10月29日に行われた活動日の様子です.今日は秋の行事がいろいろと重なり、参加者は少なかったのですが、秋晴れの汗ばむ陽気の中、椎ノ木谷の自然を堪能しながらの作業となりました.
今日は畑の収穫作業を行いました.ご覧のような見事なサツマイモ.さらに、11月12日に行われる芋煮会に使用する里芋を収穫しました.
梅林の北側に広がる湿地には、サクラバハンノキ(と思われる)広葉樹の群生があります.サクラバハンノキは準絶滅危惧種に指定される落葉小高木です. マーキング作業など、苗木の保全を草刈と併せて行いました.
作業終了時には、こうして器具類のメンテナンスを行います.前回の講習会に参加された新入会員の方も、さっそく勉強したことを活かしていました.
設置された掲示板の活用例です.どこで何をやっているかがわかるので、遅れて到着した私も迷うことなく皆さんと合流できました.
10/19に行われた10月運営会の様子です.(椎ノ木谷荘にて)
--------------------------------------------------------------
[報告事項]
●9月定例作業日(メイン)
・9月24日(日) 9:00~12:00
・内容:トンボ池周辺の草刈り、竹の切り株の処理、展望広場付近の雑木の伐採、梅林西側の草刈り、畑仕事
●椎ノ木谷荘(管理棟)の運営業務の受託を開始
・10月14日(土)より、毎週土曜日10:00から2時間の予定で常駐します.
・運営業務として、主に来訪市民の対応、棟内やトイレの清掃などを実施します.椎ノ木谷荘周辺の除草や庭木の剪定なども行っていきます.
●里山づくり体験会(会員向け)の実施
・10月15日(日)9:30~11:00 参加者若干名
・草刈機の取り扱い方法などの講習のほか、現在の活動内容の確認などを行っていただきました.詳しくはこちら
●校外学習の受け入れ
・10月18日(水)9:30~11:00まで
・佐鳴台小学校の5年生27人が椎ノ木谷を現地見学しました.
・鈴木満帆さん、事務局にて対応しました.詳しくはこちら
●植物の調査
・9月29~30日にかけて実施しました.
・今回は貴重種であるカラタチバナの集落が確認されました.大きな収穫でした.
・また、肉桂(シナモン)やシュンランも確認されています.
・外来種のソライロアサガオが目に付くようになっています.早めに駆除することが望まれます.
●各公開講座、集会などに参加
・10/9 森林の講座(森林浴の効用など・・稲垣さん参加)
・10/17 西部地域協働くるまざ集会(岡本さん参加)
●その他の報告事項
・椎ノ木谷荘および外部トイレの清掃用具、作業ノート、腕章用ピンなどを購入しました.
・洗濯機、掃除機などの寄付を頂きました.有難うございました.
・掲示板を広場入り口付近に設置完了しました.
・鍵の保管方法を変更しました.
・地元自治会により、活動エリア/牛ヶ池通りに沿って防犯灯の整備をして頂くことになりました(3箇所).
・刈払い機の替刃の不具合について、メーカー、販売店と交渉しました(松本さん).
[協議事項]
●今後の行事/作業の予定
・10月28日(土)9:00~サブ作業日
・10月29日(日)9:00~メイン作業日
・11月11日(土)9:00~サブ作業日
・11月12日(日)13:30~19:00里山づくり講習会/芋煮会
・11月16日(木)19:00~月例運営会(椎ノ木谷荘)
・11月25日(土)9:00~サブ作業日
・11月26日(日)9:00~メイン作業日
*11月12日はサブ作業日ですが、午前中の作業は行いません.
●10月29日の作業内容について
・木道周辺の草刈り~清掃~伐採木の片付けなど、空ビンの片付け、梅林西側の草刈り、芋煮会用の材料を収穫する作業、等
●里山づくり講習会~芋煮会について
・11月12日(日)13:30~15:30講習会、16:00~19:00芋煮会
・一般の方向けに企画した講習会を開催します.地元自治会を対象に案内を回覧します.新会員募集のPRも兼ねていますので、お誘い合わせの上、是非ご参加ください(定員20名予定).
・夏のじゃがいも収穫祭に続く第2弾、芋煮会を講習会終了後に予定しています.椎ノ木谷の畑で収穫した芋を皆さんと一緒に賞味しながら、深まる秋を満喫してください.
●地元学校関係者、自治会対象の説明会
・実質活動開始3年目ですが、まだまだ椎ノ木谷の知名度は低く、より多くの方に知っていただくための活動を活発化させていく必要があります.
