支笏湖の自然を満喫しよう!

支笏湖の自然を紹介するブログです。

積雪5cm

2008-11-23 17:05:24 | Weblog
「この雪積もるんじゃないか?」と、外を見てスタッフがぽつり。
昨日の夕方から雪が舞い始め、積もってもうっすらと白くなるぐらいと甘い考えがハズレ5cmの雪が積もりました。
16年支笏湖に勤務している方も、11月にこれほどの雪が降るのは初めてだと驚くほど。
今日の通勤は木の枝先まで雪がつき『雪のトンネル』となり、山全体も柔らかい色に包まれとても幻想的でした。枝先についた雪が風などでハラハラと落ちこの景色も1日と持ちません。
雪の少ない支笏湖では、雪がつくりだすこの景色は1年でも数えるほどです。
寒くて寂しい冬。そんな印象が強いですが、今日の雪で冬の楽しさ美しさを思い出しました。

【写真:山全体が雪化粧した紋別岳】

冬の顔

2008-11-20 14:24:01 | Weblog
今日は、風が冷たく外へ出ることがおっくうになってしまいます。
湖は波がうねり白波を立てています。もしやと思い湖に向かうと、波しぶきによって桟橋や岸辺に氷ができていました。
じっと立っていられないほど冷たく強い風。息をすることもやっとです。
湖面から高さ2m近くある場所にできた氷を撮っていても、ザブーンと波しぶきがかかってきます。我慢も数分しか持ちませんでした。
湖から吹く風に押し返されるように事務所へ駆け戻りました。

厳しい冬へ向けて氷も凍っては融けてを繰り返して、次第に厚い氷となっていきます。強い寒気が降り始めるこの時期にできるしぶき氷は思いもよらない場所に氷をつくるため見逃せません。日々、表情を変える氷は私のお気に入りです。

【写真:山線鉄橋付近にできた氷】

バナナのような種

2008-11-16 15:40:32 | Weblog
空を見上げると、なにやら変わった形の種が木にたくさんについていました。
子ども達にこの種を見せて、「これ何に見える?」と聞くと、「バナナみたい」といいます。確かに、言われてみればバナナに見えます。この種が房のようになって地面に落ちていると、まさにミニチュアのバナナです。今、この質問をされると何も出てこずに困ってしまいます。昔のあの頃の心はどこに置いてきてしまったのでしょうか。
このバナナのような形の実は、カツラの種です。
雄株雌株異株であるこの木の雌株にはバナナのような種がたわわに実っています。
そしてこの種の中には小さな種がびっしりと入っており、熟す前は緑色、中の種が熟すとバナナと同じように茶色くなります。
これから森の中に食べ物が少なくなると、ウソという鳥がこの実を食べにやってきます。プチプチと嘴で割りながら、器用に中の種を食べ地面にその食べあとがたくさん落ちています。

【写真:カツラの種】

11月の樽前山

2008-11-13 17:06:10 | Weblog
うっすら雪化粧した樽前山の様子を見に行ってきました。
樽前山の7合目へ着くなり、駐車場に車が数台停まっている事に驚いてしました。
花も紅葉も一段落し、登山者もいないかと思っていましたが何人もの登山者が山頂を目指していました。今月の25日に樽前錦岡線が閉まるため、冬の間はそう簡単には樽前山へは行けなくなります。そのため、今日の登山者は今年最後の樽前登山でしょうか?登山道には雪が積もりスニーカーでは少し滑ってしまいます。山頂へ行かれる方は、足下の冬装備をしっかりと行って下さい。

【写真:樽前山7合目の見晴台】
※これより先は、登山道に雪が積もっています。

秋の夕暮れ

2008-11-01 17:24:22 | Weblog
「今日の夕日はいいぞ」
と、事務所へカメラを取りに戻ってきたY主任。
「今日の夕日は空まで焼けますかね?」
「どうだろうね。今は、ピンク色に染まっているけど」
久しぶりに今日は、朝から快晴の1日でした。この季節は、恵庭岳と風不死岳の間に夕日が落ち、湖にオレンジ色の光りが一筋に入っていました。
急いで私もカメラを片手に湖へ。湖に向かう途中にどんどん夕日が山へ吸い込まれるように沈んでいきます。
「あ~。待って~」
いつも夕日を撮影するときは、木が入らないようにしていました。しかし、この季節の夕日は、木々の葉が落ちたことにより木の枝先まで美しくシルエットとなり寂しかった画面の中に手前に木を入れることもアクセントになると今日の夕日を見て思いました。