世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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GW、685万円の予算審査をスルーして世田谷区長がオランダに外遊!

2014年04月30日 | 議員活動

世田谷区民の皆さま、ご存知でしょうか?

保坂区長が、予算特別委員会で何の報告もせず(議会の審査をスルーして)

このゴールデンウィークに685万円の区税を使ってオランダへ外遊する

そうです。

その報告がなされたのは、予算委員会が終わり、新年度が始まって22日間

も経ってから。つまり、出発前ぎりぎりになって、のことでした。

昨日の東京新聞でも取り上げられていますが、文教委員会で出た意見は

その通りだと思いますし、うちの会派の大庭正明幹事長も意見を述べて

います。

 

我々議員は、必要性や費用対効果を考えた上で予算の賛否を決めます。

それを、約700万円もの区税を、議会のチェックもなしに(させないように

して?)、好き勝手なことに使うなど許されるでしょうか?

 

この予算を要求したのは昨年の11月頃です。

そんなに前に計画していたことなのに、本年3月の予算委員会では何の説明

もありませんでした。ありえないことです。

 

しかも、ひそかにつけた予算は「職員研修費」ですよ!

「職員のための研修費」として計上されている予算(税金)を区長が使う

なんておかしくないですか?

 

そして、何より、唐突だということです。

これまで、オランダの教育のことなど、一度も話題になっていません。

もし、教育委員会で、何度も議論になっていて、現地に視察に行って直接

状況を見てこよう!という経緯や積み重ねがあったのであればまだしも、

まるで思いつきとしか思えない状況で、しかも、教育長だけでなく、なぜ

区長が行く必要があるのでしょうか?

 

私は、先々週、アジア議連で台湾視察に行きましたが、もう何年も前から

「世田谷区の姉妹都市はアジアにはひとつもない。これからはアジアとの

交流が大事になる。アジアのどこかの都市と姉妹都市交流ができないか」

と、議会で話題になり、議論してきた経緯があります。その上で、やっと

今年になって、可能性がありそうな国に視察に行ってみよう、という運び

となったのです。視察費用は一人14万円。行政用語がわかる通訳をつける

ので格安ツアーより高めですが「別途税金で予算をとることなくそれぞれ

の政務活動費を当てる。食事代等は自費」としています。

 

区民の目線、区民感覚で税金の使い道をチェックする議員の立場としては、

今回のようなやり方で区長が何百万円もの税金を、まるで国会議員の外遊

のごとく好きに使われてはたまらないと思います。

 

世田谷区民の皆さんはどう思われますか?

 

ちなみに、同じ会派の桃野よしふみ議員も、この件ブログで述べています。

こちらをご参照ください。

 

 

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