華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室 7月 瓶花 斜成体

2016年07月25日 | Flower


令法(リョウブ)
  初夏に花を咲かせ結晶化しない上質のハチミツにもなるといいます。若葉は山菜にもなるといいます。名前の由来は救荒植物に法で定められたからともいいます。

クルクマ (クルクマシャローム)
  タイ・カンボジア原産 ウコン・ショウガの仲間で根がカレーの材料になる。日本では江戸時代に渡来し、大阪花博で人気が出て観賞用として 
親まれています。

撫子(なでしこ)
  秋の七草の一つ、古くから和歌に詠まれたりして可憐さで愛されてきました。

これらの花材を瓶花に涼しげに活けます。
観る人に涼を感じてもらえれば、それが華人の幸せ。



季節の言葉
7/22~24は二十四節気 では大暑(たいしょ)ここまでが四季では夏
この後、立秋となり秋へと移って行きます。
土用とは年四回、各季節にあり立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間をいいます。
夏の土用の丑の日が重視されていて、一年で一番暑いとされるこの時期をうなぎを食べたり、柿の葉の薬草に入ったりして
夏バテを防いできました。

夏の節句では七夕がありますが、星に技芸の上達を祈る『乞巧奠(きこうでん)』という宮中行事がはじまりです。
それが笹の葉に短冊で願を込める現在の形になりました。