小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

幸せの追加

2009-01-30 00:58:14 | Weblog

 さてさて、こないだから3週連続で友人の結婚式なのだが、もう一人、結婚のお知らせがきた!!短期間の間に4回も幸せな姿を見るなんて、珍しいかも。

 

緊張感で鍛えられる

2009-01-30 00:03:03 | Weblog
 まずは、1つ情報提供のコメントがあったのですが、できれば自分で調べたいので、とりあえず非公開にさせていただきました。前にもコメントをくれた方で、ありがとうごさいました。

 お笑いみのもんた劇場さんもコメントありがとうございました。海外の事例までなかなか詳しく踏み込む余裕がない私にとって、ありがたい情報提供です。そういえば、中国でも子どもが手足を切られ、物乞いをさせられてました。。。フランスも物乞いは教会周辺に必ずいました。
 経営者らが指摘するように、例えば同一労働同一賃金を実施すると失業者が増える、外国人に頼ることになる・・・などなど、政策にはコインの裏表のように、難しいことだらけで、悩みます。が、現場を歩き、いろんな意見を聞いて、なんとか解を導きたいです。

 さて、本題。

 先日、出身校のOB会に呼ばれて若者の雇用情勢について講演させてもらった。
 OB会では4度目。そこまでは良かったのだが。。。
 会場に着くと、コーディネーターの大先輩(60代後半)、参加者は社長や元経営陣が多いよ。と。誰はどこの社長で、誰は元どこの役員で・・・。
 んんっ、どれも誰でも知っているような大企業ばっかりなんですけど!!
 聞いてないよー!!!
 話すことは、他の講演と同じだが、いつもは労組とか市民とか大学関係とかなので、なんだか、すごく緊張したのだった。百戦錬磨の方々を前に、私なんかが話していいのだろうか・・・と、冷や汗をかきながら話を続けた。
 OB会というだけあって、最後はゼミの討論会のようにもなり、それなりに意見を求められたり、私とは反対の立場からの意見を指摘されたりした。いつもとは逆で、自分が株主総会か決算説明会でいろいろ質問攻めにあっている気分になった。
 が、そこで、私は堂々と、この現状が変わらないことを前提に、正社員の代替として非正規を雇用している場合で、正社員と非正規に同じ仕事や責任があるなら同一労働同一賃金が必要であることを主張させてもらった。経営者が正社員のレイオフ(解雇)ができないから非正規にしわ寄せがいくと言うことに対しては、社会保障がしっかりしないといけないと言い、その2つは、納得していただけたようだった。
 こうした、経営側、労働側という対立ではなく、それぞれの立場からしても、社会通念上、「それなら公平だろう」と思えることに、良識な人間は異論を唱えるはないと思った。ギスギスと「労使」というふうに構えては、解決しない。
 経営者にも労働者にも、いろんな人がいる。ずるい経営者ばかりではないし、一生懸命にやっている労働者ばかりでもない。そこを互いに忘れずに、議論を進めることの大切さと、厳しい世界を潜り抜けてきた人たちの間で揉まれることが成長に欠かせないものだと痛感し、本当に至らない話をして恥ずかしかったのだが、とてもいい勉強になった。
 これは、他の機会でも全く同じことがいえて、ちょこちょこと失敗もするのだが、そこから学んで、次に向けて頑張りたい。やっぱり、人間、恥をかかなきゃ成長しない。
 株式新聞に入社してすぐ、局長が「記者は、汗をかき、恥をかき、原稿をかけ」というようなことを言ってくれたのを思い出した。
 分からないことも多いが、分かったふりして原稿をかけない。恥をしのんで、専門家に聞くのも意外と勇気がいる。だけど、それをしないのは記者としてあるまじきことなのだ。ネットで調べたりするのではなく、人に聞く。それが記者の基本だ。顔の表情、声のトーンも含め、総合的に人から話を聞き、広がりが出る。
 どんどん、いろんな人に会いに行こう。

 話が戻るが、講演会の時に、コーディネーターのOBが、私が書いた雑誌をたくさん持っていてくれた。おそらく、全て読んでいてくれているような感じだった。なんだか、目がうるうるしてしまい、涙が出そうになるのを私は我慢した。
 こうやって、応援してくれる人がいる限り、私はどこまでも頑張れる、いや、頑張る義務があるのだと思った。


 
 

書きたいことはたくさん

2009-01-27 04:15:08 | Weblog
 んーー。
 書きたいことがたくさんあって、うずうずしているが、記事にするまで待たなきゃ!一人では追いつかないくらい、書くべきことが、たくさんある。

