支笏湖の自然を満喫しよう!

支笏湖の自然を紹介するブログです。

この仕業は・・・。

2009-02-28 16:00:25 | Weblog
枯れた木の皮をこそげ取るように剥がれた木がありました。
下草が雪に覆われる冬は、木の皮を剥いで飢えをしのぐシカの食べあとが多いですが、この木は枯れているため食べるために剥いだ痕ではないと思われます。
また、高さも3m以上剥いでいるため、木に登ることが出来ないシカではなく可能性としてリスが巣材として皮を剥いだ痕ではないでしょうか?

丸い落とし物

2009-02-27 12:56:33 | Weblog
スノーシューを履いて支笏湖の森の中へ出掛けてきました。
雪の上についたウサギの足跡になにやら丸い物がポツンと一つ。また歩くとウサギの足跡に丸い物がポツン、ポツンと間隔を開けて落ちていました。
丸い物はウサギの糞。
この光景を見る限り、ウサギは一回でまとめて糞をするのではなく、歩きながら糞をするちょっとせっかちな動物?良く言えば、行動に無駄がない?
冬は動物たちの行動が雪の上に残るため、その場面が手に取るように見えてきます。

【写真:ウサギの糞】
(写真の中にはウサギの糞が3つ写っています。)

支笏湖に流氷接岸!?

2009-02-20 13:15:22 | Weblog
「支笏湖が凍った」と、事務所へ駆け込んできたスタッフ。
その言葉をつい疑ってしまいました。
支笏湖は最北の不凍湖であり全面結氷はとても珍しい出来事です。最近では2001年に湖が全面結氷し20~30年に一度は結氷の記録があります。
湖には薄い氷が張り、確かに凍っていました。その氷が流されてまるで流氷のようになりつい見とれてしまいました。
冬は西風が強くなり湖には常に波があります。そのため薄く氷が張るだけでもあまり見られない現象です。今日は風一つ無く雪がしんしんと降り続きこの条件が氷を出来やすくさせています。明日は、風が強くなるためこの氷も波によって壊れてしまうと思います。

お~い!

2009-02-18 12:53:04 | Weblog
「う゛ー。寒い!」
湖の方へ行くと、風がピューピューと鳴いていました。
事務所にいると湖の方がこんなにも風が強いとは思いもよりませんでした。
支笏湖の自然情報を文と写真でお伝えしていますが、写真では伝えきれない物が音やにおい・感触などです。その中の音が伝えすることができず残念です。
昨日、うっすらと10cmほどの雪が降った支笏湖。新雪の上にネズミの足跡を見つけました。
両足の間に長い尾を引きずって歩いたあとがとてもかわいく、ネズミの足跡を見るといつも心が和みます。
このあたりでは、アカネズミとヒメネズミ、ヤチネズミが見られ、そのうち目撃が多いネズミはアカネズミです。おそらくこの足跡はアカネズミさんでしょうか?
足跡を辿っていくと、木の根元へ雪の穴の中で足跡がとぎれています。こんなかにいるのかな?
おーいネズミくん!この中にいるのかい?
「・・・・」
これで出てきてくれたらうれしいのですが。



今日はいるかな?

2009-02-05 10:00:36 | Weblog
冬の日課となっているシカの観察。
千歳川沿いの日当たりの良い斜面に冬の間20頭前後のシカを観察する事ができます。
1月の中旬頃より数頭のシカを確認し、その後不定期ではありましたがシカがこの斜面に降りてきていました。例年であれば雪のある冬の間はこの斜面に滞在していたシカも去年あたりから数も減りそして出現も不定期になりました。私の予想ではありますが、積雪量が少ないということもありますが、一昨年まで有害鳥獣駆除として3年間で150頭のシカを駆除しました。シカの数も減ったということもありますが、以前にも増してシカの警戒心がより強くなり常に滞在するということも減ったと思われます。
今日は、斜面に5頭のシカを確認しました。
通勤の途中、今日はいるかな?と川を挟んだ道路から確認しています。

【写真:警戒するメスジカ】