シア式ドロップス

方向性の無い超マイペースブログ。 缶ドロップみたいに色々なフレーバーをお楽しみくださいませ。

おやつストーリー

2008-09-29 23:30:01 | 図書室
昨日のアクセス数、自己ベスト更新!
毎回見てくださっている方、そして一見さんな方、有り難うございますっ!


本来ならば、gooブログジャンルの、「レビュー・感想」の「本」にすべきなのだろうけれど、
あえて「グルメ・クッキング」の「お菓子」で挑戦してみる(爆)

泉 麻人(オカシ屋ケン太)・著/おやつストーリー(講談社文庫・絶版)

以前、『枕元の主』と紹介した本です。
この時期のコンビニやスーパーのお菓子売り場が、新商品で賑やかな頃なので、グッチョイス(笑)な本かと。

泉麻人氏のコラムは、何度読んでも面白い。
今読むと、ネタ的に古くても、それでも面白いので、本棚に落ち着くことはない。
でもって、この本は『お菓子のタイムカプセルや~』な本であります。
1982年から1991年まで“Olive”というファッション誌(休刊)に、オカシ屋ケン太名義で連載していたコラムです。
30代の方までは、「あったねぇ~。このお菓子」と懐かしい気持ちになれる本です。
で、20代(特に前半)・10代には、「?????」な本

おやつから脱線して、ご飯のお供なものも多々ありますが、
基本はコンビニやスーパーで売っていたお菓子。
今で云うところの「有名パティシエが作った、フルーツとクリームが贅沢のりのスイーツ(爆)」というのは、一切出てこない。
“おっとっと”や“アポロ”とか今でもお馴染みなお菓子もありますが、
大半は、消えてしまったお菓子ばっかり。

消えてしまった中でも、懐かしいなぁと思うのは、
“ノースキャロライナ・キャラメル”これ、歯の裏にひっつくんだ。
“ほおずきチョコ” 本では怪しいチョコレートと紹介していますが、“きのこの山”とかと違って、形のクオリティが非常に高いチョコだった。

“ミルキー缶”にタバコを忍ばせる…。
時代を感じさせるのですが、今こんなことをしている女性がいたらイタイ…かな?
タバコ吸わないからね~ わからんわ。

で、この本を読んで、多くの人のテンションを上げるのではなかろうか?!と思うのは“ティラミスチョコ”。
ぅおぉぉぉぉ…懐かすぃ~~(爆)
90年にティラミスブームがあったんですよね~。
今でもお菓子のブームって色々とあるけれど、ティラミスブームは社会現象でした。
ロッテがチョコレートの中にティラミス風味のクリームを入れたチョコレートを出したのですよ。
デザート・チョコの誕生であります。(それまでも“ルック・チョコ”とかあったけれど、これは本格派)
この時のロッテはダブルベリークリームチョコとか出していて、
森永は“ソリッドバー・チーズケーキ”(これ美味かった!)とかを出したのです。
「板チョコは100円」の時代は終わった(いや終わってはいないが)。
200円でちょっとリッチな気分なチョコレートの時代が到来。
…まぁ、すぐにブームは終演を迎えたのですが。
でも、このブームがあったからこそ、現在の「お手頃価格でも上質なお菓子」の時代が来たのですなぁ

今でも新商品の入れ替えはめまぐるしいものがありますが、
この本を読むと、すごいのが出てきます。
“カレーキャラメル”(本物のカレー粉入り)
“明太子キャンデー”(辛い)
こういったチャレンジ精神の高いお菓子、今あるかなぁ?
あっても、すぐ消えるでしょうが… 無責任な…(苦笑)。

飲料メーカーも昔みたいなチャレンジをして欲しい!
今のコンビニのドリンクコーナーの半分はお茶類なので色気がない。
“椰子の実サイダー(大爆)”“タブクリア”“チョコボール・ドリンク”……
出してもすぐ消える商品を出して(笑)、コンビニに色気を!!
…個人的には、“三ツ矢サイダー・ラズベリー”をまた出して欲しい。よく飲んでいたので

本は絶版なのですが、古本屋に行けばあると思いますので、気になったなら(ならないなぁ…)チェックしてみてね


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