・手始めに、地元小中学校・幼稚園等教育関係者の方を招き、見学会~説明会を企画したらどうかという意見が出されました.併せて自治会役員の方たちへのアピールも必要との認識で一致しました.
・来年1月~2月頃の開催を目安に検討していくこととします.
●見学者案内要綱
・椎ノ木谷荘の運営業務受託開始に伴い、一般の市民の方が見学にみえた時の対応マニュアルを、会として整備する必要があるという意見が出されました.
・特別緑地保全地区の概要、保全活動のあらまし、希少生物の説明、特別緑地保全地区指定に至った経緯などのドキュメントの整備.
・さらに見学コースや重点説明箇所などの設定し、希少生物保護の留意点、今後の方向性などが、わかりやすく説明できるようになっていることが望まれます.
・広報グループ、事務局を中心に検討していくこととします.
[その他]
●会員の役割分担図
・先日行われたアンケートに基づき、役割分担の一覧表が出来上がりました.詳しい内容は事務局にお問い合わせください.
●本年度の整備工事
・市緑化推進課より、年度内に行う予定となっている工事の内容が示されました.
・木道、立入防止柵の延長工事、トンボ池側の散策路整備、牛ヶ池通りに面したのり面の植栽などを予定しています.また西側茶畑に、椎ノ木谷全体の案内板を設置します.
●講演会「ボランティア時代の緑のまちづくり」
・緑の募金事業の一環として浜松市緑化推進本部が主催する講演会です.
・東京農業大学の進士五十八教授を迎え、「環境と共生する都市『浜松』の実現に欠かせない発想とは」をテーマに緑のまちづくりについて考えます.
・日時:12月2日(土)13:30~16:30 *講演会は14:40~16:30
・会場:浜北文化センター小ホール
・入場は無料ですが、事前の申し込みが必要です.
・申込先:浜松市緑化推進本部 TEL 411-6687 FAX 464-7274
・Eメール:hamamatsu.p-g.asso@coral.ocn.ne.jp
・URL: http://www.hama-park.or.jp
●はままつ竹ネット「竹を暮らしに活かそう!」
・はままつ竹ネット、西部農林事務所、県緑化推進協会の主催する過密竹林の伐採実演のイベントです.
・日時:11月11日(土)10:00~12:00
・会場:神久呂小学校(浜松市神ヶ谷町)
・参加費用:無料
・参加申込/お問合せ先:静岡県西部農林事務所森林整備課 053-458-7234 まで
本日佐鳴台小学校5年生の校外学習で、27人の子供たちが椎ノ木谷を訪れました。 朝9:30に青葉台入口で児童と待ち合わせ、新川に沿って椎ノ木谷へ一緒に入りました。椎ノ木谷荘で、鈴木満帆さんから保全の経緯や、椎ノ木谷の自然について詳しい説明を頂きました。子供たちからはいくつかの質問がされました。 また昔新川にあった水車の話や、流域で活発に行なわれていた菜種生産など、いろんな産業活動についての話に対して、子供たちは興味深そうに聞いていました。
そのあと、雑木林~広場~竹林~湿地などを見て回りました。 広場では、コウロギやバッタなど秋の虫がたくさん見られました。虫に触ったことがない子供も居て、虫網や虫かごを持った子供たちの歓声が聞かれました。
今回は時間の都合で1時間半ほどの滞在でしたが、もう少し時間がゆったりと取れれば木の実、竹のこと、秋の虫、川の生き物、植物など、班ごとやテーマごとに分かれて、様々な体験や学習がより深くできると思いました。そういった意味で、椎ノ木谷は環境学習のフィールドにぴったりのところだなぁと実感しました。
引率の川本先生、山下先生も大変熱心に聞いてくださり、今後も継続して椎ノ木谷の自然を学習に取り入れていきたいとおっしゃっていました。
(報告:中村さん)
里山づくり体験会(会員向け)の様子です.残念ながら参加者は少なかったですが、素晴らしい秋晴れの下、自然の息吹を感じる気持ちのいい一日となりました.椎ノ木谷の魅力と併せてご覧下さい.
会員向け連絡用、および一般の来訪者向けの掲示ボード(アクリルケース)が設置されました.会員向けには作業の範囲や注意事項などの連絡に、一般の方向けには椎ノ木谷全体の概要や立ち入り禁止区域の図示などが可能になりました.有効に活用していきたいものです.
里山づくり体験会の一コマです.器具担当の松本さんが講師になり、刈払い機(草刈機)の取り扱い方、注意事項など、参加者は熱心に説明を受けていました.
