いとうの独り言。。

「佐川急便中国サッカー部」の選手兼監督 伊藤伸一氏のブログです。

再会

2006-12-25 02:17:16 | Weblog
12月23日の早朝、呉の阿賀港発のフェリーに飛び乗った。しかもスーツ姿で。
行き先は松山の堀江港。



この日は愛媛FC時代の友人の結婚式が松山市内で行われ、その式&パーティーに参加した。堀江港には同級生の小原光城(以下オバ)が10分遅れ(╬☉д⊙)で到着。眠い目をこすりながら迎えに来てくれた。久々の再会。ありがとう、オバ( ´∀`)σ
式までまだ時間があったので小原家でちとゆっくりと。何か愛媛の試合が見たいとオバにおねだりするとJFL時代の愛媛vs大塚の四国ダービーが出てきた。このスタメンが実に懐かしい。GK島津 DF小原、荒川、岡沢、川井 MF兵働、金子、濱岡
、中谷 FW友近、吉田。一緒に戦ってきた仲間がズラリ。画面を食い入るように見ているとピンポーンと。誰か来たようだ。パッと振り向くとそこにはハマちゃんこと濱岡和久登場。久々の再会だ!!!相変わらず小さい・・・がごつい。時間が迫ってきたのでいざ式場へ!!


 式場へ着くと見覚えのある顔が3人。川井、児玉、金子と再会!!そして時間までしばし談笑。館内放送で式の案内があり屋上へ移動。屋上へ出るとそこにはタキシード姿のごつい男が。今日の主役ほっしーこと星野真悟が現れた。グランドでも大きく見えるがタキシードを着た男はさらに大きく見えた。そして式が始まる。新婦と新婦の父親が入場してくる。新婦の父親の緊張はハンパではなかったのだろう。手と足が一緒で震えていた。前にも佐川の結婚式で同じ光景を見たようなきがするなー。式は無事終了。しかしながら誓いのキスは見ている方が緊張するのはなぜなんだろうか?記念写真も撮り終え場所を変えささやかなパーティーが行われた。
 身内と友人合わせて30人程度のアットホームな雰囲気でスタートしたが・・・テーブルのメンバーが悪かった、いやっ、よかった。オバ、ハマちゃん、川井、児玉、金子と俺。乾杯した早々ビールの注ぎあいがはじまった。食べることも忘れて飲み続ける。その結果あっという間に酔っ払いの完成。あっという間の2時間が過ぎパーティーも終了。
 まっ昼間から酔っ払ったのは何年ぶりだろうか。気持ちいいものだ( ´∀`) ぃぇーぃ( ´∀`)川井と児玉とは予定が入ってる見たいでここでお別れ。残りの4人で近くのファミレスへ。ここでもビールを飲み続ける。そしていろいろな話を3時間近くした。夜はみんな忙しいみたいで唯一アルコールを飲んでいなかった金子に港まで送ってもらった。港に着くと船がちょうどでるところ。乗るんなら早く乗ってといわれたのでダッシュで乗り込んだ。送ってくれてありがとう、金子。
 船に乗り込むとあっという間に夢の中。起きたら阿賀に到着。千鳥足で電車に乗り込み何とか矢野まで到着。家に帰ってまた夢の中。



  久々に愛媛FC時代の戦友に会え、またじっくり話ができ大変充実した一日が送れた。俺はJFL1年目と2年目の愛媛FCに在籍した。その厳しい環境の中からJFL優勝を勝ち取り5年でJリーグに昇格した過程を全て知っている彼らはほんとすごいと思う。アマチュアからプロへ。華やかに見えてシビアな世界。結果が全ての世界。上手くてもでれない選手もいっぱいいるだろう。個人的な意見だが来年の愛媛FCの開幕戦に濱岡和久の名前があることを願っている。その時は必ず見にいこうと思う。今年も横浜FCとの開幕戦を見にいき見事勝利したことだし。俺もおかれている立場は違うし練習量は少ないけれども意識は高く持って、真剣にサッカーに取り組みたいと思う。まだまだ上手くなりたい。いや、なれると思う。そのために考える力とモチベーションが必要だ。与えられた環境でやりぬくこと。その中で結果をだせば何かが変わるはずだ。今度再会するときはピッチの上で再会できたら本望だ。





ホッシー&彩ちゃんおめでとう ( ●´)3ε( `●) チュウ━━♪



最終戦 VSファジアーノ

2006-10-31 02:15:23 | Weblog
10月29日、中国リーグの最終節が各地で行われた。
そして我がチームは揚倉山に現在首位のファジアーノを迎えての一戦。
最終戦を前に優勝の可能性があるのは上位3チーム。
ファジアーノ、セントラル、佐川中国。
しかし、うちのチームが優勝する可能性は宝くじの一等が当たるくらいの確率。

