暑さも和らいできたこの時期、森林の散策も汗ばむことなく快適ですが、
汗の代わりにズボンには緑色のつぶつぶがビッシリ…。
つぶつぶの正体は「ひっつきむし」。
とは言っても虫ではなく、動物に種子を運んでもらおうと工夫を凝らした植物たちです。
こちらはノブキ。
棍棒のような実にニョロニョロと毛が生えていますが、注目は毛の先端の丸い玉。
この玉は粘液で、服にべたべたとくっつきます。
こちらも支笏湖ではよく見かけるキンミズヒキ。
ノブキとは違い、毛の先端はフックのように曲がっています。
このフックで服の繊維をとらえて引っかかるという算段です。
とてもよく出来た仕組みですが、こうした仕組みに着想を受けて開発されたのがマジックテープなんだそうです。
服にくっついて勢力拡大に利用されるのはちょっとしゃくですが、
ひっつきむしがなかったらマジックテープも生まれていなかったかもしれません。
持ちつ持たれつの憎めない植物です。
(小野寺)
汗の代わりにズボンには緑色のつぶつぶがビッシリ…。
つぶつぶの正体は「ひっつきむし」。
とは言っても虫ではなく、動物に種子を運んでもらおうと工夫を凝らした植物たちです。
こちらはノブキ。
棍棒のような実にニョロニョロと毛が生えていますが、注目は毛の先端の丸い玉。
この玉は粘液で、服にべたべたとくっつきます。
こちらも支笏湖ではよく見かけるキンミズヒキ。
ノブキとは違い、毛の先端はフックのように曲がっています。
このフックで服の繊維をとらえて引っかかるという算段です。
とてもよく出来た仕組みですが、こうした仕組みに着想を受けて開発されたのがマジックテープなんだそうです。
服にくっついて勢力拡大に利用されるのはちょっとしゃくですが、
ひっつきむしがなかったらマジックテープも生まれていなかったかもしれません。
持ちつ持たれつの憎めない植物です。
(小野寺)