性行為などの漫画規制、都条例が成立(読売新聞) - goo ニュース
東京都青少年健全育成条例改正案が可決しましたね。
実際に販売規制が行われるのは来年7月からということですが、喜ばしい限りです。
「私が東京都青少年健全育成条例改正案に賛成な理由」とタイトルに書いたとおり、この条例改正案に賛成したのはいくつか理由があります。
まず第一に、現在のマンガやアニメの中で、性表現が非常に行き過ぎていると感じているからです。
マイナーな出版社やUHF局系アニメはもちろん、メジャーな出版社やキー局のアニメでも行き過ぎた表現があり、それらへの歯止めが必要で、少なくとも、あらゆる年齢の人が見れる環境に置くべきではないと思っています。
ここまで過剰な性表現が急増したのはここ4~5年が特に顕著だと思います。
恐らく、不況により収入が大幅に減少し、少しでもそれを補うために過激な性表現を容認するようになったのでしょう。
最近では男性向け、青年向けといったある程度読者層の年齢が高い雑誌だけでなく、少年誌でもそのような表現が増えています。
(一部の少女誌ではそれ以前から問題のある表現が多かったように思いますが、詳しくないので割愛します)
これでは規制しろという声が出るのも当然です。
第二に、そのような規制を求める声に対し、業界は反発しかしてこなかったことです。
表現の自由があるということは、それに対して反発する自由もあり、表現者はその反発に真摯に向き合う義務があります。
にもかかわらず、表現の自由が錦の御旗になるとでも思っているのか、表現の自由を繰り返すだけで何も対策を行っていません。
むしろ、性表現規制は間違っており、全く規制すべきでないとでも言っているように聞こえるような発言を有名な漫画家や編集者、関係者がしていることもあります。
性表現に限らず、表現の自由によって生み出されたものに反発する人は常に存在します。
過去にも様々な問題で対立が生まれてきましたが、今回のようにその声に全く耳を貸さないことは無かったように思います。
だいたいは法によって規制される前に、業界がチェック機関を設け、そのチェック機関が審査を行うということで折り合いをつけてきました。
BPOやJARO、映倫、CERO、ビデ倫、ソフ倫といった各種団体は、そういった表現の自由とそれへの反発から生まれたもので、先人の知恵と言ってもいいでしょう。
前回この条例改正案が否決されてから大分時間がたちます。
業界側が規制及び審査を行う団体を立ち上げる時間は十分にあったはずです。
にもかかわらず、法案が成立する直前まで何もせず、成立することが確実になっても反対しかしていないのは愚かとしか言いようがありません。
表現の自由は自然権の頂点にあるわけでも不可侵であるわけでもなく、社会の中では他の権利と折り合いをつけなければならないものです。
表現の自由への反発が起こるのは初めてのことではないのに、過去の例に学ばないのは明らかに業界関係者の怠惰に他なりません。
自主規制も出来ず、自分たちは何を表現してもいいんだというような傲慢な表現者たちを、厳しい法令で規制するのは仕方のないことなのです。
そして第三に、これが最後になりますが、この条例改正案に反対する人たちが余りにも傍若無人だったからです。
全く無関係な掲示板に、長々と条例改正案に反対する書き込みを行い(内容が同じなのでコピペなんでしょうが)、周りの迷惑も顧みず反対しろと命令しているのです。
そしてこの条例改正案を推し進めてきた石原都知事や自民党、公明党を口汚く罵っているのです。
実は私は最初、この条例改正案には反対でした。
行き過ぎた表現があるものの、表現の自由は守るべきであり、法令ではなく業界が設立したチェック機関による自主規制に任せるべきだと考えていたからです。
しかし、あまりにも反対派が見苦しいことと、そして業界側の怠惰な態度に考えを改めました。
最近では強硬な条例改正賛成派になってしまいましたが、これは皮肉にも反対派と業界関係者のおかげなのです。
もちろんチェック機関を作っても、完全に過激な表現がなくなるとは思っていませんし、天下りや利権といった問題が発生するとはわかっています。
しかし、日本は自由主義の国ですから、権利と権利がぶつかる場合、ある程度で折り合いをつけなければなりません。
それによって多額のコストがかかるのは、権利を守るために仕方のないことなのです。
そして今回、他者の権利を蔑ろにしてきた業界が法令によって強制的に規制されたというわけです。
悲しいことですが、十分な時間があったのに何もしてこなかった幼稚な業界には当然の報いだと思います。
過激な性表現とは何でしょうか。
過激な性表現なるものに反発する人の権利とは何でしょうか。
私は性であろうが暴力であろうがテロリズムであろうが、規制することは間違っているし、規制は不可能だと思っています。
規制すればアンダーグラウンドに潜るだけ。
むしろ堂々と出版して、人間が作り出した下品な作品を鑑賞できるようにすべきだと考えます。
サド侯爵の文学もチャタレー夫人も、かつて有罪判決を受けましたが、今では藝術とされています。
自主規制する機関が必要だというのは、過激な性表現を悪とする前提からでしょうか。
私は犯罪行為を含めて、文学でも漫画でも悪らしきものを提示する義務があると思っています。
なぜなら人間の中に悪らしきものが存在し、そのことを示すのは人間を描く藝術の重要な役割だと考えるからです。
さらに、悪の定義が人によって様々である以上、絶対の悪も、絶対の善も存在しえません。
それならば人間が考え出すことのできる範囲の表現はすべてオープンにすべきだと考えます。
後は鑑賞する者が自由に解釈すればよいし、鑑賞したくなければ無視すればよいだけです。
