小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

1999年2月16日

2017-06-13 00:16:03 | Weblog

 この日、NHK大阪のマスコミ受験塾のような場で、朝日新聞大阪本社の編集局長、新妻義輔さんの講義を聴いていた。
 のちに、私の記者生活に大きな影響を与えた人物だ。
 この時に出会ったマスコミ受験仲間は、今も大切な友人である。

 当時のノートをここに記しておきたいと思う。
 新妻氏は、生まれ変わっても朝日の記者になりたいと言っていた。

 記者一人ひとりの意欲と力量 新聞を支える個の力
 時間の制約のなかで、正確さと速さ
 成功の4分の3は努力(ゲーテ) 積立貯金型人生
 ささいな事 1つ1つに真剣に取り組む

 志、こだわりが大事 勇気

 新聞の誇りと生きがい 人々の平和、安定を求めて「挫折は新たな挑戦・発送への引き金」

 カナリア(毒ガスを敏感に察知)
 記者は、きりはのカナリア(社会に発生する有毒ガスを真っ先に感じる)

 時代の声、風を感じ取る目、先見性、時代を読む力

 権力批判
 新聞言論の不変の使命
 正義は1人から始まる ジャーナリスト精神

 少数者の立場になる 弱者は社会を判定する重要な指標
 社会の底辺を歩んだ人には、これ以上ない底辺に座り込んだ醍醐味がある
 弱者を切り捨てることは、人間を捨てることの始まり

 少数意見の正否を見抜く眼力
 
 「公正中立」とは、左と右の真ん中ではない。1つの政策について、「私はこう思う」ということ
 事実から出発
 現場主義

 目、耳、肌、鼻、口 全ての感覚感性を用いて対象に迫る
 地を這う職業

 自民党の金丸の脱税スクープは1年間、砂をかくような取材によるもの

 誰に見られても恥ずかしくない取材、生き方 情報源に取り込まれてはいけない
 謙虚さが必要 人柄が大事 聞き上手 相手の立場にたってものを考える

 新聞 戦争が起こったら機能しない(政府が情報を握る)
 受験を勝ち抜いてエリート意識丸出しの記者はダメ

 謙虚で責任感の強い記者
 優しさ、誠実さ、謙虚さ
 頭は低く、志は高く
 常に市民と共に、市民の中に
 動いている標的を撃ち続ける瞬発力、持続力、発掘力、攻め
 どこまでも冷静で、残される可能性のなかで放棄しないで頑張る
「どんなに苦しい時があっても夢が実現する時はくる」(マーチン・レ・キング)

 失敗を伴わない勝利はない

 勉強 新聞・書物を読む

 ヤブシタ しょううじろう(1月に亡)車いすの記者
「ジャーナリストにとって不勉強と無知は犯罪だ」

 不器用のすすめ
 敗者の中に新しい生き方が生まれる

 朝日は「老舗」 古い商いを守っているわけではない
 生き残るのは新しさ、言論 国民の知り権利
 護憲、非軍事、安保縮小

 
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