竹チップの山の中に見つけた、これはカブトムシの大きな幼虫です.このまま冬を越すのでしょうか.今にも成虫になって飛び出しそうなほど、立派な幼虫でした.来年の夏が楽しみになってきました.
椎ノ木谷周辺で見つけた秋の風情です.
きれいな花を付けていますが、外来種であるソライロアサガオです.蔓性で繁殖力が強く、早期に駆除することが望まれます.
9月メイン作業日の様子です.だいぶ秋めいてきた陽気が心地良い、作業日和の一日でした.城北工業高校の学生ボランティアの皆さんも多数参加、見学希望の方も加わって、作業的にも大きく進んだ一日となりました.
トンボ池周辺の草刈り、竹の切り株の処理、展望広場の雑木の間伐、梅林~西側の草刈り、畑作業など、いくつかのグループに分かれて作業を行いました.トンボ池~椎ノ木谷川の谷間の草刈りは、気が遠くなるような膨大な量の、いわば草との戦いです.足場の悪い中、地道な作業が続きました.トンボ池の中にも草や藻が生い茂っている状況で、水生生物への影響はどうなのか、どこまで除草していいのか、という話題になりました.ご存知の方はお知らせください.なお、ウッドデッキに覆い被さった枝の枝払いや周辺の草刈りは、昨日までに高柳さんが作業して頂いています.有難うございました.
先日の「そば作り有志の会」の活動の跡が畑の手前側に見えています.12月の収穫~蕎麦打ちがとても楽しみです.また畑の西側、セイタカアワダチソウが群生していた一帯は、今日の草刈りで9割方除草が進みました.
9月の運営会レポートです.(9/14、椎ノ木谷荘にて)
---------------------------------------------------------------
[報告事項]
●8月定例作業日
・8月27日 9:00~12:00
・作業内容:広場の草刈、枝のチップ化、展望広場付近の枝の剪定、伐採、枝のチップ化
・椎ノ木谷荘の管理委託について説明、協議
●そば作り有志の会
・9月2日に開始.3日、9日、10日、それぞれ8:00~10:00実施
・畑うち、畝作り、種まきなどを行いました.
●水生生物による水質調査
・9月9日 11:00~13:00
・新川の青葉台団地入口、八王子橋北の2箇所で実施
・判定結果は、両箇所とも4段階の上から2番目(すこし汚い水)
・(参考)エコモニタリング調査においても水質調査を行いましたが、結果は平成15年の水質とほぼ変わりない状況でした.なお、当日の模様は別記事にて掲載しています.
●視察の受け入れ
・9月13日(水)10:00~11:30
・浜松いきいきネットワークの皆さん(4名)が来訪されました.事務局で対応しました.
●器具貸し出し簿を備付
・器具庫内に備え付けてあります.器具を借用したり、地区外へ搬出する時には必ず記帳するようにお願いします.
●森林と林業を『変える』ワークショップ
・8月23日(水)9:00~16:00、県立森林公園森の家にて.高柳さんが参加されました.
●植物調査
・9月29日~30日にかけて、第2回目の植物調査を行います.
・11月に第3回目を行う予定です.
[協議事項]
●今後の行事・作業の予定
・9月23日(土) 9:00~12:00 サブ作業日
・9月24日(日) 9:00~12:00 メイン作業日
・10月14日(土) 9:00~12:00 サブ作業日
・10月15日(日) 9:00~11:00 サブ作業日(会員向け「里山作り初心者講習会」実施)
・10月19日(木) 19:00~21:00 定例運営会
・10月28日(土) 9:00~12:00 サブ作業日
・10月29日(日) 9:00~12:00 メイン作業日
*10月は日程の都合上、例月の第2・第4スケジュールと異なります.ご注意ください.
●9月24日の作業内容
・展望広場南側の雑木間伐
・梅林周辺の草刈
・トンボ池・木道周りの草刈および枝打ち、木道の清掃
・導入市道両側の草刈 などを予定しています.
●「里山作り初心者講習会」
・10月15日(日) 9:00~11:00
・サブ活動日を利用して講習会を実施します.今回は主に刈払い機(草刈機)の取り扱い方法の習得をメインに、保全作業の安全な取り組みに関するテーマで実施します.
・会員を対象にした講習会です.是非多くの方のご参加をお待ちしています.
●椎ノ木谷荘管理業務委託について
・8月の運営会において浜松市より説明があり、その後検討を重ねてきた椎ノ木谷荘の管理業務委託化について、正式に会として受諾する方向で決定しました.
・近々その詳細を全会員宛に文書で発送する予定です.ご都合のつく方は是非ご協力ください.
