の到来で、避難勧告の出ている地域もあります。一時は冬のように寒い日もありましたし、秋はどこへ行ったのやら。
最近のお年寄りは元気で、よくトレーニングをしている姿を見かけますけれど、一方で車椅子に乗った方、杖をついて歩いている方、シルバーカーを押しながら歩いている方なども多く見かけます。それだけ外へ出てくることが増えたんですね。昔だったら家に引きこもりがちだったお年寄りが、近頃では外へ出て行こうという気分が高まってきたように思います。
60代でも70代でも80代でもこんなに若く元気でいられるというようなCMも増えて、テレビ画面にはやたらと元気なお年寄りが登場しますけれど、そんなに元気な方ばかりなのでしょうか。夫婦で手を繋ぎながらそろそろと歩いて行かれる方、シルバーカーにつかまりながらスーパーの駐車場へ歩いて行かれるお年寄り。果たしてご自分で運転して来られたのかなと首を傾げてしまう場面もあります。
元気でいるために進んで外へ出て来られる方はいいのですが、介護施設へも入れない、子供たちにも頼れない、自力で生きなければいけないという悲壮な覚悟で出て来られるのだとしたら、将来はどうなるのだろうと案じられます。
渡瀬恒彦さんや野際陽子さんのような方ばかりならいいのですが、そうはいかないのが現実。よたよた歩く老人たちが町に溢れ、路上で死んでいくお年寄り…。そして誰が住んでいるのかわからない家の中から腐臭が漂う町になったら…。平安時代に見られたような地獄図ですね。それはひいては、若い人たちの未来でもあります。
海外旅行へ行くと、日本は本当に設備の整った美しい国だなあと思いますし、戦争のない今の日本に生まれて良かったと思います。ただ社会保障の面を考えると、「ゆりかごから墓場まで」のスウェーデンに比べて、果たして安心して暮らせる国なのかなと…。弱い者が見捨てられる社会になってはいないかという疑問が湧いてきます。奇(く)しくも今日は衆議院議員選挙の投開票日。本当に希望の持てる未来を提供してくれるのはどこなのか。選択の難しいところです。
今『未来の年表』(河合雅司著)という本が売れているそうです。それによると、このまま少子高齢化が進むと2024年には介護難民で溢れ、2027年には輸血用の血液不足で医療崩壊、2039年には火葬場が不足して遺体を葬れない状態になるのだとか。日本人は絶滅危惧種となるそうです。そんなことにならないために、今からその処方箋を考えていかなければなりません。
先日テレビを見ていましたら山口百恵さんの息子さんが、「母が家にいてくれて良かった」「家を守るってカッコイイ!」と言っておられるのを聞いて胸が熱くなりました。この息子さんはお母さんを愛し、専業主婦の重要性を認めている。本当に幸せなご家庭なのだなと思いましたし、少子化を解決するヒントはその言葉の中にあるのではないかと思いました。
この度、拙著「栄光のかけら」増訂版を出版いたしました。
少子高齢化についても考えた作品になっていますので、読書の秋にご一読いただければ幸いです。
マイホームページ おすすめ情報(『栄光のかけら』増訂版、出版しました!)
最近のお年寄りは元気で、よくトレーニングをしている姿を見かけますけれど、一方で車椅子に乗った方、杖をついて歩いている方、シルバーカーを押しながら歩いている方なども多く見かけます。それだけ外へ出てくることが増えたんですね。昔だったら家に引きこもりがちだったお年寄りが、近頃では外へ出て行こうという気分が高まってきたように思います。
60代でも70代でも80代でもこんなに若く元気でいられるというようなCMも増えて、テレビ画面にはやたらと元気なお年寄りが登場しますけれど、そんなに元気な方ばかりなのでしょうか。夫婦で手を繋ぎながらそろそろと歩いて行かれる方、シルバーカーにつかまりながらスーパーの駐車場へ歩いて行かれるお年寄り。果たしてご自分で運転して来られたのかなと首を傾げてしまう場面もあります。
元気でいるために進んで外へ出て来られる方はいいのですが、介護施設へも入れない、子供たちにも頼れない、自力で生きなければいけないという悲壮な覚悟で出て来られるのだとしたら、将来はどうなるのだろうと案じられます。
渡瀬恒彦さんや野際陽子さんのような方ばかりならいいのですが、そうはいかないのが現実。よたよた歩く老人たちが町に溢れ、路上で死んでいくお年寄り…。そして誰が住んでいるのかわからない家の中から腐臭が漂う町になったら…。平安時代に見られたような地獄図ですね。それはひいては、若い人たちの未来でもあります。
海外旅行へ行くと、日本は本当に設備の整った美しい国だなあと思いますし、戦争のない今の日本に生まれて良かったと思います。ただ社会保障の面を考えると、「ゆりかごから墓場まで」のスウェーデンに比べて、果たして安心して暮らせる国なのかなと…。弱い者が見捨てられる社会になってはいないかという疑問が湧いてきます。奇(く)しくも今日は衆議院議員選挙の投開票日。本当に希望の持てる未来を提供してくれるのはどこなのか。選択の難しいところです。
今『未来の年表』(河合雅司著)という本が売れているそうです。それによると、このまま少子高齢化が進むと2024年には介護難民で溢れ、2027年には輸血用の血液不足で医療崩壊、2039年には火葬場が不足して遺体を葬れない状態になるのだとか。日本人は絶滅危惧種となるそうです。そんなことにならないために、今からその処方箋を考えていかなければなりません。
先日テレビを見ていましたら山口百恵さんの息子さんが、「母が家にいてくれて良かった」「家を守るってカッコイイ!」と言っておられるのを聞いて胸が熱くなりました。この息子さんはお母さんを愛し、専業主婦の重要性を認めている。本当に幸せなご家庭なのだなと思いましたし、少子化を解決するヒントはその言葉の中にあるのではないかと思いました。
この度、拙著「栄光のかけら」増訂版を出版いたしました。
少子高齢化についても考えた作品になっていますので、読書の秋にご一読いただければ幸いです。
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