華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室 10月(2022年 令和4年)

2022年11月02日 | Flower
いけばな教室 10月(2022年 令和4年)

瓶花 懸成体 
野茨 菊 小菊 レモンリーフ
野茨の美しい枝ぶりを瓶との調和を考えて 垂れ下がる懸成体に活けました。
秋の風雅な寂しさの中にも実と菊の橙色に暖を感じる作品です。

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いけばな教室 9月(2022年 令和4年)野辺の景

2022年10月03日 | Flower
いけばな教室 9月(2022年 令和4年)

盛花 景色いけ 七景 『野辺の景』
花材:薄(芒)・鶏頭・竜胆(白)・アスター(紫)・ポリシャス
日本の風景を活ける景色に活け、秋の花材を取り合わせて秋の野辺の景色を活け表します
水盤の中に綺麗な小川を表現します。


















いけばな教室 7月(2022年 令和4年) 飾盛体

2022年10月03日 | Flower
飾盛体
現代の建築や生活様式にマッチするモダンな感覚の花、一定の形式はなく作者の創意によって個性、感性が重視されるいけばな
花器と敷板も調和を考えて選んでいけました。

テマリ草
ティリーフ
スモークグラス
バンクシア
ミリオンバンブー

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6月のお稽古 瓶花 斜成体

2022年07月04日 | Flower
いけばな教室 6月(2022年 令和4年)

6月のお稽古 瓶花 斜成体

七竈(ななかまど)
芍薬(しゃくやく)
竜胆(りんどう)

紅葉と赤い実が美しい七竈ですが新緑の姿も清々しく凉を感じます。
美しい枝振りを選んで、涼しげに活けます。
芍薬は大輪の花を咲かせてくれます。
早くも秋を感じる竜胆で更に涼感を加え
爽やかな夏風を感じる作品に仕上げます。
















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いけばな教室 5月(2022年 令和4年)

2022年05月28日 | Flower
いけばな教室 5月(2022年 令和4年)

5月のお稽古 燕子花 (杜若)かきつばた
生花 葉組 株分け 魚道分
万葉集では美しい女性にたとえて歌に詠まれ、尾形光琳は屏風絵に描き国宝となっています。
当流では伊勢物語、東下りの段の三河の八橋の燕子花を在原業平が読んだ歌を景色いけとして活ける伝承の花もあります。
お稽古では清らかな水に咲く燕子花の間を魚が泳ぐような景色を活けあげました。
























いけばな教室 9月(2021年 令和3年)

2021年10月06日 | Flower
いけばな教室 9月(2021年 令和3年)
瓶花 直成体
蓮(花托)
竜胆
棕櫚(ラピス)
極楽浄土の花、蓮。
夏の盛りの花や葉も素敵ですが花托のほんのりピンクな神々しい姿に秋を感じる竜胆と棕櫚の葉を合わせてみました。
アジアの異国の風を感じてもらえたら。
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いけばな教室 7月(2021年 令和3年)

2021年08月03日 | Flower
いけばな教室 7月(2021年 令和3年)
瓶花 直成体 
蒲 クルクマ 虎の尾
まっすぐに立ち上る蒲の性状を生かして、直成体の体の留め方をしっかり施し
初夏の水辺の景色を表現し、虎の尾が密にならぬよう気をつけ、
さわやかな風が吹く抜け、見る人に涼を感じる作品に活けあげます。

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いけばな教室 6月(2021年 令和3年)

2021年07月05日 | Flower
いけばな教室 6月(2021年 令和3年)
盛花 立盛体
リアトリス
カーネーション
擬宝珠
ソリダコ
貴婦人のドレスの様な花弁のカーネーション
にお花屋さんで心惹かれて、凛と直立するリアトリスと新緑の擬宝珠取り合わせて盛花
お花と花器の取り合わせを楽しむ色彩盛
夏は見る人にも涼を感じてもらえる作品に仕上げます。花の水揚げも心して少しでも花持ちよくするのも一期一会の花への感謝の気持ち。
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いけばな教室 5月(2021年 令和3年)