だが、確率はゼロではない。

ゼロでないならやるしかない。
あきらめることは逃げるに等しい。そ
の可能性を引き寄せるため一週間いろいろ考えた。
まず、再優先は試合に勝って勝ち点3を取ること。

前半、後ろにコンパクトにしてカウンターで攻める。
攻める人数は三人。リスクは冒さない。狙いは前半、無失点で抑えること。

フォーメーションは今季初の4-4-2。
立ち上がりから集中してファジの攻撃を跳ね返す。
新外国人、ジェフェルソンがキーマンであることに間違いない。
ジェフェルソンへのボールは牟田、大前のセンターバックが跳ね返す。
クサビが入れば本田、コウタの両ボランチが挟みにいく。
奪ったら三山を走らせる。前半中盤までは完璧な内容。
が、中盤のルーズボールの処理に手間取り一瞬の隙をつかれ、ジェフェルソンに左足で決められる。
その後はしっかり耐え0-1で終了。想定内の結果だ。

そして後半、点をとりにいく。
フォーメーションをガラリと変える。3-4-3のシステム。
前線は美濃を左に、ケントを右に張らして上田をトップに。
前線からプレスをかけ前でボールを奪い点をとる。

後半の狙いだ。

この作戦が見事に成功。
フォーメーションをガラリと変えたことで後半早々ファジアーノは明らかに戸惑っている。
逆にうちの選手は何かから開放されたかのように伸び伸びプレーしている。

”いける”と確信さしてくれる後半の立ち上がり。
前半とはうって変わって攻め続ける。
左サイドの美濃を起点にチャンスをつくる。
そして、後半6分、左サイド美濃からのセンタリングを上田が冷静に右足で決めて同点。

時間はたっぷりある、まだまだいける。

しかしここからファジアーノも踏ん張りなかなか決定機をつくれない。
ファジアーノはジェフェルソンへのロングボールが多くなりそのこぼれ球をシュートまでもっていく展開が増える。
しかし、シュートに精度がない。
ロスタイム、ファジアーノは勝ち点を取れば優勝だから最後はゆっくり時間をつかう。
キーパーもなかなかボールをフィードしない。
その行為は間違ってないけど、なんだかとても寂しく感じた。
結局、1-1でタイムアップ。
この時点でファジアーノの優勝は決定した。
ただ、中国リーグはなぜかPK戦で勝ち負けを最後まで決める。

正直、おれはPK戦はいらないと思う。

引き分けがあるからリーグ戦はおもしろいのに・・・。
PK戦はうちが一人はずしたのに対し、ファジアーノは全員が冷静に決めた。
今年最後の公式戦はPK負け。
しかし、内容は一番良かったのではないか。
選手一人一人がアグレッシブに強い気持ちをもって前向きに闘ってくれた。
それが観ている誰もに伝わって来た試合だった。
相手がファジアーノだから、観客がたくさんいたから、最終戦だからこんな素晴らしい試合が出来たのかもしれない。

ただ、こういう試合をコンスタントにできなかった事が今年の結果に表れたんだと思う。

仕事とサッカーの両立は想像以上に大変なことだ。

その中で、練習に集まる人数もバラバラで戦術的なことはほとんどできない。
練習時間も限られた時間の中でやるしかない。
モチベーションの維持はほんとに難しい。その中で結果を求められる。
去年はそれが出来て、今年はそれが出来なかった。
監督兼選手の難しさも思い知った。
自分自身がもっと強くならなければチームも強くならない。
今週はしっかり今年を振り返って反省してみたいと思う。
また、今年の総括をブログに書いてみよう。

P.S.一年間、佐川急便中国サッカー部を支えてくれた会社の方々、家族の皆さん、応援して下さった皆様、そしてマネージャー、本当にありがとうございました。心から御礼をいわさして下さい。

ありがとうございました。

VSフジタSC

2006-10-23 17:48:16 | Weblog
昨日は秋晴れの中、中国リーグ第13節:フジタ戦が呉総合グランドで11時より行われた。

今シーズンもあと2試合。
そして、大人のサッカーが出来るフジタとの対戦。
前回は大差で勝っているが今回は意地を見せてくるだろう。

11時、フジタボールでキックオフ。
序盤戦、試合は落ち着かない。
フジタはボールを奪ったらリスクを冒さず徹底して裏に ボールを蹴ってくる。
だから、うちはそれを蹴らせないようにすべきなんだがそこまでアプローチにいくのもまた、難しい。
ボールがサイドラインを割ることが多く少しイライラな展開。
前半の中盤になるとだいぶボールも落ち着きシュート場面も徐々にでだした。
そんな矢先、やはりカウンターから佐川の右サイドで起点をつくられサイドチェンジされる。
そしてほぼフリーでセンタリング。それをニアできれいに合わされ先制される。