規制の範囲がいい加減すぎるしあいまいすぎます。
流血表現、暴力表現、キスなどの表現まで規制されるというは、今売られている漫画のほとんどが規制される事になります。
みんなが名作としている漫画なども全てですよ。
もっと大げさに言えば今の漫画やアニメは全てなくなるかもしれないという事です。これは大げさではないと思います。
見たくない人、読みたくない人は見なければいい話じゃないですか。関わらなければいいじゃないですか。私はそう思いました。
すばらしくクリアな物の見方をしておられると思います。
一般に出入りの出来る店舗では、安心して買物をしたいものです。
大人は読みたければ読めるし、読みたくなければ読まないことができます。
未成年がこっそり成人指定の本を買うのも結構なことです。子供たちの好奇心や冒険心は、成長の現われですし、当然のことです。
でも、子供たちの精神育成について心配し気をつかうのも、まっとうな大人の国民として当然のことだと思います。
今回の規制が、活動家の人たちの心配するような言論弾圧に進まないようにするには、これから私たち自身が行政に関わり、提案し取り組んで行く努力が必要です。子供たちの未来は決して他人事ではありません。
しかし実際のところ、それほど深刻な事態にはなりえないのではないかとも思います。
むしろ規制されていない物の方が「子供向き」なのであり、マイノリティになって行くのではないかと思うのです。
私たちは多分大人なので、大人から見れば、そういうことになります。
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/ / ∧ ∧\ \< 嫌なら見るな! 嫌なら見るな! >
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確かに、最近はえろいものなどが増えてきました。
ですが、私は断固反対します
青少年に性的なものが駄目なのだとしたら、DVD屋のように18未満禁止などの場を作ればいいもの
それをどうして丸めてすべてを駄目にするのかがよくわかりません
ドラ●もんだって、じゃい●んの暴力シーンで駄目にはならないんですか?
サザエ●んのわか●ちゃん、パンツ丸見えですよ?
まる●ちゃん、お風呂のシーンありますよ?
あの有名なポケ●ンなんて戦闘により一発アウトですよね?
あなた方は子供が好きな番組をすべて否定するのですかっ
小さい子はアニメから何かを学んだりするはずなのに
それを無くさせてどうするんですか
いこーる、漫画家の職をなくすということですよね
集英社、小学館、その他もろもろの企業を敵に回すということ
確か、声優がたのちょっとしたえろい声も違反になるとか。それは人権に対して問題ありかと
ニートフリータが多い社会やらナンやらといっている政府がどうしてそれを増やすような事をするんですか?
断固絶対認めたくないほど反対!(゜д゜#)ヤキ入れんぞ
あと口が汚いのは石原氏も同じですからね。それもあっちは公共の場なので始末に負えない。
それを押し切って、無視してまで通すような条例なのかという気持ちがまずあります。
他にすることなんていくらでもあるのではないかと思うんです。
規制を全くしないでいいというわけではないし、表現の自由を高らかに掲げる気もないですが、
少しでも表現の自由にかかわった問題である以上、当事者、つまり漫画家などを交えた
極めて慎重な協議が必須であると思うんです。まさに急いては事を仕損じてるように思います。
一旦規制が成されたら緩和なんてそう簡単にはできませんよ。
青少年への悪影響、ないとは言い切れませんが所詮確率論です。マスコミが明確な根拠を示さずに
持ちあげてるだけに思えます。「青少年への悪影響がないと言い切れるのか」という肯定派の反論を
耳にしましたが、まずこっちが聞いてるんです。悪影響があるという明確な根拠を示してほしい。
ゲームならCERO、漫画なら18禁、コーナー隔離など常識があればわかるような表示はされています。
業界が怠惰であったということですが、何か実害を及ぼしたと断言できないでしょう。
そんな文化に自主規制を要求する方がバカバカしいんじゃないですかね。
何にしても可決までの流れが速すぎです。何を急いでるんですか。
誰が得するんですか。ハッキリ示してほしい。「かも知れない」で通していい条例ではないです。
治安維持法を彷彿とさせます。今回はアメすらないですけどね。
既に留意されているとは思いますが、政府関係者の言葉で無い限りどこで何を述べようと基本無意味です。そのことを念頭に置いたうえでブログ活動に専念することを強くお勧めします。
そもそも、皆さん過剰反応し過ぎです。
アメリカあたりへ行くと、千と千尋の神隠しの映画上映に対してでさえ「12才以下の子供は、見ない方がいいんじゃね?」程度の規制がついていたらしいです。
見ると逮捕される、とかではなく「見ない方がいいんじゃね?」程度の、指定です。
規制っつったって、いくらなんでも、政府が表現の自由を完全に排除するような目茶苦茶な事をするとは到底思えません。
規制すべき過剰な性表現が、規制されるべくして規制されるだけ。
ただ、それだけのことだと思います。
エロ漫画が欲しければ、どうぞ、18才になってから、好きなだけ18禁コーナーに入って、エロ漫画を買って下さい。
また、近日、可決に反対する人の呟くツイッターを見ていたのですが、私は、彼のコメントは実に愚かだなあと思いました。
つぶやきの内容はおおよそこうでした。
「可決に反対です。
なぜならば、表現者の表現に対し、
権力の介入があるからです」
……
……らしいです。
よく、意味がわかりませんね?
