いとうの独り言。。

「佐川急便中国サッカー部」の選手兼監督 伊藤伸一氏のブログです。

第4節 VS石見FC

2006-05-24 20:05:37 | Weblog
昨日は石見FCのホーム島根の県立サッカー場で13時キックオフ。

先週は昨年大差で勝っていたJFEに2ー2からのPK勝ち。
内容も負けに等しい勝ちゲーム。そしてそれが今のチームの現状。
なにが悪いのか、みんなが、がんばってないわけではない。
勝ちたくないわけでもない。みんな勝ちたいはず。勝ってみんなと喜び笑いたいはず。
しかし、今年はまだすっきりした勝ちゲームがない。
勝つには勝ったけど...みたいな試合が多い。
やはりそろそろ、結果、内容とも充実した試合がしたい。

前泊だったため、夜ミーティングをおこなった。
JFE戦の反省、感想などをみんなに発言してもらった。
みんなが発言してくれた内容は言葉は違えども内容はほぼ一緒だった。
その中から、石見戦のゲームプランをみんなで決めた。
今のチームにはやるべき事をみんなが納得して徹底してやりきることが必要である。

みんなの発言から石見戦のテーマを3つ決めた。

・がむしゃらさ
・コミニケーション
・攻→守の切り替え

この3つをテーマに試合に望もうと...

そして日曜の13時キックオフ。
開始早々から昨日のミーティングで話し合ったことをみんなががむしゃらにこなす。
その結果、開始早々に先取点、10分過ぎくらいに追加点ではやくも2ー0。

今日は楽に勝てるかなっと思った矢先、オレがなんでもないロングボールの処理にもたつきキーパーと一対一に。
必死で戻ってイチローくんのカバーにはいる。
それでもイチローくんが横に外されペナの中からシュート。
そのシュートがモリの腕にあたり判定はハンド。
そしてなにやらカードを出そうとしている主審。
まぁ、イエローは仕方ないかっと思った矢先、ポケットから取り出したのは赤い色。

レッドカード、退場。

まさかの判定にオレを含め3、4人で詰め寄る。

佐川「なんで赤なの。故意じゃないじゃん。黄色の出し間違いでしょ。」
主審「いいや、故意。故意。故意。」
佐川「どこが故意なの。腕に当たっただけじゃん。ちゃんとみてよ」
主審「故意、故意」

なにをいっても故意の一点張りでさすがにあきらめ石見のPKで試合再開。
そのPKをイチローくんがファインセーブ。
が、そのこぼれ球は走り込んだ石見の選手の前へ。
至近距離からのシュートをうたれるが間一髪、大前がクリアー。

さすが先生。

その後、前半まだ半分ぐらいだったのでとりあえずワントップにしてハーフェーラインまで引くことに。
そしてしっかり構えて奪ったらカウンターで攻撃。
前半は2ー0のまま終了。

ハーフタイム、後半の戦い方をみんなで話し合う。後半頭から良平に変え誠二。

後半が始まり、ラインをハーフェーラインまで下げコンパクトにしてしっかり中央を固めることに。
そして奪ったら少ない人数でカウンターで攻めきる。
この戦い方は正解でボールはまわされるけれど最後の局面はしっかりはじきかえした。
そんななかカウンターが決まり最後は長い距離を走った大前がゴール前でフリーでボールを受け冷静に流し込む。
その後はしっかりみんなが集中して石見の攻撃を凌ぎきり3ー0でタイムアップ。

今期初の快勝。

内容、結果とも次につながる試合だった。
そしてみんなのなかで忘れかけてたなにかが変わったのではないかと思う。
一つ一つのプレー、練習、試合を大切にして次のリーグ戦もがんばりましょう!!!


追伸:もう少し審判のレベル上がらないかな~(;_;)
そしてもうひとつ、森山ごめん。ヘディングの練習します(^_^;)




中国リーグ開幕

2006-05-02 14:06:44 | Weblog
4月最後の日曜日、晴天のもと13時から中国リーグの初戦セントラル中国と試合を行った。

試合の前に今年はホームでの試合前に子供達のサッカー教室とミニゲームを行うイベントを実施。
朝早くからイベントに携わる関係者、スタッフ、選手達は準備におわれた。
自分もサンフレッチェのスタッフが教えるサッカー教室を手伝った。

そこでプレーする子供達は皆、無邪気で素直で躍動感に満ち溢れ、キラキラしていた。

そんな子供達につられいつになく一生懸命ボールを追い続けた。
結果、汗だくになり試合3時間前にアップ完了...。

子供達とふれあえた事で忘れていた感覚、サッカーを楽しむという原点を教えられた時間だった―――。

13時、佐川のキックオフで試合がはじまる。

風が強く、グランド状態もあまりよくないなか、ボールはなかなか落ち着かない。
そんな中でも前線からの献身的なディフェンスでセントラルのパスは佐川のあみに引っ掛かる。

徐々にセントラル陣内でのプレー時間が増え、コーナーキックの本数が増える。
そして先制点はそのコーナーから健人のキックに牟田が飛び込んで先制。
追加点もまたまたコーナーから大前が決めて2ー0。

後ろからみていても今日の健人のプレスキックはかなり精度が高く可能性のあるキックばかり。

そして前半は2ー0で終了。

ほぼパーフェクトの内容。
ラインコントロール・ラインの高さ・ボールの奪いどころなど今年一番の出来だった。
欲をいえば流れの中で一点とって3点差にできてれば...

後半、セントラルは負けているから前がかりにくるかとおもったけど意外と後ろで回して攻めの糸口を探してきた。

試合が動きだしたのは後半15分過ぎてくらいから。
裏へのロングボールを多用しだし、その対応にもたついたため、しだいにチームのバランスは崩れ、コンパクトな状態をたもてなくなりラインが間伸びしていく。
セカンドボールをひろわれる回数が多くなりペースは次第にセントラルへ。

そして遂にサイドを崩されセンタリングをヘディングであわせられ一点差。

ペースはますますセントラルで今度はサイドを崩されマイナスに。
2列目の選手がフリーでボールをうける。
あわてて寄せていくがシュートコースを消せず同点。

結局このまま試合終了でPK戦へ。
PK戦はイチローくんのファインセーブもありなんとか勝点2を拾った感じ。

ゲームを振り返って前半と後半で別のチームになってしまった。

前半のようなサッカーを90分間続けることが理想ではあるが現実問題それは難しい。
活動量が落ちたとき、しんどい時間帯のとき、流れがあきらかに悪いときにどういうサッカーをするか。
そこのところがチームの課題としてあげられる。
あとは個人個人の判断も終盤になればなるほど悪くなり外から観ている人には責任感のないプレーに映ったように思う。

4日はSSFの本戦で佐川大阪と対戦。

今できるすべての事をやって大事な一戦にのぞみたい。
大黒摩季がみれないのは残念で仕方ないが、佐川大阪に勝って是非、佐川東京とやってみたいものだ。

みんなで力をあわして大阪に勝とう~(^o^)/~~