前半の終盤は完全にボールを支配。
横に揺さぶり、タテパスから中央突破、外からのセンタリングと攻め続ける。
前半ロスタイム、大前がフリーでペナルティーエリアぎりぎりで受ける。
そして一回切り替えし相手を外して左足で豪快に右隅に。

1-1で折り返す。

後半、佐川ボールでキックオフ。
後半は前半以上にボールポゼッション率は高い。
しかし、これは予想できたことでそこからどう崩していけるかが勝負の分かれ目になると思っていた。
案の定、中央を固めたフジタのゴールをこじ開けれない。
ファジアーノ戦も耐えて耐えて勝ってきてるから耐えることをしっている。
和製カテナチオだ。
そしてしばしばカウンターでひやっとする場面も。
そんな中後半20分すぎ、河上がドリブルで中央から左サイドに突破をはかる。
最後はゴールラインギリギリでセンタリング。
それを淳司がニアでヘディングで合わせ勝ち越し。

残り20分。怒涛の攻撃をみせる。
しかし、フジタもまだきれてない。集中力を漲らせる。
いいとこまではいくが跳ね返される。

結局、2-1で試合終了。

フジタに先制されたのを逆転勝ち出来たことは大変評価できることだと思う。
しかし、もっと点をとれるはずだし、取らないといけない試合だった。
得点を奪うのに足りない部分が何点かある。
その部分を変えることが出来たなら得点は必ず多くなるはずだ。
個人の意識の問題が一番だと思うが、その意識付けをして上げることが自分の役目でもあると思う。

これで10月29日は優勝のかかった最後の決戦。
ファジアーノサポーターも駆け付け、激しい試合になることは間違いない。
なかなか、味わうことの出来ない試合になると思うのでとことん楽しみたい。

そして必ず勝つ☆

P.S. 試合後、今年恒例のキッズのイベントが行われた。
今までは試合前に行っていたが、今回は試合後の開催に変更した。
結果、試合後に行った方がよかったと感じた。
なぜかというと、まず試合を見てもらえるということ。
あとは選手全員が携われるということ。試合前にやるとどうしても先発の選手はキッズのイベントに参加さすわけにはいかない。
で、イベントの後アップして試合だからチームとしてゲームにまとまれなくはいっていってしまっていたと思う。
実際、結果もよくなかったし。
試合後だと試合に出た選手もイベントに参加できチーム全員でイベントをサポートすることが出来た。
おれも子供達と一緒にボールを蹴った。
正直、今日は激しい試合で最後足も少し攣っていたけど、不思議と子供達とボールを蹴っていると夢中になるものだ。
疲れているのを忘れてイベントにのめり込む。
そしてまた足を攣った(笑)
ファジアーノ戦のあともキッズのイベントがあるから一生懸命やりたい

全国社会人を終えて

2006-10-19 10:01:48 | Weblog
今年の全国社会人は秋田県で行われ
優勝は九州代表のVファーレン長崎で幕を閉じた。

さて、我がサッカー部は12日に広島空港から仙台に飛び立ち、仙台からバスで3時間揺られて秋田入り。(宿泊先は山形県酒田市の健康ランドでした)
翌13日は練習&開会式。
で、14日に一回戦という日程でした。

前日練習では強敵ファジアーノと同じグランドでびっくり。
新外国人見て二度びっくり☆

手の内は見せられないなか、ハッスルしたのがGONこと権田コーチ。ミニゲームで得意?のトップ下に入りところ狭しと駆け回りいろんな意味で大活躍。
いい雰囲気で前日練習終了☆

そして一回戦。

相手は東北代表のNECトーキン。
芝の状態は最高で文句のつけようがない。
NECは宮城のチームなのでサポーターも駆け付けている。
全国大会独特の雰囲気。

午後12時キックオフ。
最初の15分は大きいことをしようと試合前確認したが、緊張からか中途半端なプレーが目立つ。
逆にNECに大きいことをされペースはNECに。
そんな中、自陣右サイドの深い位置からのスローインから16番にクロスを上げられ23番に頭で飛び込まれ先制される。

さらに、押し込まれ流れの中からミドルシュートがタカシの足に当たりコースが変わりゴール左隅に吸い込まれる。
その後は持ち直し五分五分か少し押し気味に試合は進むが得点出来ず、逆に前半終了間際、コーナーからヘディングで合わせられ3点差。

0-3で前半終了。

そして後半、相手は3点差あるからそんなに前にでてこない。
逆にうちは点を取りにいくしかないので闘志剥き出しで前へ前へ。
そのかい合ってか流れは佐川ペースで進んでいく。
シュートで終わる回数が多くなり、遂にケントのコーナーからのこぼれを純治が決め1-3。
さらに勢いは増しNECゴールを襲うが中々こじ開けることができない。
そしてタイムアップ。

