世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

砧保育園での「体験学習&命の教育」

2008年06月15日 | 視察&勉強会
今日、日曜日は、先日議会で質問した「どこでも田んぼ」を完成させた
区立砧保育園へ行って来ました。



地域のNPO等の方々のご協力によりこのような田んぼができ、田植え
がされていました。

後ろにあるのは、これから “緑のカーテン” になるひも(シュロナワ)。
手前はじゃがいもを作っているところ、だそうです。



議会質問でも紹介させていただきましたが、ちゃんと “雨水タンク” を
設置して、そこから田んぼに水が行くようにしてありました。

そして、今日は、もう一つ、視察させていただきました。

それは、「自然体験&命の教育」とも言えるイベントです。



生きているニジマスを自分でつかみ取りして自分で命を絶ち、自分で
さばいて、自分でクシに刺して、自分で焼いて、自分で食べる。
これをする事により、「自分の命は今この手の中にあるこの命に支え
られているんだ。だから大切に残さず食べて、感謝しょう。」と体で
感じることができる!!

という体験イベントが、砧保育園で行なわれてたのです!



子どもたちは水に放たれた魚を捕ろうと必死。
お天気がよかったので、水遊びが気持ちよくて、ワーワーキャーキャー!



そして、自分たちの手でさばきます。

その後、炭火で焼いていただきます。
捕れたての魚の味は格別だったことでしょう!



子どもたち、保護者、地域の方々、園長先生はじめ保育園の先生方、
それから区の職員の方々(も色々お手伝いに来て下さっていました)
みんなが一緒になって、本当にすばらしい体験活動が行なわれて
いました。

田んぼもすごいけれど、このような生きた魚で「他の命をいただき
ながら私たちは生きている」ということが実感できるような貴重な
体験を、保育園でできるなんて本当にすばらしいですよね!

このイベントを企画した地域の方によると、学校の先生にもお話を
したら、感激されて、ぜひうちの学校でもやってください!と言わ
れた、ということです。

いいですよね、こういう体験学習って。
ぜひとも、区内で、できるところ、希望するところに広げていけたら
と思います。

※参考までに

私は、平成18年3月の予算特別委員会で、この「魚での体験学習」の
ことも取り上げています。以下に、その部分の議事録を貼り付けます
ので、お時間があったら読んでください。

   ↓

食べること、食べ物から命を感じることが大切なわけですけれども、
その具体例として、子どもたちにさまざまな自然体験を提供している
方から私はお話を伺ったのですけれども、そこでは、例えば川で魚
をとって、その生きている魚をその瞬間にバーベキューにして食べる
ことで、命をいただくということにも触れ、子どもたちに命を感じる
体験をさせているということです。

その話を聞いていて、すべての子どもたちに一度はこうした経験を
させることが必要ではないかと私はつくづく感じました。

スーパーで売っている魚や肉の切り身しか知らない子どもたちが、
その魚や鳥や豚や牛など、その命を感じ、それらをいただくありが
たさを実感できるでしょうか。私の知り合いにも、もう成人した大人
ですけれども、魚の頭がついていたら、それを見たら、残酷で食べ
られないという人がいますが、切り身だったらへっちゃらで食べて
しまう。

つまり、命をいただいている、他の命を奪っているということが感じ
られたらだめ、感じられなければ全然オーケー、こういうことでは、
食べ物を物として見ている、そういう感覚だと思います。ほかの命を
いただいているのだから同じことであるのに、実感していないという
のはちょっと問題ではないかと思うわけです。

ですから、先ほど申し上げたような、魚のバーベキューの体験です
とか、田植えや農作業の体験、これもとても重要なことだと考えます。

田植えをして稲を育て、その成長を見ながら植物にも命があるという
ことを感じ、そして最後にお米を収穫するという一連の体験、これが
できたらどれほど貴重なことでしょうか。

◎小島教育指導課長(答弁)
教育委員会では、さまざまな自然体験、社会体験が大変重要なことと
考えております。平成18年1月に「体験活動検討委員会」を設置いたし
ました。

委員ご指摘の川などでの活動や田植えを初め、さまざまな体験活動の
可能性につきましても、検討委員会において研究を進めてまいりたい
と考えます。

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