それでは80頁を開いてください。長文読解の内容一致は配点が高いの落とすと痛いですよ。どこに正解があるのかを探すだけなんですけどね。それだけシンプルな話なんですが同義語で言い換えてくるんでやはり語彙力が重要な鍵を握ると考えます。
(37)は「科学者が鳥について知りたいことは何か?」という設問です。本文中の後半からなんですが「鳥の方向感覚は先天的なのか?後天的なのか?」という疑問がテーマになっています。ここさえ読めれば消去法を使わなくても正解は見つかるんですけどね。②「どうして暖かい方向へ進むのか?」③「どの時期に出発するのか?」④「ある鳥は別の鳥よりもスピードが速いのか?」はそれぞれ論外ですね。正解は①です。いきなり①が正解だとどうしても消去法を使ってしまいますね。時間短縮になりませんでしたね。
(38)は「ある鳥を育てる理由は何か?」という設問ですね。これも「However」の後に「育てるのが下手」とありますのでここが正解のヒントですね。①「母鳥の育て方を観察したい」②「鳥がなんども落ちてしまう」③「常に監視されていないといけない」は書かれていませんね。よって余った④が正解になります。選択肢④は「are bad at」になっています。本文は「are not very good at」になっています。レベルは高くはないですが同義語を使った変化と言えますね。
(39)は「科学者たちが若鳥をサポートする方法は?」が設問ですね。本文中では人間が努力をして大陸を飛んで渡る学習をさせるとあります。そこで選択肢を見てみます。①「冬での生存方法を学習させる」②「同じ性別同士で集団を組ませる」④「南方への旅行では食べ物を与える」はそれぞれ書かれていません。ここは消去法で仕方なく余った③を正解にします。正解の③は「最初の冬だけは飛び方を教える」ということです。それらしきことは書いてあります。研究者は集団や性別を記録するとあります。どちらにしても①②④は悪すぎますね。
(40)は「データが示したことは何か?」という設問ですね。①「新しい場所に行くのが好き」②「5年過ぎたら飛ぶのをやめる」③「若鳥は年寄りと一緒に飛ぶのが好きではない」はそれぞれ不可ですね。仕方なく消去法で余った④を正解にします。④は「若鳥は重要な知識を年寄りから得る」という非常に常識的な選択肢でしたね。③は少し常識的にひどい作りがしてあります。間違っている選択肢がどのように作られているのかを学習すると消去法も早くなると思います。そこは経験値ですね。正解を早く見つける方法も手段です。しかし間違いを素早く見つける方が正確かもしれませんね。