17日の日曜日に土方歳三資料館へ行ったのですが、若い女の子たちが長蛇の列を作っていたため(約2時間待ち)、急遽予定を変更して日野宿本陣へ。
ここは以前にも行ったことがあるのですが、新たに新選組隊士の羽織を着ることができるようになっていました。さらにはその裏にある佐藤彦五郎資料館、偶然ですが、結構収穫ありましたね。
佐藤彦五郎資料館
以前にも書きましたが、佐藤家は土方歳三の姉ノブの婚家です。佐藤彦五郎は歳三にとって義兄になるのですが、実際にはそれ以上の関係だったようです。何しろ十一歳の時から佐藤家で暮らしていたんですから、親のような存在でもあったのでしょう。歳三は京都から度々書簡を送っていますけれど、そのほとんどは佐藤家宛だったんですね。無心もしましたけれど、最後に市村鉄之助に託し、写真や毛髪・刀等の遺品を届けたのも佐藤家でした。
また、ここに佐藤道場がなければ新選組も誕生することなく、土方歳三もただの薬売りで終わっていたかもしれません。嫁ぎ先によって女の人生が決まる時代、お姉さんは最良のところへ嫁いだともいえますね。佐藤家の方はみな歳三を愛し、ファンを大切にしてくれます(勿論生家の方も)。こういう方々あったればこそ、新選組や土方歳三の人気は拡大しているのだろうなと思いました。
土方歳三資料館へは「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」(歳三の佩刀)を見たいと思って行ったのですが、佐藤彦五郎資料館にも同じ兼定の長脇差が展示してありました(歳三のものではありませんが)。さらに歳三のもう一つの佩刀「越前康継(えちぜんやすつぐ)」が展示されていたのです(撮影禁止)。こちらは松平容保(かたもり)から拝領したもので、刀身の中子(なかご)に葵の御紋が入っており、試し切りをしたことなどが刻まれています。
他にも歳三が使った鉄扇や近藤勇から譲り受けた短銃、愛用した龍笛(りゅうてき)、歳三や沖田総司の書簡など、小さな資料館に見どころが詰まっていました。
著名人も多く訪れていて、『壬生義士伝』の浅田次郎さんをはじめ山本耕史さん、藤原竜也さん、オダギリジョーさん、杏さん等の写真やサイン入り色紙が飾られていました。因みに越前康継は「嵐にしやがれ」というテレビ番組で杏さんが手にされたものだそうです。嵐も来たんですね(写真はありませんでしたが)。
グッズの手拭い 左上・杏さんの色紙
私が子供の頃、新選組は時代劇の悪役でした。「花燃ゆ」に出てくるような勤皇の志士たちが主役で、新選組は嫌われ者だったんです。かるたにも新選組は出てきましたね。「壬生の屯所は新選組」、「敵の隊長近藤勇」といった読み札があったのを覚えています。
それが司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』、『新選組血風録』がドラマ化されると、一躍ヒーローになりました。
私も悪女をヒロインにしてみたいと考えたのですが、やはり力不足でしょうか。司馬先生のようなわけにはいきません。
『薬子伝』、歴女様には是非読んでいただきたいと思っています。
マイホームページ おすすめ情報(『薬子伝』がKindle、楽天kobo、honto等電子書店で販売開始になりました!)
関連ブログリンク( 土方歳三の青春・日野宿本陣 土方歳三の菩提寺・高幡不動尊 )
ここは以前にも行ったことがあるのですが、新たに新選組隊士の羽織を着ることができるようになっていました。さらにはその裏にある佐藤彦五郎資料館、偶然ですが、結構収穫ありましたね。
佐藤彦五郎資料館
以前にも書きましたが、佐藤家は土方歳三の姉ノブの婚家です。佐藤彦五郎は歳三にとって義兄になるのですが、実際にはそれ以上の関係だったようです。何しろ十一歳の時から佐藤家で暮らしていたんですから、親のような存在でもあったのでしょう。歳三は京都から度々書簡を送っていますけれど、そのほとんどは佐藤家宛だったんですね。無心もしましたけれど、最後に市村鉄之助に託し、写真や毛髪・刀等の遺品を届けたのも佐藤家でした。
また、ここに佐藤道場がなければ新選組も誕生することなく、土方歳三もただの薬売りで終わっていたかもしれません。嫁ぎ先によって女の人生が決まる時代、お姉さんは最良のところへ嫁いだともいえますね。佐藤家の方はみな歳三を愛し、ファンを大切にしてくれます(勿論生家の方も)。こういう方々あったればこそ、新選組や土方歳三の人気は拡大しているのだろうなと思いました。
土方歳三資料館へは「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」(歳三の佩刀)を見たいと思って行ったのですが、佐藤彦五郎資料館にも同じ兼定の長脇差が展示してありました(歳三のものではありませんが)。さらに歳三のもう一つの佩刀「越前康継(えちぜんやすつぐ)」が展示されていたのです(撮影禁止)。こちらは松平容保(かたもり)から拝領したもので、刀身の中子(なかご)に葵の御紋が入っており、試し切りをしたことなどが刻まれています。
他にも歳三が使った鉄扇や近藤勇から譲り受けた短銃、愛用した龍笛(りゅうてき)、歳三や沖田総司の書簡など、小さな資料館に見どころが詰まっていました。
著名人も多く訪れていて、『壬生義士伝』の浅田次郎さんをはじめ山本耕史さん、藤原竜也さん、オダギリジョーさん、杏さん等の写真やサイン入り色紙が飾られていました。因みに越前康継は「嵐にしやがれ」というテレビ番組で杏さんが手にされたものだそうです。嵐も来たんですね(写真はありませんでしたが)。
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私が子供の頃、新選組は時代劇の悪役でした。「花燃ゆ」に出てくるような勤皇の志士たちが主役で、新選組は嫌われ者だったんです。かるたにも新選組は出てきましたね。「壬生の屯所は新選組」、「敵の隊長近藤勇」といった読み札があったのを覚えています。
それが司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』、『新選組血風録』がドラマ化されると、一躍ヒーローになりました。
私も悪女をヒロインにしてみたいと考えたのですが、やはり力不足でしょうか。司馬先生のようなわけにはいきません。
『薬子伝』、歴女様には是非読んでいただきたいと思っています。
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