 で、記事にしたいこととはちょっと別の話。

 先日、携帯電話の番号を使ったメールに、なんと、振り込め詐欺メールが!!
 数年前は闇金融問題を追いかけていただけに、ちょっと血が騒いでしまった。
 当時、闇金業者が「(某小売店などの)ポイントカードの情報は1件いくらで売買されている」と証言しており、それ以来、闇金業者の勧めもあって、あまり本当の住所や電話番号は書かないで登録している。が、たまに書くと、すぐ名簿が回っているのが分かるので、注意だと再認識。公的文書以外は本当のことを書かないほうがいいと、闇金業者は言っていた。

 さてさて、ちょっと女性の労働と少子化関連で雑感。
 最近、フランスを歩く機会があり、ずっと前(2004年頃)にエコノミストでも各国の女性の就業率と出生率の関係を慶応大学の樋口先生に特集中で書いてもらったことがあったことを思い出した。例えば、フランスでは消費税を約2割とられるため本当に物価が高いと感じてしまうが、税金は社会保障にあてられているため、セーフティネットが張られている。実際、街を歩けば本当に赤ちゃんを連れた男女がたくさんいるのだ。平日も休日も関係なく。ベビー用品店は街のいたるところにある。女性の就業率アップや社会保障制度など、いろいろ政策的な効果があるのだろうと再確認する思いがした。
 それ以前に、やはり、自由と平等と博愛の国なのだろう。自分の権利と同時に他人の権利に対しても敏感なのではないかと思った。そして、決定的に日本と違うのは、例えば、上りの階段で女性が重い荷物を持っていると、さっと見ず知らずの男性が持って上まで行ってあげることである。あー、かっこいいなーと思った。そして、子どもが泣いたり、ベビーカーを押しながら歩く親を周囲が嫌がらないのだ。日本だったら、ベビーカーを押して歩いている親を邪魔に思い、電車や店のなかなら迷惑そうに見ている人のほうが過半数だ。この文化の違いが、制度を作った時の効果を大きくしているように思った。いろんな取材の場面で、「意識を変えるしかない」と、皆が口を揃えるが、納得だ。
 中国は完全なるアメリカ型。権利意識が強いため、職場でも多くは違法行為はあり得ない。そして、子どもに関しても、1人っこ政策の影響で、赤ちゃんや妊婦を本当に大事にする。レストランで子どもが泣いたりすると、従業員があやしたりというのは普通だ。妊婦も電車で「座らなきゃダメだ」と席を譲ってくれるという。日本じゃなかなかあり得ない・・・。
 過去、アメリカに一人で行った時は、荷物を棚にあげようとるすと、やはり、さっと男性が手伝ってくれるし、周囲に赤ちゃんがいると、「かわいいねー」と言って声をかけたりする。レジに並んだって、普通に「よい一日を」と店員が言えば、客も「あなたもね」というのが礼儀。そういう軽い挨拶ができないのが、今の日本の問題な気がした。

 その面では、現代の若者は少し、男女共同のあたりでもスマートというか、いい意味でグローバル化しているので、なんとか上司世代の理解と協力をあおぎたいと思った。
 もちろん、いい政策と言われる欧州にしても、いいことばかりではない。失業率も高いし、物乞いや危ない雰囲気の若者も街にいる。安い労働力として特定の分野では外国人が担っている。

 なにはともあれ、たんに制度を勉強して比較するだけでなく、その国の背景、国民性なども含め、どんなものが本当に参考になるのか真剣に考える時がきている。国のなんとか委員会に入ってしまうと、そこから視察費を出してもらえた学者やNPO代表、その他の人々が、その国の制度を日本にあてはめた予算獲得に動き、その国の悪いところをいえなくなってしまうから、民間の研究機関や記者らは今の経済環境が苦しくとも、ヒモ付きでない調査や取材を行う頑張り時なような気がしてならない。

 あと思ったのは、高く広い視野を持つこと。
 まずは5年後、できれば10年後、30年後を見据えて、高い誇りをもって取材活動に取り組みたい。だから、たくさん、指摘すべき根深い問題を抱えた現実があるのだ。それを書いていくのが、ジャーナリストの役割だ。



 

おめでたい

2009-01-25 23:39:42 | Weblog

 出先からの13時間の移動を経て友人の結婚パーティに直行。
 間に合ってよかった!
 そう。
 今週末から、なんと、3週連続で友人たちの結婚式なのだ
 なので、しばし、ブログのテンプレートもウエディング仕様で

