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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

近未来は難しい

2018-02-05 18:56:25 | EPUB3版制作日記

だんだんモーションコミックの制作時間が減り、ブログの更新頻度も低くなってきていよいよフェードアウトか......という感じでしたが、いやいやこのままでは終われません。まだまだアイディアはたくさん頭の中にあるので。

とりあえず制作中の画像フォルダから画像を一枚選んでブログ用にちょっと手直ししてアップロードフォルダに移しました。

それが上の画像です。空中に浮かんだ仮想ディスプレイに日記を音声で入力してるところ。

以前は、ロボット制作ラボの娘レナがベッドに寝転がりタブレットで日記をつけているシーンでした。でもそれじゃ現在と同じでぜんぜん近未来じゃないじゃん!というわけで仮想ディスプレイに変更というわけです。

そう、近未来のストーリーなんですよ。現在のロボコン世代が近未来のロボット全盛時代になってその最前線で頑張るという......でもサイコラボのロボットクリエーター・雄作は最近スランプで、娘のレナに励まされながら頑張るという話です。

でもこれだけテクノロジーの進化が早くて環境が激変する時代に近未来を描くのって難しいと感じる今日この頃。

へたすると近未来を描いてるつもりが過去だった、なんてことにもなりかねませんよね。

自分がMacintoshⅡcxでCGをやっていたころはむしろ時代のスピードが遅く感じられて、早くハイスペックのパソコンの時代が来ないかなぁとため息をついていたぐらいでした。

ところが今や、パソコンのスペックはムーアの法則の限界近くまで向上し、インターネットで世界中がつながり、携帯できるパソコン(スマホ)を使ってSNSでコミュニケーションを取り合い、そしてディープラーニングで学習・成長できるAIが登場し、さらに量子コンピューターが......。

怖いぐらいですよね。

それについていけないから怖いというわけではなく(それも少しはあるかもですが...)、それを使いこなす人間の内面が一向に進化してなくてアンバランスなのが怖いんです。

某ロケットマンが「私の机の上には核のボタンが置かれている」と言えば、某大統領が「私の核ボタンの方がもっと大きく強力だ」みたいに、科学技術の進化に比べて人の内面はほとんど進化してないじゃないですか。

人が地球の歴史に登場して類人猿から数えると700万年として、ここ数年~数十年の変化の速度は異常だと思うわけです。加速度的にスピードアップしてるんじゃないでしょうか。

まあ止まらないでしょうね、行き着くところまで行かないと。

その行き着いたところには何があるのか......。

そんなアンバランスな進化の中、近未来を描くことの難しさを感じている今日この頃です。