・業務の内容は、
a)「椎ノ木谷荘」の管理・・・清掃、窓開け、内外の便所清掃、貸し出し、来訪者への説明など.一日2人で土曜日10:00~12:00の2時間勤務とします.
b)管理棟周囲の除草と剪定(会のボランティア活動で行うものとは区別するものとします)
・実施回数などは、応募者の状況を見ながら決定していくものとします.ご協力頂ける方は、事務局へ電話(457-2565)、FAX(457-2557)、またはメールでご連絡ください.
[その他]
●一般向け「里山作り初心者講習会」~芋煮会
・一般の会員外の方を対象にした「里山作り講習会」と芋煮会を兼ねて、11月12日(日)の午後にイベントを実施することが決まりました.詳細は後日お知らせ致します.
・会員拡大の起爆剤にと考えています.お知り合いの方など、是非お声掛けください.
●マーキング対象種の拡大・周知徹底
・椎ノ木谷には、いわゆる絶滅危惧種といわれる貴重種以外にも、珍しい植物やこれは残しておきたいと思われるような生物がたくさん生息しています.
・保全活動の中においては、そうした生物の判別が難しいため、現在貴重種に対して行っているマーキング対象を拡げることとしました.会員の共通認識が得られるものと思います.
9月8日(土)に水生生物調査を実施しました。
調査箇所は、椎ノ木谷のすぐそばの、「新川」の青葉台団地入口と、もう少し下流の八王子橋北側の2箇所を行いました。
当会の小杉さんの指導のもとで浜松水辺を愛する会所属の後藤さんも手伝いに来てくださり、稲垣さん、戸田さん、牧野さん、地元の子供達をあわせて約10名で行いました。当日の水温は、それぞれ22.5℃、23℃でしたが、残暑が厳しく暑かったせいか、川に入ると冷たく感じました。網とバケツを持って皆で川に入り、川草の根元や石の下などを丁寧に探りました。
両箇所とも、水ににごりはなく、悪臭もありませんでした。青葉台団地入口では、魚ではオイカワ、カワムツ、シマヨシノボリ、ボウズハゼ、ヌマチチブ、アユなど、指標生物では、ブユ、トビケラ、コオニヤンマ、スジエビなど、その他生物では、ヌマエビ、モクズガニ、コシボソヤンマが見られました。こうした生物の生息による水質判定結果は、水質環境Ⅱ(4段階評価のうちの上から2番目、少しきたない水と称する)となりました。
一方の八王子橋北側では、魚ではオイカワ、カワムツ、ゴクラクハゼ、シマヨシノボリ、ヌマチチブ、アユ、メダカなど、指標生物では、トビケラ、コオニヤンマ、スジエビ、アメリカザリガニなど、その他生物では、ヌマエビ、モクズガニ、コヤマトンボ、ハグトトンボが見られました。こうした生物の生息による水質判定結果は、水質環境Ⅱ(4段階評価のうちの上から2番目、少しきたない水と称する)となりました。
両箇所とも同じ結果になりましたが、青葉台団地入口のほうが上流ということもあり、ややきれいだったと感じました。川草の根元の深いところにアユの群れがいたことにはびっくりしました。こうした機会を通じて、生き物の宝庫である新川をもっと知り、大切にしたいと思いました。また、湧水を起点した椎ノ木谷地区内にある小さな流れでも、こうした調査をいずれ実施してみたいと思いました。
(報告:中村さん)
器具道具類の管理をされている松本さんからのお知らせです.
--------------------------------------------------------------
●替刃チップソー不良品の件
・27日の定例作業日に刈払機の欠損刃の多いもの3枚を、替刃として購入してあった浜北精機のものに取り替え使用してみました.ところが、取り替えた刃が不良ロット品と思われる現象が確認されたので、本日(29日)販売店に現品を持って行き説明し、対応をお願いしてきました.
・帰りにつなぎとしてサンプル品をもらいました.次回の作業日に試用してみたいと思います.
●貸出簿を作成備付
・昨日(28日)事務局中村さんが作成してくださいました.器具庫に備付けしてあります.道具類を借用または搬出する時は、都度記帳をお願いします.
・なお、現在保守目的などで借用搬出品がある方、及び他団体などへの貸し出し品がある場合は次回定例作業日までに記帳をお願いします.
以上よろしくお願いします.
(報告:松本さん)
②9月から11月は除草などの管理作業
③10月下旬には刈り取り、乾燥、脱穀、製粉等
④12月以降、蕎麦打ち、茹で上げとなり、やっと人の口に入ります.