世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

区政会館(飯田橋)にて「特別区議会議員研修」

2010年01月28日 | 視察&勉強会
昨日は、午前中は健康診断で、午後から飯田橋にある「区政会館」で
開催された「特別区議会議員研修」に行って来ました。

テーマ「特別区制度をめぐる課題」
講師:特別区長会事務局 志賀徳壽次長



     
   (いつものように「ポメラ」でメモを取ります)


23区の問題 ⇒ ふつうの「市」よりも権限が少なく、財政面でも都に
依存する特別な制度になっている。区、区議会には無駄が多い、と
言われている。

■なぜか? ⇒ そこに存在しているのが「都区財政調整制度」です。

固定資産税を中心とする「調整三税」が東京都にとられ、まずは、都
の「大都市事務費」と、区が使える分の割合をどのくらいにするか、
毎年協議されます。(現在は、都45%、区55%)

そして、23区が平均化するように(税収が少ない区に)配分する、と
いうものです。(港区、渋谷区などは分配ゼロ)

毎年、協議で問題となるのが、都と区の役割分担についてです。

できるだけ、区の自主性を広げることが重要だと思います。

都の事務と財源は、どうしても都でしかできないこと、に特化すべき
でしょう。

■都の言い分 ⇒ 「基礎自治体」としての体力がどの区にもあると
言えるのか?受け皿になりうるのか?

⇒ 大丈夫、ご心配なく!という状況になっている(講師の談)

また、各区がどのような形で自立するかは、それぞれの区に任せる
べきである。

…とはいえ、道州制の議論もあり、17名の委員で「自治のあり方
検討会」が設置された。

そうなると、「東京はどうなるのか?」「東京をどうするのか?」という
ことが問題となってくる。

毎年、「都区制度についての勉強会」が開催されていますが、結局、
何年も同じ課題が取り残されています。

このほか、「第二次地方分権改革の流れ」(新政権になり「地方主権
改革」となった)についても講義がありました。

「道州制」については、経済界はこぞって推進せよ、と言い、町村会
は反対しているということです。

私は、人口84万人の世田谷区は少なくとも「市」並みの権限を持つ
べきである、と考えます。23区横並びで東京都の子ども、みたいな
位置づけから脱却すべきです。

ただ、これまでの23区相互扶助のような支援体制を一気にやめる
ことはできないでしょうから、移行措置というか、段階をおって、
何年以内に各区が独立できるように、と、計画を立てて自立の道を
さぐるべきだと思います。

多くの議員がまだ新年会が続いているせいか、参加者、いつもより
少なかったですね…。


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