2021年05月24日 | Flower
いけばな教室 5月(2021年 令和3年)
燕子花 (杜若)かきつばた 生花 葉組  二花十一葉 魚道分け
伝統的な花材の燕子花 尾形光琳の屛風が有名 伊勢物語の九段 東下りの段
三河国の八橋(愛知県 知立市)は有名なお話で今も燕子花の名所です。
アヤメ科の花特有の一番の花が終わると 中から二番、三番と花が咲きます。
二花十一葉に活けた後。横姿。水切り葉を加えて、株分け、魚道分けに活け初夏の水辺の涼しげな景色を
活けあげました。

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いけばな教室 4月(2021年 令和3年)

2021年04月26日 | Flower
いけばな教室 4月(2021年 令和3年)
花菖蒲 生花 葉組 (二花十一葉)
5月5日は端午の節句 奈良時代から続く古い行事。季節の変わり目である端午に病気や災厄を退治する儀式が始まり、武士の時代に菖蒲=尚武=勝負に勝 男子の節句へと変わって行きました。
菖蒲、ヨモギなど薬草で邪気を払うのは今も健在です。
花菖蒲の出生を理解し、三才格の姿に活けあげて行きます。
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いけばな教室 3月(2021年 令和3年)

2021年04月01日 | Flower
いけばな教室 3月(2021年 令和3年)
飾盛体(しょくせいたい)
花卉をあるがままの姿を生かして素材を抽象化します。基本花態の様に固定した花形はありませんが
線・面・塊(マッス)の三要素に分解し構成する。花器との調和を考えて楽しく花遊びしながら
色彩の配置や、空間の取り方、作品の立体感や個性的な感覚と創意を磨きます。

麦(花麦)
ドラセナ(緑に赤い縁)
ガーベラ(ビビットピンク)
スイトピー(淡いピンク)
スターチス(紫)































いけばな教室 2月(2021年 令和3年)

2021年03月02日 | Flower
いけばな教室 2月(2021年 令和3年)
2月のお稽古 上巳の節句
『桃はじめて笑う』啓蟄の時候 花が咲く事を笑うと言ったとはなんとも愛らしい表現 邪気を祓い、食べると不老長寿が得られると言う桃、水盤の中にそれぞれの桃源郷を活けてみました。

盛花 前盛体 後盛体
桃 フリージア 菜の花





















いけばな教室 1月(2021年 令和3年)

2021年03月02日 | Flower
いけばな教室 1月(2021年 令和3年)
水仙 
生花 水仙の左遷する出生を理解して、天地人の三才格の弓張の形に活けます。
葉組といういけばなの独特の技法 根元の袴を一旦脱がせて葉を役枝に姿を整えてます
水盤に株分け、縦姿・横姿に仕上げました。














いけばな教室 12月(2020年 令和2年)

2021年03月02日 | Flower
いけばな教室 12月(2020年 令和2年)

令和三年新春を迎える花 
松(根引松)南天 葉牡丹(紅白)オンシジウム デンファレ ドラセナ
難を転じて(南天)実り多き一年になります様に。
嵯峨御流
令和三年 お題花 『実』

実りある一年にと思いを込め、また南天の赤い実に 難を転じる、
今年のコロナ感染の難を終息へと転じる様祈りながら
お題な花を活けました。
清々しい気持ちで新年を迎えたいと思います。











いけばな教室 11月

2020年11月30日 | Flower
いけばな教室 11月
盛花 基本花態
白玉椿 菊 黄金桧葉(桧)

日本人が愛し、茶人にも愛され『茶花の女王』と言われた椿 
中国・ベトナム原産でその種類は 何百種に及びます。
ヨーロッパでも流行してオペラ『椿姫』に登場します。
種子から取れる油も昔から多くの人に重宝されました。
山茶花との見分けのひとつに花の散り方があります。