何故、権力の介入がいけない事なのでしょうか?
そも、近日の漫画業界は腐っています。
異常な表現に関してはもちろんのこと。
知人の、漫画業界内部に詳しい芸術家の方に
「近年の漫画は、
昔に比べて、色々なベクトルで、
レベルが下がっているようだが、
なぜ、あんなに、えげつないのか?」
と問いただしてみた所。
「漫画業界は、えげつない奴が
生き残るシステムになってるんだよ。
上の者は、自身の権力を守るため
下から這いあがってくる者の才能の芽を
常に摘もうとしているし
一部漫画家の
アシスタントに対する不当な扱いは
下手をすれば犯罪レベルだ」
と、言っていました。
私は、これを聞いて、愕然としました。
むしろ、業界には、もっと権力の介入が必要だと思います。
表現だけでなく、人間的にもえげつない表現者たちには、それなりの罰が与えられるべきです。
私はそう思います。
アニメ・漫画のみが規制されて実写が許可されている。これは石原氏が自分の実写映画(性描写含む)を規制しない為かと。
性描写だけでなく、法に反する描写は一切禁止にできる。その上でどれを規制するかは、二十人程の『主観』により決定されます。
近親相姦の描かれた火の鳥はOKで、ドラえもんのしずかちゃん入浴は駄目になるそうです。
少年ジャンプを例にあげると、この条例ではワンピースやNARUTOも規制『出来る』ということです。実写の殺人描写はOKで、漫画の暴力描写は禁止できます。
出版社が反対するのも当然でしょう。
また、各小中学校のPTA代表に対し東京都青少年治安対策本部総合対策部少年課副参事は『どう見ても通常の書店のコミックスの棚には並ばない18禁コミックスを数冊』を、
「おかあさんたちはこのような恐ろしいものが、普通の本屋で、子供たちの手に届く形でおいている事を知らないので、こうして持ってきているんです」
と言いながら、約50人近くの父兄(PTAなのでほとんどが母親)
に、回覧させて反対署名募っているようです。
http://ironyt.exblog.jp/15523806/
これらの詳しい情報は大手マスメディアでは全く報道されていません。だからこそネットで騒がれているのでしょう。
規制に賛成するにしろ反対するにしろ、多くの人は詳しい事情を知らないのが現状であり、もっと知って貰いたいですね。
仰りたいことは、非常にわかります。
出版社などの業界の自主規制や自重が、近年甘くなりつつあり、徐々に本屋に並ぶようになったことに対しては否定できません。
表現の自由ということを逆手にとって、なにをしてもいいというわけではありませんから、その辺りはしっかり立て分けてほしいとは思っていました。
そのため政府側が強硬手段に出たのは、自業自得だというのも否めません。
その点については賛同できます。
けれど上記のUnknownさんが仰るように、実写は小説は良く、アニメや漫画などの規制だけ、という点が腑に落ちません。
テレビドラマにも、性描写ととれるベッドシーンはありますし、小説にも多大な性描写の含まれる作品はあります。
それらは明らかに成人指定の作品でない限り、普通に子供にも見ることができます。
グラビア等の雑誌も、普通に本屋に置かれていることもあります。
それら実写等の方が、子供に与える影響は多いのではないでしょうか。
実際に年齢制限を区分けするというだけなら反対するつもりはありませんが、同じするなら小説や実写も同じように公平にすることが妥当だと思えます。
それに戦前の日本には、内容に関わらず漫画の所持、政府に対する反思想などの書物等を持っているだけで犯罪者として捕まる時代がありました。
今回の規制の仕方の運行次第では、それに近い状態になってしまう可能性もあります。
それに反対派が、コピペをあちこちに反対の意見をばら撒いたのは、おそらくは一部の過剰派だろうと思います。
それは賛成派にもいるのではないのでしょうか。どちらか一方が、とは言えない部分はあると思います。