 やっぱり、結婚式は無条件で幸福な気持ちになれるし、同じテーブルに着いた人と仲良くなれるからいい。新婦は綺麗だし

 最近、私の周りでは職場結婚、もしくは職場関連結婚が多く、なんとなく、普通の素朴な幸せってものを感じる場面が多い。 



ご連絡

2009-01-17 01:55:26 | Weblog
 1月17日から25日まで、連絡がとれなくなります。
 連絡もれがあるといけないので、念のため、ブログでもお知らせします。

椿と桜

2009-01-10 15:14:50 | Weblog
 冬の厳しい寒さのなかで鮮やかに色をつける椿が好きだと言っていた人がいた。
 10年前に聞いた言葉だ。当時はピンとこなかったが、今は分かる気がして見入ってしまう。

 一方で、私は以前から華やかに咲き誇る桜が大好きだ。
 自宅から駅までの道には桜の木がある。夜、ふと見上げると、シーンとした寒さのなかで、もう、春に向けて咲くためのエネルギーをためているような気がした。

 労働問題に簡単な解は見つからない。
 けれど、今、出来ることをする。
 答えはそんなシンプルなことのような気もする。
 厳しい環境のなかでも咲くことはできる。厳しいなかでも、耐えていれば、いつか花を開かせることができる。そう信じたい。


元気のもと

2009-01-09 23:29:28 | Weblog
 さてさて、実はちょっと、ここ数日はあまり元気がなかった。
 嫌なこととは、誰にだってあるものだが、対処のしようのない嫌なことも世の中にはあるもので、そういう時は滅入るものだ。

 が、元気をくれる人がいる。
 信頼できる人からの励ましは、強い。

 さてさて、全く関係ないのだが、私は、この数カ月の間に決まっていく政策がこの先の日本を変えていくと思っており、その実務を担う役所に頑張って欲しいと思っている。それと同時に、役所ならではの「すり抜け」には厳しい目で見ていきたいと思う。
 よく、記者は安易に役人に対して「行政の失敗を認めるのか」と聞くが、そう簡単な話ではないだろう。役人のなかにだって、本当に国を思って仕事している人がいるものだ。そうした人を見つけて、いいアイディアを互いに出せればいいのだが。密着すれど癒着しない。付かず離れずの関係が大事なのではないか。
 
 




農水省も動いた

2009-01-09 22:32:13 | Weblog
 農水省が新規就農の機会作りに動いた。
 一度、体験してみないことには、いきなり就農なんてできない。

 旅費や手当に、2008年度2次補正予算案と09年度当初予算案に計12億円を計上しているという。「田舎で働き隊!」事業。その仲介をするNPOなどを公募するという。
 私の知る限り、予算がついたり余ったりすると、そこにハイエナのように飛びつく「特定の」NPOがあるので、よくよく注意して選定して欲しいと思う。どこが委託を受けるか。

 就労支援には委託がつきもので、必ず、そこで儲けようと思っている人がいる。
 税金からマージンが抜かれ、代表者の私腹をこやすだけなので、国や自治体は、しっかりと委託費の流れを監視して欲しい。そうでないと、本当に農村を守りたいと思って活動している人たちが報われなくなる。



大事なもの

2009-01-09 03:19:02 | Weblog

 当たり前のことだが、人によって大事なものは違う。

 思っていても言わなかったり、分かっていても言わなかったり。表に出るものはとても限られる。
 しかし、この行間を読むということが、人間関係で人の心を読む時でも、雑誌や本を読む時でも、欠けてきているような気がする。
 そこを読めないと、おそらく、いろんなすれ違いや誤解が生じるのだろう。

 きちんと第3者の目が通る公の媒体で原稿を書くことができるのは、改めて考えると本当に貴重なことだ。だからこそ、現場を歩いて大事だと思うことを書き続けたいと思う。限られた誌面のなかで、思っていることの全ては書けないのだが、それでも、書かなければならないのだ。

 若者の雇用問題を追いかけ始めた5~6年前、「このまま若年層が疲弊すれば経済が立ち行かなくなる」という思いがあった。それが、現実となってしまっている。
 経済の基本は労働にある。人がいるから経済が成り立つ。
 この単純なことを、しっかり見つめていきたい。

 おっと、その前に健康第一。
 深夜2時以降に起きているとホルモンのバランスを崩すそうなので、寝なければ。

 

日経ウーマン2月号

2009-01-07 13:48:20 | Weblog
 本日発売の日経ウーマン2月号で、「私は負けない!」という女性の雇用について書いています。
 現状に負けずに戦ってきた彼女たちのその後を追っています。
 特集では、弁護士による職場の問題の法律的な見方も掲載されているので、勉強になります。
 冒頭の訴訟は、AERAでも書いたもののその後を追っていますが、社名は伏せることになっての掲載となっています。


 たまに載せる連絡先です。
 shaoling-online@mail.goo.ne.jp