一回戦敗退。


内容自体は悪くないゲームだったと思う。
シュート数から見ても押し込んでいる時間は多かったのではないかな。
ただ、結果は完敗。

それが現状であり今の実力だ―――。

広島に帰ってきて思うのは、なぜ負けたんだろうということ。
勝負弱い、決定力がないといってしまえばそれまでだが、やはり日頃やってる練習の質、リーグの試合の質が出たような気がする。

中国リーグで16番のような曲がって落ちてくるクロスをあげる選手がいただろうか?そのクロスになんの迷いもなく頭から体を投げ出して飛び込んでいくFWがいるだろうか?答えは「NO」だ。

一点目の場面、スローインから16番が持った瞬間、嫌な予感がした。
その時ゴール前で23番をマークしていたのは紛れもなく監督である俺。
16→23がホートラインということは分かっていて半歩左に23番を置いた。
そして16番がボールを蹴る瞬間、俺はボールを見てしまい、その瞬間にゴール前の僅かなスペースに入られドンピシャのボールが入り、遅れて身体を投げ出したが時すでに遅しという感じでヘディングで決められた。

リーグでは上位チーム以外とやる時はクロスすらあがってこない試合もある。
あがってきても精度を欠いたりしてクロスがピンチでない。
結局、普段のリーグ戦でここからならクロスを上げられても大丈夫だろうとか、これぐらいのプレッシャーで大丈夫だろうとか、少しずつ一つ一つのプレーにハングリーさを欠いていたんだと思う。
その積み重ねがNECの前半に出たんじゃないかな。

日々やってきたことがやっぱり試合ででるわけだからその差なんだと思う。
NECの選手は一人一人一生懸命で激しかったように思う。
そう感じた自分達はほんと未熟だ。
NECの選手にとっては当たり前のプレーをしていただけなんだろうけど・・・。

全国で勝つためにはこれまで以上に努力しないと勝てないのがよく分かった。
努力したからすぐ結果が出るかといえばそんな簡単なものでもない。
しかし、逆に考えれば結果を出すには努力は絶対必要。

努力なき人間は進歩はない。

あとリーグが2試合。
まず、選手として最高のパフォーマンスが出来るように調整していきたい。
あと、監督としてチームが一つになれるよう努力していきたい。
とにかく、自分のすべてを出し切ってチームの勝利に貢献したい。

とにかく頑張ろう\^o^/

VS日立笠戸

2006-10-09 19:05:43 | Weblog
今日は山口県の多々良学園のグランドで中国リーグ12節、日立笠戸との試合がおこなられた。
天気も秋晴れでグランドも人工芝で申し分ない条件。

前半、風下ということもありなかなかペースがつかめずボールも落ち着かない。
そんな中でも健人からのセンタリングから何度か際どいシーンを作るが得点にはいたらず。
先取点は30分あたりだろうか。
タテパスに抜け出した淳司がキーパーにぶつけながらもしぶとくゴールの中に吸い込まれていき先制。

追加点は河上健司のがんばりから。
しぶとく相手ディフェンスを追い掛けゴールライン付近でボールを奪う。
それを純治にパス。それを冷静に左隅に決めて2-0。

前半終了。

後半、ボールポゼッションは圧倒的に支配するが今日はフィニッシュの精度がとにかく悪い。
後ろからシュートをうつときの姿勢やりきみ感でだいたいそのシュートが入るか入らないかわかるようになった。

まず決定的に点が取りたくて肩があがってりきみまくりのシュートはゴールまでの距離に関わらずまず入らない。
入らないものだからさらに次もりきむからまたまた入らない。

もう少し前線の得点に絡む選手は試合の中で微調整してほしい。

今日はシュートがよくないなと感じたんなら潰れ役になってみたりディフェンスをがんばってみたり頭を切り替えていくことも大事じゃないかな。

結局、後半も2点追加してトータル4-0で終了。

結果は完勝だけど内容は不甲斐ない。
もっと流れのあるサッカーができるはずだ。もっと点が取れるはずだ。

ファジアーノがフジタに負けたらしい。
これでリーグ戦がまたおもしろくなった。
自力優勝はないにしろ可能性は僅かだか でてきた。
可能性がある限り諦めるわけにはいかない。
必ずミラクルを起こす。
ミラクルを起こすためにこれからの一日一日の行動が大切だ。
まず木曜から秋田に乗り込んで全国で力試し。

去年の二の舞を繰り返さぬよう精一杯やってきたい。
この一ヶ月、正念場だ。
自分に妥協せず頑張ってチームを引っ張っていきたい。

みんなで力を合わせてがんばろう☆